わたしが好きな「田村ゆかりシングルCD」
この記事は「ゆかりっく Advent Calendar 2019」 8日目の記事です。
声優「田村ゆかり」さんについての記事を書くアドベントカレンダーです。
先日の記事を見ていただいてフォローしていただいた方には申し訳ありませんが、完全に趣味の記事ですので、バックしていただいて構いません。
さて、このアドベントカレンダーですが、ちょっと他の方の熱量と語彙力溢れる記事に良い意味でドン引きしてるので、ここらでハードルを下げるための記事を書いておこうかと思います。(予防線)
というわけで。
わたしの好きなゆかりんシングルCDベスト10〜〜〜〜!!!!
「好きな曲ベスト10」とかはよくTwitterとかでもやってるんですが、シングルCDとして総合的に好きなやつを5つ上げます。個人の独断と偏見による選択です。
先に言っておきますが、わたしの一番好きな楽曲は「君をつれて」です。多分この先よっぽどのことがない限り、楽曲単体で見るとずっと1位だと思います。
ですが、今回は「シングルCDとして考えた時に好きなやつ」という基準で選んでみました。
というわけで行ってみましょう。
[10]
おしえて A to Z
[2010.04.28]
01. おしえて A to Z
02. 裸足のプリンセス
03. 涙のループ
さてまずは10位「おしえて A to Z」です。
このシングルに含まれる3曲ってどれもとても「おしえて A to Z」っぽいんですよね。
「裸足のプリンセス」も「涙のループ」もどこか世界観が近いというか、ジャケットの女の子(まあゆかりんなんですが)が主人公のお話に感じます。
これって実は結構ゆかりシングルにしては珍しくて、1枚のシングルに3〜4曲あったら、半分ぐらいは 「違う世界観」が入ってきたり、表題曲が特に目立つようなバランスになっていたりするように思うですが、このシングルは3曲が3曲とも表題曲的な印象を受けます。「3曲で1つの表題曲」というか。
それの印象をより強くしているのがこのジャケットだと思います。
イメージとしては「AtoZ」の好奇心強めな女の子の世界。でも、物で溢れ買っているというわけではなく、少し不安定で心のスキマがありそうな写真からは「涙のループ」のメランコリックな印象や、「裸足のプリンセス」の空想的な印象も感じられます。
[9]
Endless Story
[2011.10.12]
01. Endless Story
02. Rainy Rainy Sunday
03. 太陽のイヴ
実は「Endless Story」って、楽曲単体で見ると個人的にはそんなに順位が高くないんですよ。勿論嫌いとかではなくてよく聴くのは聴くんですが。
でもシングルCDとしてはメチャメチャ好きなんですよね…。
この3曲の並びをみたら、なんかすごくシックリ来るというか。すごく変な…勝手なイメージですが、ポケモンの御三家っぽい安定感というか…笑
バランスがいいですよね。
かといって、それぞれの曲に繋がりが強いかと想うとそんなこともなく、それぞれが独自の世界観を構成されている。一人で独立して戦っていけそうな存在感です。ある意味「おしえてAtoZ」とは真逆の。
多分それは「Rainy Rainy Sunday」も「太陽のイヴ」も、ちゃんと「キミ」が目の前にいるからなんですよね。
だからこそこの3曲をまとめたCDの表題曲が「Endless Story」っていうのも素敵。
[8]
恋は天使のチャイムから
[2018.02.21]
01. 恋は天使のチャイムから
02. Sweet Trap
03. Double Fascination
04. 横顔
でました!恋チャイ!
納得感高めな方も多いのではないでしょうか?
なんと言っても、約3年ぶりのシングル。
そして期待を軽く超えてくるこの完成度。
圧倒的な世界観の良さと、表題曲とジャケットの親和性。
インタビューでもあったように、構成だけで言うと非常に「わかりやすい」シングルなんですよね。2019年の今の田村ゆかりライブを凝縮したような。
もしこれから田村ゆかりさんに興味をもってCDを、というかた、または配信で1曲しか聞いたこと無いというかたには、是非1枚を通して聴いてみてほしい。そんな幅のある曲です。
[7]
恋せよ女の子
[2005.05.25]
01. 恋せよ女の子
02. 君をつれて
03. candy smile
はい、この順位です。「君をつれて」単体でも圧倒的に好きなんですが、このシングルの凄さは「双方向の目線」だと思うんですよ。
「恋せよ女の子」は女の子が"恋"にむかって踏み出す一歩を。
「君をつれて」は男の子目線で、不安定な未来へ向かっての覚悟を決めるような。そんな自分を励ますような。
「candy smile」はまた女の子目線にもどって、未来へ進むステップを。
こう続けて書くとわかりやすいですが、このシングルの凄さって「君をつれて」を2曲目に入れていることなんじゃないかなと。
「恋せよ女の子」って表題曲で、1曲目と3曲目はわりやすく女の子を応援する曲。それなら(ともすればよくある)アップテンポな恋の歌です。
ですが、2曲目の「男の子目線で女の子の未来の幸せを想う曲」を入れたことで、1曲目と3曲目の深みが増すというか。
特にやったことない人は、是非2曲目「君をつれて」と3曲目「candy smile」の歌詞を対比しながら見てください。
[君を連れて]
♪立ち止まって 君にサヨナラ なんてできない
[candy smile]
♪ずっと止まらないでね おっきなエールおくるよ candy simle
みたいな!!!!エモ…(語彙力)
この2曲の並びだけでもベスト10に上げさせていただきます。
ありがとうございます。
[6]
あのね Love me Do
[2014.12.24]
01. あのね Love me Do
02. エキセントリック・ラヴァー
03. まだ好きでいさせて
04. you
「え、ここで、【あのね Love me Do】!?」という声が聴こえてきますが、まあ落ち着いてください。
このシングルの強みは、可愛らしい表題曲、ロックな曲、スローテンポな曲、しんみりした曲と、方向性の違う収録曲4曲の圧倒的パワーです。
一見するとシングルとしてのまとまりはそこまでないように感じます。
しかし、このシングルのポイントは「時代感」です。
2014年から2015年頃のあの空気感、王国民なら覚えていますよね。
なんとなーく、未来が晴れないような、五里霧中な感じ。
そんな中発表されたこのシングルは、インタビューでの言葉を借りると「等身大の田村ゆかり」がテーマだったらしいです。
一見、方向性の違う4つの曲ですが、それぞれの曲が、それぞれの曲を通しての「みんなが思う等身大の田村ゆかりとは違う、本当の等身大の田村ゆかり」を表現している。だからこそ、この強い4曲が1枚のシングルとしてまとまって見えるんだと思います。
[5]
Beautiful amulet
[2007.08.01]
01. Beautiful Amulet
02. 虹色バルーン
03. Jelly Fish
04. 恋するラズベリー
ここまで散々曲の構成とか語っておいてすいません、このシングルに関しては、もうシンプルに「曲が全部好き」それに尽きます。笑
なんだか、こういうシングルにこそゆかりソングの良さが溢れている気がしませんか?
特にこの辺りの曲って、コナミっぽい少しファンタジーでアナログな色のある楽曲と、キングレコードらしいキャッチーでポップな曲が混在していていて、結果的に他のシングルにはない良い雰囲気が出ていると言うか…。
個人的にこのシングルを一言で言うと「ハンドメイド」なんですよね。機械的な匂いがしないというか、どこかアンティークな感じもしつつ、アナログな素材で作られているような、「世界はほしいものであふれてる」の番組でフランスの手芸特集とかされたときに出てくるような世界観というか。笑
ジャケットもどこかそんな印象ですよね?
なのは楽曲の表題曲しか聴いたこと無い方は、是非通して聴いてみてください。
[4]
You & Me
[2009.12.16]
01. You & Me feat. motsu from m.o.v.e
02. 星屑スパイラル
03. Super Special Smiling Shy girl
やってまいりました、ゆあみです。
「You & Me」が特に有名ですが、カップリングの2曲も見てください。「星屑スパイラル」と「Super Special Smiling Shy girl」ですよ!?どれもライブのアンコールを飾れる名曲揃い、個人的にキングレコード中期の三大楽曲です。チーズでいうと、ゴルゴンゾーラ、スティルトン、ロックフォールですよ(分かりづらい)
この3曲が1枚のシングルというだけで既に奇跡なんですが、なによりその並び順ですよ。ゆあみで上がったあとの、星屑スパイラルのキラメキ感・浮遊感、そこからのSSSSgのイントロ。円盤自体を手に入れるのは厳しいですが、今からこの並びだけでも聞いてください、ほんと完璧なんで…。
[3]
微笑みのプルマージュ
01. 微笑みのプルマージュ
02. アンドロメダまで1hour
03. 君とLOVE
04. 咲かせて乙女
ジャケットと収録曲のブレのなさ!
1曲目「微笑みのプルマージュ」から4曲目の「咲かせて乙女」まで、華やかで軽やかな空気感がブレなく伝わってきます。コンセプトがわかりやすい。
個人的にこのシングルに収録されている曲ってどれも「上がっていく」、上向きの曲のイメージなんですよね。もちろんテンポや表現はぜんぜん違うんですけど。
1曲目の「微笑みのプルマージュ(Plumage)」は羽という意味で、柔らかで軽やかに、暖かい空気のって舞い上がるような。(MVもそういうイメージでしたよね)2曲目の「アンドロメダまで1h」一人で、3曲目の「君とLOVE」は一緒に気持ちがどんどん高まっていくような、そういう高揚感。4曲目の「咲かせて乙女」は、東アジアのどこかの田舎町の石畳から舞い上がった花びらが夜空に溶けていくような。
このシングルCD全体が「華やかで舞い上がるような空気の塊」という印象です。この完成度の高さが、好きなシングルCD第4位の理由です。
[2]
Little Wish ~lyrical step~
[2004.10.21]
01. Little Wish ~lyrical step~
02. 永遠
03. Sweet Darlin'
めかりる〜〜〜〜〜〜!!!
急にまた語彙力がなくなってすいません。
これに関しては、かなり思い出補正も強いんです。自分が学生時代にリアルタイムで発売されたのもあって、そりゃ思い入れも強くなります。
自分がゆかりんを知ったのは2003年の4月でちょうど高校受験の年で、そこから高校に入って、バイトをして初めて買ったゆかりシングルが「Little Wish」でした。だからこのCDは(内容ももちろんですが)思い出の一枚です。※ちなみに初めて買ったアルバムは琥珀の詩、ひとひら。です。
それに「Little Wish」だけじゃないんですよ、このシングルは。
表題曲が希望に溢れた「Littel Wish」なのに対して、カップリングは、しっとり憂いを帯びた「永遠」と、エキゾチックな魅力あふれる「Sweet Darlin'」どちらも超がつくほどの名曲です。
よく考えてください、2004年ですよ?
既にこの時点で、今につながる「田村ゆかりソング」の魅了が凝縮されたシングルとしてある種完成された構成なんです。
[1]
夢見月のアリス
[2004.05.26]
01. 夢見月のアリス
02. 空の向こう側に
03. Sugar Time Trip
堂々の1位はこちら!「夢見月のアリス」です!!
2位がめかりるな時点で若干お察しだったかもしれません。笑
この「夢見月のアリス」はテーマ性と曲のバランス、ジャケットの雰囲気などトータルで、一番好きなシングルです。
個人的には初期のゆかりんのステレオタイプといえば、この一枚のイメージ。いつからか「アップテンポでキャッチーな曲」か「バラードこそ」みたいになった気がしますが。(それはそれでいいんですけど)
どの曲もとても空想的で、良い意味で気持ちが宙に浮いている一枚。
「Sugar Time Trip」はノンタイアップであるものの、ライブツアーのタイトルにもなった名曲。
このジャケット写真も、表題曲の「夢見月のアリス」というよりは「Sugar Time Trip」な印象です。エモさが爆発してる。
そしてこのシングルの中で一番好きな曲、個人的には全楽曲の中でもTOP5に入ってくる「空の向こう側に」が本当に最高なんです。
明るくて、希望があって。特に歌詞のこの部分が好きで。
♪名前の数だけ世界があるのなら どこへだっていけるのに
この楽曲が発売された当時のころの、自分の未来に対する気持を思い出させてくれるような。そんな一曲です。
自分の中では、この一枚こそ。
いつまでたっても、年齢や時代が変わって、よりファンになって、田村ゆかりさんとの向き合いかたが変わった今でも。
「一番好きなシングルCDだな〜」と思える一枚です。
最後に。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
いやー、もっと文章力がほしい。笑
ゆかりっく Advent Calendarはまだまだ続きます!
明日9日はくーきさんのT♡Cセトリ振り返り記事です。メッチャ楽しみ〜〜。
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