煩悩が止まらない《詩》
瞬きした数だけ欲が増えていくのなら百八つ
その程度だけじゃ足りないわ 明日にはあふれ破裂しそう
新鮮な恋もしなくちゃと片隅では考えるけど
憧れは光るダイアモンド そして煩悩は万華鏡
どんなに誘惑してみても 既にあの人は誰かさんのもの
だけど今だけは私の名前を呼んで 見つめていてほしい
あと何時間待てば会えるのか シミュレーションをして楽しむ
誘われたなら罠だろうが 喜んで飛びついちゃうわ
弟にイイ子ができた時 禁断めいた思案もする
恋多き乙女なんてもの つまり煩悩が多忙ね
ああ止まらない せき止められない
既にあの人は誰かさんのもの
だけど今だけは独り占めをして ダイアモンドを感じるの