【神話 ペルセフォネ】サブストーリー
前置き
神話では質界ハデスの果実を食べてしまったから、冥界に入ったという話だけれど私は物語りには多くの道筋や結果があっても 良いはず・・・・と思っています。なんせ神話は人間が作り出した物・・・と私のスタンスですから。
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絵のサブストーリー
水仙を摘もうとかがんだ時、地面が裂け冥界へと連れ去られ嫌々ながらも戻る事もできず、何日も過ごしお腹を空かせたペルセフォネは王から差し出されたザクロを4粒食べてしまったのでした。
無理に連れてこられた女神はそのザクロを食べる時ただ単にお腹が空いていたからなのか。それともこの状況下において冥界の女主人になる事を覚悟していたのか。それとも・・・と。
どの様な話でも結果までのストーリーには心惹かれると一人のアーティストとして思います。
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表情は、ぱっと見ぼんやりとした表情ですがハデスから渡された果実をじっと見つめるよりハデスに目線を。疑惑、迷い、野望、誘惑・・・その先を考えている表情とも言えます。今にも口にしそうな果実から2粒のこぼれた種。これは見せかけの信頼。
背景には遊郭にありそうな格子を描きました。一夜の夢。籠の鳥。
展示会で額装入りの原画が間近で見れます。
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マテリアル →水彩絵具 用紙→キャンソン ムーンド ロワ