見出し画像

ソロ活女子のススメのススメ

最近金曜深夜に放送されている『ソロ活女子のススメ』というドラマにハマっています。

主演の江口のりこさんが毎週多種多様な『ソロ活』を行うこのドラマ。
ソロ焼肉。ソロ工場夜景。ソロ気球にソロフレンチ。ソロボーリング。
その中で経験することや出会う人たちを通して主人公の五月女恵が様々なことに想いを馳せたり気付きを得たりするもう共感に共感しかないドラマです!!(語気強め)

ここで私もソロ活女子の端くれとして、ソロ活の魅力を存分に語りたいと思います!

…な~んて意気込んだものの、実は私の中で「一人で遊ぶ」ことも「誰かと遊ぶこと」もそんなに違うものでもないんじゃない?と思っています。
要は「誰と遊ぶか」が違うだけ。
「○○ちゃん」と遊ぶのか「××ちゃん」と遊ぶのか「自分ちゃん」と遊ぶのか。それだけの話。
「ソロ活」と言うとすごく仰々しく聞こえますが、そうじゃなくて
誰かと遊びに行くのもいいけど、たまには自分で自分を誘ってあげて遊ぶのも面白いよ!といったことを少し語りたいなと思います。

自分と遊ぶって案外メリットが多い

「ソロ活」の醍醐味ってなんといってもその「自由さ」にあると思いますが
その自由さの中身ってなんだろうと考えて少し紐解いてみました。

①「自分」とは100%予定が合います。
私の場合、仕事の都合上休みがほとんど平日しか取れません。
周りの友人はカレンダー通りの土日祝休みの人がほとんどだったので
私か友人どちらかが多少無理をしないと一緒に遊ぶことはできないような環境でした。
その点、自分とは100%予定が合います。
そりゃそうです。当然自分が休みの日に遊ぶわけですから。
急に「今日暇だな!でも急すぎて誰も遊んでくれないや!」ってなったって
私だけはどんなに急に私に誘われても応じることができます。
10秒前に誘ったって対応できます(笑)
なにせ予定を決めるのは自分ですから。
あと「私」は「私」の誘いを絶対断らないのも密かな利点だと思っています(笑)(人を誘う上で断られたらどうしようって気持ちは付き物だと思いますしね)

②「自分」はどんなことにも最後まで付き合ってくれます。
私は球技スポーツ、とりわけフットサルが好きです。
ヘタクソだけどボールを蹴って汗を流すと単純にメチャクチャ気持ちいいし、チームプレイを通して普段話せない人とも打ち解けることができる点も好きでした。
ですがヤンチャな小学生時代ならいざ知らず、大人になって「フットサルやろうぜ!」と言うにはなかなかハードルが高いものがありました。
また私の周りはスポーツが苦手・嫌いな子が多く、誘って一緒にやる雰囲気も元々ありませんでした。
しばらくはやりたい気持ちだけが燻って、だけど一緒にやってくれる人がいないからやらない…という悪循環にはまっていました。
ですがふと、フットサルが好きな自分ならとことん自分に付き合ってあげられるじゃないかということに気付きました。
私さえその気ならボールを蹴りたいと思ったときに蹴りに行ける。
試合をしたいと思ったときに試合ができる。
そう思うようになってからは個人が集まって知らない人同士でフットサルをやる「個人フットサル」というものによく行くようになりました。

私の好きなことに付き合ってくれる「私」がいたからこそできたことです。

画像1

③「自分」は好きなものをとことん尊重してくれます
旅先での好きな景色って人それぞれだと思います。
夜景だったり自然の景色だったり、はたまたお城など歴史ある建造物だったり。
私の好きな景色は「風力発電所の風車」でした。

画像2

初めて出会ったのは一人旅で行った日本最北端・北海道は稚内・宗谷丘陵。
遠くで見たときの雄大さ、かっこよさ。
近くで見たときの怖さ、不安さ、不気味さ。
自然の中に突如現れる人工物というミスマッチ具合。
全てをひっくるめて私の心の中の鐘みたいなものをガンガン鳴らされているような感じでした。決して「キレイな景色」というわけではない。
でもどうしても目が離せない。いくら見ても見飽きない。
これが「私の好きな景色」なのだ、と直感的に悟った瞬間でした。
あのときは時間にして40~50分はただただ風車を眺めていました。
誰かと一緒に来ていたらきっと5分と見ずに「さぁ次行こう」となっていたことでしょう。自分が風車が好きだということにも気付けず旅が終わっていたかもしれません。
でも私一人だったからこそ「私の好きなもの」に最大限の時間を捧ぐことが出来た。
これって結構貴重な経験だったなと今となっては思います。

「一人」だけど本当は一人じゃない

私にとって「私」って、いつでも予定を合わせてくれて
大切なものを尊重してくれてなんでも最後まで付き合ってくれる「友達」という感覚が強いです。
そんな気心が知れる友達って生涯なかなか何人も作れるものじゃないです。
だから「自分」もその「友達」の1人に加えてあげると今後見える景色も経験も断然増えてくるんじゃないかなと思います。私はそうでした。

一人でどこへでも行けるようになると、たくさんの景色を見ることができました。
島根県で東宝映画のような日本海の大海原を見て感動で全身がシビれたり、
北海道で野良猫感覚で野生の鹿を見て驚いたり、
香川県で一生忘れられないほど素敵な現代アートを見たり、
青森県・恐山でこの世とは思えないような独特な世界を肌で感じたり。

たくさんの経験をすることができました。
知らない人とフットサルやサバゲーができるようになったり、
素人のくせに演劇教室に行ってみて演技のダメ出しをくらったり、
全然英語喋れないのに外国人たちと夜通し色々なことを語り合ったり。

今まで全く知らなかったことをたくさん知ることもできました。
そもそも自分が風力発電所の風車が好きだということだったり。
米の「こしひかり」の名前の由来だったり。
日本の伝統建築技術「木組み」の仕組みだったり。
一人で入った食堂のご夫婦の馴れ初めだったり。

私は「私」という友達がいなかったら出会えなかったものにたくさん出会えました。
そしてそんな数々の出来事は家族も友人も職場の人も誰も知らない
私と私だけが知る特別な思い出ばかりです。

だから「ソロ活」というと”一人寂しく”なんてイメージがつきやすいですが、実は「自分を一番理解してくれる友達が1人増える」活動といっても差し支えないんじゃないか!?と思ったりしています。

友達と遊ぶのは楽しい。一人で遊ぶのも楽しい。
○○ちゃんと遊ぶのは楽しい。でも自分ちゃんと遊ぶのも楽しい。

そんな感覚でソロ活する女子(男子も)が増えたらいいなと思います。
\ソロ活は、いいぞ!/

いいなと思ったら応援しよう!