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なるべく明るい乳がん日記38カンチガイもハナハダしい私の運動

〜前回のあらすじ〜
乳がんの初期治療を終え、これからの人生を出来るだけ健やかに暮らすためにもええ感じに継続できる運動をしようと、ほったらかしにしていた『フィットボクシング2』を始めたことを書いてから随分間が空いた。その間何をしていたのかといえば国民の三大義務のひとつである納税のために会計ソフトを駆使しながら帳簿を整え、気が乗らないので筋少をデカめの音で流し、ダメ人間で踊りながら己を鼓舞し、マイナンバーカードを何度も何度も読み取って(あれどういう仕様なん?)なんとか大仕事をやり終え、入籍一周年だしということでちょっと温泉に行ったりしておりました。
そんなある日、確定申告作業のややこしさから逃れるようにネットサーフィン(まだ死語なってない?大丈夫?)をしていた私は背筋が凍るような情報を見つけてしまったのだった。
(タイトルはKANちゃんの名曲が詰まったアルバムから。)

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手術の後遺症として最も問題になるのは、リンパ節郭清や放射線療法が原因で、リンパ液がたまって腕が腫れた状態になるリンパ浮腫です。リハビリテーションは、リンパ浮腫の予防にも役立つと考えられています。リンパ浮腫を防ぐには、重いものを持ったり、腕を強く振るような運動を避けることも大切です。

キャンサーネットジャパン乳がんの手術による後遺症より抜粋


『腕を強く振るような運動を避けることも大切です。』


え??

フィットボクシングしない方がいいってこと…?


何が正しいのかわからないまま、忙しかったこともあり『フィットボクシング2』をしばらくやめてみた。(やる余裕がなかったともいう。)

結果。
そんなに差はないように思う。
やらない方が、腕は少し軽く感じる気がしないでもない。
でもこれは術後10ヶ月以上過ぎたからかもしれない。
(『フィットボクシング2』を始めたのは術後8ヶ月経ってから。)
待ちに待った『術後数ヶ月で戻ります』の数ヶ月がいよいよ到来した可能性もある。

現状。
まだ胸からわきの下、二の腕にかけて、特にわき周辺がピリピリしたりズキっとしたり、気をつけをすると右わき辺りにもたつきを感じる。
腕を上げるとわきの下からドレーン跡地辺りがピリつく。
右腕をかめはめ波を撃つ前みたいに(いや、撃ったことないけど)後ろへ引くと、二の腕後ろ側とキズ周辺、ドレーン跡地が引っ張られて痛い。
無傷の頃の皮膚の伸びは、加齢を差し引いてもたぶん戻らない。
("差し引く"とか書く辺りに確定申告作業の余波が感じられる。)


上半身に関してはこんな感じだが下半身は違う。
毎日毎日座ってパソコン作業をしていた私の足腰はダメージを受けまくり、齢五十にして腰をさすりながら茶を淹れに行く老婆と化した。なんてことだ。ちょっと動かないとすぐに老いる。凄まじいスピードで。恐ろしい。


そんなわけで運動をしよう!!
『フィットボクシング2』の復活だ!!
右腕のパンチだけちょっと打つのを控えて、ダッキング(真っ直ぐ下に屈む動き)とウィービング(右や左に屈む動き)を重点的にやろう。
フリーというメニューにある「しっかりストレッチ」は10分くらいかけて身体をほぐすものなのでそれもやろう。


……という決意を座りながら書いている。
座り続けるのがいちばん良くないのに。

まぁ、無理のないように。やろう。


そういえば Switchでギターの練習まで出来るらしい。


Switchにリハビリゲームがあってもいいのになーと思う。
"この不調にはこの運動"みたいな感じで回復に向かって適した運動を提案してくれて、励ましてくれて、運動したらカレンダーにスタンプ押せて、体重とかBMI値を確認できて…って後半全部『フィットボクシング2』やん。

でもそんなのあったらいいな〜
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