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juice=juice『微炭酸』今更男性目線で考察してみた。

今更5年前の楽曲を考察するなんてこいつ新規か?と思った方!はい!そうです!


最近微炭酸という楽曲をめちゃくちゃ聴いているのですが、あまりにも映像が浮かんできてしまったので、どちらかというとハロプロの楽曲ではあまり語られてなさそうな、男性目線寄りで楽曲を考察させて頂きたいと思います。
引用の仕方おかしかったらすぐ消去します。
(5年前の曲なので擦られていると思うので、同じ様な考察が以前に残っていたらすみません。)



背景

口をつけたサイダーを互いに飲んでも気にならなかったくらい昔からの幼馴染だと思うので、少なくとも小学2〜3年生の頃からの幼馴染、
4〜5年生辺りから隠し事はしないくらいの仲の良さになった。
中学に上がっても冗談を言い合える仲だったが、周りとの関係性の中で急に意識をする様になってしまい、関係が壊れるのを恐れて互いに気持ちを上手く言い出せず、そのため少しずつ疎遠になっていった。更に違う高校に進学したため離れ離れになった。

始まり

私(女)
進学して1ヶ月くらい経った頃、君から話したい事がある的なニュアンスで連絡があったので、もしかしてこの気持ちが進展するんじゃないかと思い嬉しくなって、春らしいネイルを塗ってデート用の服に身を包んで出かけた。

君(男)
進学した高校で、クラスの女子に告白され付き合う事になったが、好きかどうかは正直曖昧、ただ好きになってくれた相手に応えようと、初めての彼女なので女心を知るために、仲の良かった私に相談を持ち掛けたいなと思い連絡をした。

考察

『見透かされてしまいたくて早起きしたのに
 春色した爪の先を
 袖に隠して心ブレーキかけたの』

juice=juice『微炭酸』より引用


口には出せないけど、好きという事がバレてしまわないかな?と、ワクワクしながら早起きして準備したが、君から彼女ができたと言われて爪を隠して気持ちにブレーキをかけた。(打ち明けられるのはその先の歌詞だが、心が逸る私の気持ちを表現する為に、あえて状況を前後させているのでは?と思っている)

『「彼女ができた」
 嬉しそうに頬赤らめる君
 なにも言えずに
 お揃いの顔してやり過ごしてる』

juice=juice『微炭酸』より引用


隠し事はしない仲なので、彼女ができたと伝えるとポジティブな反応があると思ったが、思ったより気まずい顔をされてしまったので、違和感を感じてお互い気まずい顔になってしまった。(でも多分君は嬉しそうな顔というより、彼女ができたことを伝えるのに慣れていないし、それを幼馴染に伝えるという気恥ずかしさで頬を赤らめているが、私には嬉しそうに頬を赤らめている様に見えたんじゃないかと思う。)

『君にだけ相当純情
 手遅れの素直さに
 今更泣いたってダメ』

juice=juice『微炭酸』より引用

好き過ぎて好きと言えなかった。でも今更素直に好きと言ってももう手遅れだし、今更気持ちを伝えて振られて(相手が好きではないかもと思っているので)泣く事もできない。

『友達なら隠し事はしないでいようね
 まだ子供でいられた日の約束が憎い』

juice=juice『微炭酸』より引用

隠し事ができる関係なら、彼女ができたと伝えられる事はなかったんじゃないかと思い、子供の時の無邪気でいられた時の約束が憎い。(今の今までそんな関係がとても居心地良かっただけに余計に憎い)

『信号待ち君が不意に冗談飛ばすけど
 手を叩いて笑えなくて
 ねえこんな私をつまらなく思うでしょ?』

juice=juice『微炭酸』より引用

君は私の元気が無いので、いつもの様に冗談を言って笑わせようとしたけど、笑ってくれなくて、益々気まずくなっている。
一方私は、上手く笑えないこんなつまらない私の事を、嫌いなってくれた方がいいんじゃないかと思っている。(本当は嫌いになんてなって欲しくないけど。)

『「ひとくち飲めよ」
 無邪気な顔で差し出すサイダー
 気の抜けた味
 当たらず障らずの私責めるみたい』

juice=juice『微炭酸』より引用

間が持たなくて、『ひとくち飲めよ』と、できるだけ無邪気な顔に見える様にサイダーを差し出した瞬間が、この曲の一番の肝の部分だと思う。
今までならただの間接的な接触なので、私は心ここに在らず状態で、何も意識せずに飲んでしまったが、初めて恋愛話を打ち明けた君は、そのサイダーが帰ってきた時に、二人の間に今までに無い気づかない様にしていた意識ができた事に気づくと思う。
中身は減っているのに質量は減っていない、むしろ増えた様に感じる。そして私は自分(君)の事が好きだったのではないか?という事に気づくんじゃないかと思う。
そして次のサビの歌詞と対比にもなっている。

『微炭酸しゅわしゅわ
 気づいたあの日から弾け切れない私が嫌い
 故意に君の手そっと
 触れたりができたなら
 想像だけじゃもうダメ』

juice=juice『微炭酸』より引用

本当に好きだったんだと気づいた日から、逆に本当の気持ちを言えなくなってしまった自分を嫌いになりたい、でも今故意に君の手に触れたら、その瞬間にこの気持ちは伝わって、相手が手を握ってくれたりするのかもしれないと思っている(というか多分握ってくれたと思う。)(実は手に触れずとも、サイダーのやり取りで気持ちは伝わってしまっている事には気づいていない事が前の歌詞と対比になっていて、めちゃくちゃ泣ける。)

『予告もなしに訪れた青い季節への自覚が
 きっと君より少し遅かっただけで』

juice=juice『微炭酸』より引用

私は、君の方が先に恋愛という青い季節に進んでしまったと思っていて、私にその自覚があればきっと、君に彼女ができるより先に、自分の気持ちを伝える事ができたんじゃないかと思っている。(個人的には私の方が、先に恋愛対象として意識した自分の気持ちに気づいたから辛いんじゃないかと思う。)

『信号がちかちか
 誰にも聞き取れない小さな声で
 「好き」がこぼれた』

juice=juice『微炭酸』より引用


もうこの気持ちは伝える事はできないけど、それでも信号が点滅する様に何度も溢れそうになっている。そして信号が変わってしまったらもう二度と言えないんじゃないかと思った瞬間に、抑えようとしていた「好き」がこぼれた。

『今更届いたってダメ』

juice=juice『微炭酸』より引用

本当はこぼれた好きが届いてくれたらと思ってはいるが、今届いたところで、こんなに好きな君を困らせるのは苦しいという気持ちとの板挟みになっている(段原瑠々ちゃん最後の歌唱に全て乗っている気がする。)



以上です!




総括

個人的には二人ともとてもピュアで良い子だという前提で考察を進めていきました。
いや多分若い頃の恋愛ってそういう物だったと思います。
だから上手く相手に伝えられなくて、すれ違い続けるという。
そして飲み物を渡して帰ってきた時に絶対に気づいたはずなので、それをお互いが同じ感情として取れていれば、違った結果になったんじゃないかな?と思うんですよね。
また歌詞の続きがあるとしたら、多分大学辺りでもう一度会って、付き合う展開を期待はするんですけど、現実は意外ともう交わる事は無かったたりする事が殆どですよね。
そしていつの間にか炭酸が抜けて、殆ど炭酸(感情)が残っていない水の様になっていくみたいな。

         終了


あっ!最後言い忘れてたけどMVのやなみん綺麗過ぎる!!!

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