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ショートショート「粗大ゴミ」

ルール:思いついた3ワードで短編小説を作ります。
今回の3ワード:扇風機,カーテン,玄関

『必要性』

ある朝の出勤時、玄関のドアを開けると、ドアが途中で何かにガタッとあたった、覗いてみるとそこには見知らぬ扇風機がおいてあった。それは自分のものではなかったので特に気にも止めずそのまま会社へ行った。

会社につくと自分のデスクの上にまた扇風機が置いてあったその扇風機も自分のもではないので下にどけてそのまま仕事を続けた。

家に帰るとリビングには扇風機が置いてある。これは自分の扇風機だ。暑いのでそれをつけて涼んでいた。

次の日、玄関を開けるとまた扇風機があった。やはり私のではなく邪魔なので粗大ゴミとして出した。

会社につくとデスクの上にまた扇風機が置いてあった。これも私のではないのでやはり粗大ゴミに出した。

家に帰るとリビングに扇風機が置いてある。これは私のものだ。私は扇風機をつけて涼んだ。昨日よりも暑かったので窓も開けた。

しかし入り込んでくる風は私のものではないだから私は窓を閉めた。

その時カーテンが揺れて自分のスネにそっと触れた、カーテンは私の所有物であるのに勝手に私の意に反して私に触れたのでこれはもはや私のものではないと思ったので私はカーテンを捨てた。

私は疲れたので眠ることにした。しかし寝付けない。時間はどんどん勝手に進んでいく。私は時計を捨てた。

次の日、目が覚めると。風邪で熱があった。身体が思うように動かせず、この身体はもはや私のものではない、と私は思った。


3ワードで作るショートショート 終




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きんぴら
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