【スクールカウンセラー利用を検討中の方、必見👀】スクールカウンセラー経験者のトアルがお伝えする、保護者が利用時のチェックポイント8つ!+α
今回の記事は、以下の方々には特に目にとめていただけると幸いです🌸
スクールカウンセラー(以下SC表記)利用をしたことがない保護者の方
久しぶりのSC利用になるのだが、「何か準備しておくことが必要なのかな?」、と考えている保護者の方
未就学児を家庭保育している関係で、SC予約当日にその子を連れて行く可能性が高くなってしまうことを心配している保護者の方
「SCって何をしてくれるのか?」、という疑問をもっている保護者の方
上記項目に当てはまった方向けにも、プラスαで参考になるようなポイントの情報もまとめたいと思います!
スクールカウンセラー(SC)について、こんな質問をよくうけます
小・中・高校生の年齢のお子さんをもつ保護者の方の中には、「子どものことをどこかに相談しようかな?」と考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
ここでは、そんな疑問にお答えできるかもしれません。
SCって無料ですか?【学校編】
結論:(利用するのは)無料ですね。
カウンセリングを病院・クリニックなどで受けようとすると、保険適用か自費負担かで金額は異なりますが、その殆どが無料では受けれないところが多いかと思います。
それとひきかえ、学校で臨床心理士・公認心理師資格を持ったSCの方に無料で相談できるのは、なかなか貴重な機会ともいえるのではないでしょうか。
むしろ、保護者のみなさんのお時間の都合がつくようでしたら、個人的には積極的にこのシステムを利用していただけたらありがたいなぁ、と思う次第です。
SCとは?とトアルの雑感
スクールカウンセラー(SC)については、文部科学省のこちらのサイトに詳細が載っています👇
LITALICO発達ナビのサイトでもSCの詳細がまとめられていますよ。
トアルしんりし自身、大学生・大学院生の頃ですが、毎週1回45分~50分くらいの時間は大学の学生相談(無料でカウンセリングを受けれるシステム)を利用していました。
ただし、気をつけて欲しいこともあります。
大学付属の心理相談室(カウンセリングルーム)のシステムによっては、料金が発生する場所もあるのです。
もし、予約をとるとなったら・・・の注意点【学校編】
各学校でSCの勤務曜日や勤務時間が異なるので、もしカウンセラー便りが出ている場合は、それを参考に予約をとるのをおススメします😄
「お便りが無い場合は、どうすればよい?」
👉その場合は、まずはお子さんの学籍のある学校(登校している学校)にお電話して確認するのがよいかと思います。
SCさんが勤務していない日でも、学校の先生がSCさんとのカウンセリング予約をとってくれることがあります。
👉学校によってカウンセリング予約システムが異なるので、必ずしもその場で予約がとれる訳でないこともあります。
後日、SCさんから保護者あてにお電話の折り返しがあり、予約をとるというパターンもあります。
もしSCさんへの予約を前向きに検討している場合は、数週先のご自身の平日スケジュールを確認し、来校出来そうな日をいくつか候補日として用意しておくと予約がとりやすいかもしれません。
保護者がスクールカウンセラー利用する際のチェックポイント8つ💡✨
次にSC利用を検討する保護者の方に、是非ともお伝えしたいチェックポイントを述べていきますね👇
チェックポイント①:4月以降に発行されている『SCからのお便り(SC便り、相談室便りなど)』でSCの来校日を確認する
各自治体によりますが、早いと4月にその学校のSCの紹介がお便りなり全校集会などで児童・生徒に伝えられます。
多くのSCさんが、何かしらの形でSCの来校日を児童・生徒の保護者に伝えていたりします。
私がSCとして働いていた際、SCからの便りには以下の情報を載せていました。
日常で使えそうなちょっとした心理学の雑学
SCの来校予定日(大体が固定の曜日。振替出勤の際も必ずその旨を記載)
相談予約のとり方
相談予約時間の確認の仕方
その他、(自己紹介も含めた)挨拶など
SCさんは基本、(週5日以外であれば)毎週固定曜日に来校している方が多いかと思いますが、時折、SCや学校側の事情で他の曜日に振替出勤していることもありますので要確認です。
チェックポイント②:SCの相談予約可能時間が不明な場合は、学校に直接電話で確認する
学校によっては、SCさんの相談室が独立して存在しているところもあれば、相談室という独立したお部屋がなくどこかの空き部屋を間借りしているところもあったりします。
SCさんが勤務している曜日以外の日に、SCの相談予約をとりたいと電話連絡をする場合は、職員の先生経由(担任の先生・コーディネーターの先生・管理職の先生・養護の先生経由が機会として多いかも)でSCさんに連絡がいくことで、後日SCか職員から折り返し連絡がくることが多かったりします。
チェックポイント③:初回利用の場合、念のために相談室の場所も便りなどで確認しておく
SCさんが発行しているお便りなどに、相談室の場所が親切に掲載されている場合は予約当日は迷うことが少なく安心ですね。
もし、相談予約日までに時間がある場合は、事前に学校に電話を入れて担任の先生などから相談室の場所を聞いて確認しておくと良いかもしれませんね。
忙しくて予約当日まで場所を確認していなくとも、来校時に職員室で先生方に「今日、SCの相談予約を入れているのですが、相談室の場所はどちらになりますか?」と、一言尋ねて頂けるとご存知の先生が教えてくれることがあるかと思います👍
チェックポイント④:久しぶりの利用の場合、SCが替わっていないかを確認しておく
小学校等だと、兄弟姉妹の関係で以前にSCさんの相談予約をした経験がある保護者の方も多いため、「こんな時はまた、SCの相談予約をとろう!」と久しぶりに相談予約をとられる方もいるかもしれません。
その際に注意していただきたいのは、その年度のSCさんが交替していないかどうかを確認して欲しいという点です。
お手すきの時間にでも、学校に電話などをして自身の知っているSCかどうかを確認しておくのも手かもしれませんね。
チェックポイント⑤:初回・久しぶりの利用の両方の場合でも、メモ帳や筆記用具の持参を検討しておく
特に初回の場合は、緊張感もあり、当日に話した大切と感じた話を全部記憶している自信がもてないかもしれませんよね。
そんな時に備えて、念のために筆記用具とメモ帳を持参していくことで、必要と感じた箇所だけでも記録しておくことが出来るので安心できるかと思います。
初回の相談の中で、参考資料のような物を用意して配布するSCさんもいらっしゃるかと思いますので、クリアファイルなどもあると便利かもしれませんね👍
チェックポイント⑥:SC予約当日に未就学児を連れて行く可能性が高い場合、相談室に未就学児を連れて入室可能かどうかを、事前に学校経由でSCに確認しておく
私の場合は、相談者の保護者の方の許可があれば、割と柔軟に当日に未就学児連れでの相談を受けていました。
しかし、中には「相談者以外の方が相談室に入室する場合は、事前に相談してくださいね」というスタンスのSCさんもいらっしゃると思いますので、確認しておくことが良いかもしれません。
チェックポイント⑦:子どもが不登校や学級でのトラブルなど、何かしらの心配がある場合、「(児童精神科などの)専門科の病院に子どもと受診するにしても、それと同時にSCに相談してもよいのだろうか?」と考えているのであれば、その心配も含めてSCの予約をとるのも選択肢の一つかもしれません
SCさんの中には、臨床心理士や公認心理師として他の医療機関や他機関で働いている方もいます。
学校現場以外で、専門職として様々な知識や経験を培っているSCさんも本当に多いため、(医師ではないので診断は出来ませんが)心理職として相談者の保護者の方と同じ目線で一緒に心配事を考えていく中で、何かしらの方向性や案を見いだしてくれるかもしれません。
私もSCの他、医療現場でも他の曜日は働いていたため、児童精神科の初診検討をしている相談者の方に、医療機関の初診予約のとり方・初診がとれるまでの待ち期間の目安・一般的な精神科受診の流れの説明・待ち期間にできることなどの情報を伝えたりしていたこともありました。
チェックポイント⑧:「まずは1回、相談してみようかな」という気持ちでSCの予約をとるのも良いと思います
チェックポイント④でも少し触れましたが、SCさんとの相性(話しやすい相手かどうかなど)もあるかと思いますので、相談事が出てきて、ふとその機会があるのであれば、まずは1回SCの相談予約をとって相談してみよう、というスタンスでいるのは望ましいかな…と思います。
1回SCさんに相談してみて、「継続的に相談をしてみたい」という気持ちが相談者の中に生じるのであれば、それはある種『SCさんとの相性が良い』とも言えるため、SCさんに相談して定期的に予約を入れてもらうのも選択肢としてありかと思います。
まとめ
今回は、スクールカウンセラー(SC)経験者のトアルがお伝えする、保護者が利用する時のチェックポイント8つと共に、SCについてよく耳にする質問についてをプラスαでお伝えしました。
新年度になり、進級・進学を体験したばかりの保護者やそのお子さんからはピンとこない話題かもしれませんが、もしも教員の先生方には相談しにくい学校生活で生じた困りごとが生じてきた場合に『SC相談』という選択肢があるんだ…ということを少しでも知っていただけたら幸いです。
ちなみに、夏休み期間はSCさんもお休みされるケースがあるので、夏休みに持ち越す前に相談したいことがある保護者の方は、予約をとる際はご注意くださいね👌
今回の記事以外にも、我が家の障害児育児の現状などが気になった方などいらっしゃれば、一度トアルしんりしの運営するブログ(=トアルしんりしの徒然日記)を覗きに来ていただけたら幸いです。
noteやXのプロフィールにもブログURLを掲載していますが、こちらにも載せておきます👇👇👇
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