【短文】『空落妄想。』
空に落ちたい。
大空に羽ばたけ私は飛べる。
でもそれは無理な話で、そもそも空に落ちるという表現自体間違っている。
上にあるものへどうやって落ちるというんだ。
空は私の手の届かないところに広がっている。
生きている限り空へは行けない。
夢はパイロットまたは宇宙飛行士ですとかだったら話は別だけどって今はそんな話をしてるんじゃないの。
それにどっちにしたって身体一つでは行けない。
鳥ってすごい。
人間は不便。
それなら幽霊はどうか。
幽霊なら浮いていられるし空へ飛んで行けるだろう。(※イメージです。)
地上の隷属から解かれる、それって天使?
天国はお空にあるのよ、って証明してみせてよ。
飛べるのは天使。
その逆が悪魔。
地獄は地下にあるイメージ。
重力に縛られてるあたり悪魔はよほど人間じみてると思うのは私だけか。
何だか怒られそうだごめんなさいわかればよろしい。
よく考えたら悪魔だって飛ぶか。
人間とはえらい違いだ。
そんな優れたいきもの悪魔は自殺なんかしないのだろう。
飛び降りなんて夢のまた夢、なぜなら悪魔に落ちるところなんてありはしないから。
反対に天使はいくらでも落ちられる罠。
天使は自殺を考えるのか。
落ちたら間違いなく天使じゃなくなるんだろうな。
天使が自殺だと?愚かな!
罰として人間に生まれ変わってしまえ!!by神様
自殺した天使の生まれ変わりってちょっと素敵な考えじゃないの?
私の未来に光が射した!(と思え!)
道が開けた!(例え勘違いでも!)
生きる意味はここに!(もう迷えない!)
天使が生まれる 秒前。
了
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過去文リサイクル第2弾。
尚、当時の後書きには「腰痛でむしゃくしゃしてやった」との供述あり。
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