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特別支援学校にするか特別支援級にするか
発達障害の子どもを持つ親ならほぼ確実に悩む問題かと思われます。特別支援学校に入れるか、小学校の特別支援級に入れるか問題。我が家も多分に漏れず悩みました。
うちの息子は会話が苦手でコミニュケーションに難があります。療育園年長の時点で、自分の意思を相手に伝えることはほぼ無理な状態でした。
しかしその分、文字や数字に強い。パパママの単語が口から出る前に、自分の名前や近所のスーパーの名称、テレビやYouTubeで観た単語を文字ステッカーを使って並べていました。そうやって文字先行で覚えてから、だんだん言葉が出てきました。
そうこうしているうちにひらがなカタカナの日本語に限らず英語やロシア語のアルファベットも正確に理解していったようで、そのうちステッカーに頼らず自分で読み書きできるようになっていました。なので会話は壊滅的でも、目の前にある文字はスラスラと読める。
ということは、もしかしたら今は会話のコミニュケーションが難しくても、いずれはそれも可能になっていくかもしれない。
そんな可能性があるのならば、将来の選択肢を出来るだけ広めるためには、どちらの学校に行った方が良いのか。
学校見学、療育園や市役所への相談、本やネットの情報、とにかく調べたり相談できるところに当たっていきました。
幸い私たちが住んでいる市は障害のある子どもへの支援が比較的充実している地域だったので、どこへ相談しても親身に対応してくれました。
そして最終的に小学校の特別支援級への入学を決めました。うちの子が通う小学校は支援が必要な子どもへの支援が充実しており、特別支援級だけで7クラス(1クラス最大7人編成)で、担任だけでなくサポートの先生も付いています。ひとりひとりへの丁寧な対応が見学でよくわかり、これならうちの子も置いて行かれずにうちの子のペースで学ぶことができそうだな、と感じました。
こうして無事に解決したどちらの学校に入れるか問題。
とにかく自分たちだけで考えるのではなく、サポートしてもらえるところがあるなら遠慮なく助けてもらうことが大切だと思います。
その後の息子の不登校問題についてはまた別の記事で書かせてもらいます。
学校どこにしようなんてことはなんて些末な問題だったんだろうと今になれば遠い過去の思い出となっております。