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脂肪を増やさないためのアッカーマンシアと筋肉を増やすビフィズス菌の話!

本日の論文

2021年の茨城県にある農研機構 畜産研究部門とヴァーヘニンゲン大学、オランダの微生物学研究所などの共同研究(R)と

2019年のパルマ大学の研究(R)です。

参考文献を知りたい方は、それぞれの(R)をクリックしてください。

論文①の要点

1.アッカーマンシア.ムシニフィラは、腸上皮細胞のムチン層の生成を促し、腸のバリア機能を維持する

2.腸のバリア機能が正常を維持することにより、外敵が体内の侵入を阻止し、その結果、腸以外の場所に免疫細胞を割り当てられ、口内炎、鼻炎、アレルギー、怪我、筋トレ後に起こる炎症などなどの対策にあたれる。
逆にいうと、腸のバリアが正常に働いていないと、腸に免疫細胞を集めなければならず、他の場所が手薄になり、対策が遅れる。

3.ビフィドバクテリア(ビフィズス菌)とラクトバチルス(乳酸菌)は、アッカーマンシア.ムシニフィラの成長に影響を与える可能性がある。

4.白インゲンに含まれるサポニンは、胆汁酸の組成とアッカーマンシア. ムシニフィラの増加に影響を及ぼし、肥満とメタボリックシンドロームの予防をもたらした。
※ただ大豆に含まれるサポニンで、腸内を荒らしたという研究も多い、これは、私の考察だが貴重なタンパク源を吸収しにくい植物から吸収するために、腸の透過性を高めるトリガーが、サポニンなのではないかと推測しています。

論文②の要点

筋肉量の衰えは、腸内細菌の多様性の低下に大きく関係する。

ビフィズス菌の生成する短鎖脂肪酸の酪酸は、筋肉量と関係がある。

100歳を超える長寿の人の腸内細菌には、ビフィズス菌が多い。

フィーカリバクテリウムとビフィズス菌は、筋力にも関係が示唆された。

ざっくりですが、みたいな内容です。

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