”恐怖統治”から”賞賛統治”への変わり目
命令形とべき論と
本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。
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いつも読んで頂き、ありがとうございます。
今回はボク自身の反省点を踏まえてこう考えると表現がガラっと
変わるよねっという事を踏まえてこんなテーマでいきたいと思います。
くっそ真面目な表現になっていますが皆さんの参考になれば良いですね。
命令形の是非
これは「子供教育」などを題材にビジネス展開されてらっしゃる方には
既に常識となっているようですが子供には
「○○しなさい!」とか「○○しちゃダメ!」といった言い回しが
いかに害しか及ぼさないかという事を皆さん口を揃えて仰られていますね。
一般的に「命令」というのは民主化のこの時代、相手に対してストレスしか生まないので、あまり使われる事はなくなってきたとは思いますが、こと
自分達の子供に対しては使ってしまいがちではないですか?
ただこういった一方的な命令はお子さんの自主性や人権を著しく損なう
恐れがありますので、やはり避けた方が良いのかもしれません。
現在でもパワフルにご活躍されてらっしゃる起業家さんの中にも
少なからず、こういった命令形で人を動かす方もいらっしゃるかも
しれません。ただ、これは最初から明確に「そういう所ですよウチは」と
明示しておく事で、入会後のギャップによる後悔というものがなくなり
ビジネスモデルとして長続きさせる事になると思いますので
ご留意頂ければと思います。
現代でもこういった「厳しい環境」そのものにはまだまだ需要はあると
ボクは思っていて、例えば武道やスポーツ、アイドル養成所などは
ヌルいと逆にトップまで登り詰める事が難しくなります。
甘えた心を鍛え直すといった意味では理不尽な環境というのは非常に
効果があるようです。軍隊などもその最たる存在ですね。
べき論の是非
続いて「べき論」についても考えてみます。
この言い回しは「命令形のワンランク下」といった立ち位置になるかと
思います。この心理の内訳は
『○○しておかないと△△になってしまうよ』
という近未来への警告が、ニュアンスとしては近いのではないでしょうか。この言い回しのもう1段階下に「○○しましょう」という啓発があります。
当然コチラの方が優しい言い回しになり印象もそこまで強くはないのですがコチラは逆に「突破障壁」も低いです。つまり簡単に破られちゃうんです。
さて、これらの言い回しを選択する際の「根拠」はどこにあるのでしょう。「べき」であれ「しましょう」であれその目的は、想定ルートから
道を踏み外さない事にあります。
例えばその「想定から外れた道」を歩んだ先に訪れるリスクを避ける為に
そういった言い回しになっている事が多いと思いますので発言した側も
「悪意」からそんな言い回しになってしまうワケではない事が
ほとんどです。
ルールは順守すべき。
ルールは守りましょう。
これらもルールから外れた時に訪れるリスクが目に見えて
分かっているからこそ、少し強調した言い方になってしまうんですね。
誘因の効果
ただ色んな情報が複雑化した現代では、例えば
その「ルール通りに動かなかった」としても
「想定されるリスクが現実化しなかった」とか、逆に
「想定以上の結果を生み出してしまった」等、思ってもみなかった
結果が出てしまう事があります。先人たちの教えは確かに的確で
本来であれば想定されるリスクが再現する可能性が高いのは事実です。
しかし反面、そうならない場合も確かに存在するという事です。
#でもほとんどの場合は想定通りに陥りますよ
ではこれらを加味した上で将来的な可能性を否定せずに自身が信じた
方へチャレンジができるような言い回しはないだろうか。っと考えた時
「誘因」という手法は効果的に働く可能性はあります。
イメージとしては、ポンプでずっと水を汲み上げるシステムではなく
井戸水と同じで最初に「迎え水」だけしてあげれば、後は自動で自ら
水を吐き出し続ける自然現象と同じ感じです。
要は「きっかけ」だけ作ってあげれば後は
「自身でそうなるように動き出す」という事ですね。
つまり例えば「片付けなさい(キレイにすべき)」を
「キレイな環境の方が健康に良いよね」っという言い方に
変換してしまいます。
すると自ずと「明るい未来」がイメージできますので、そちらへ向けて
自身の考えで「自ら進めるようになる」というものです。
ただこれは、どこかのコミュニティや誰かのコンサルを受けると
当たり前のように教えられる技術で何なら結構最初に言われてたりします。
しかしながらその内容は「どうなりたいかを想像させなさい」
「明るい未来を見せなさい」など言い方は様々だと思いますが
個人起業家の基本中の基本みたいな感じで「超ストレート」に
表現されてらっしゃる方がほとんどではないかと思います。
そこに生まれる弊害
ボクも含めてですが個人で独立を目指す方が一番最初に思う事は
「それが簡単に出来たら苦労しない」ではないでしょうか。
個人起業家は新しい概念を生み出す創造のビジネスですので
その明るい未来話も一般の方からすると、今まで感じた事の無い
「未知の世界」になる事が多いからですね。
その時、会員さんにとって明るい未来の話をしているつもりでも
では実際に会員さんがそっちを向いて走る為にはやっぱり
「まずどうしたら良いですか?」っとなるのが一般的だと思うんです。
その時「頑張れ!」や「知らんがな」っと放り投げてしまうのは
ただの職務怠慢で、これが「騙された」とか「詐欺師」とか言われる
温床になっている可能性が非常に高いように思います。
これは「言うは易し」を「本気で実行している人がいるんだよ」という
認識の違いが生み出すシステム的な弊害だとボクは個人的に感じていて
これを是正する為にこのサロンを立ち上げたと
言っても過言ではありません。
さて、ユーザーから
「その未来を築く為にはまずどうすれば良いですか?」っと聞かれた際に
コンサルなら「提案」、プロデューサーなら「決定事項」を伝えるのが
各々の職務になるのですが当然何の知識も持たない一般人が出せる
アイデアなんてたかが知れていて、その「明るい未来」に向けた
道しるべなど容易く付けられるハズがないんです。
「勉強なくして独立なし」という言葉が、今この瞬間に思いついて
しまうぐらい起業家は常に勉強を最優先する事をお勧めいたします。
#また適当な造語です
最低限の指標を示す
こういった相談に応える為のアイデアというのは、常日頃から様々な分野に精通しながらも、またそこで仕入れた知識を自身の中で消化してから
「情報」として出すクセを付ける必要があります。
最低限「勉強」は必要不可欠なんですがそれ以上に備忘録や
何かしらの「エビデンスとして残す」という作業を繰り返す事が
知識の増強には一番効率良いのは分かってきています。
そうする事で、ユーザーが道に迷った時「明るい未来を見せる」事を
優先させるのか「最低限死なない事」を優先させるのかといった
選択が初めて可能になります。
これらの違いは「一般会員」であるか「特別会員」であるかの違いに
なるかと思いますが、このサロンに出す情報は格差を付けようが
ありませんので記事は全員が同じ立ち位置で読めるようになっています。
よって、一般ユーザーに誘因させる「明るい未来を見せる」言い回しと
特別ユーザーに注意喚起として行う「死ぬな!」っという伝え方の
2種類が記事の中で混在する事になっています。
これが、このサロン記事で”べき論”が無くならない理由の1つとして
あるんだと思います。つまり、この記事内でボクが”べき論”を使う時は
結構ディープな内容を話している時だと覚えておいて頂ければ
良いのではないかと思います。
今回はここまで。