ファシリテータってよく聞くけど
ホラクラシー組織の概念
今回はこんなテーマでいきたいと思います。
最初に少しお知らせだけ。ホワイトボードのホワイト化がだいぶ進んで
いますが、キレイになった傍から新しい情報を書き足すので
結果全くホワイト化されていないのが現状です。
#恐るべしパーキンソンの法則
#ホワイト化というより結果ただの更新
ここのところブログへの書き換えも落ち着いて
きましたので新しくインプットを再開しています。
メンバーの役割
それでは本編に移ります。
前回は「ティール組織という集団があるよ」
というご紹介をしました。
今回はそのティール組織の構成員にそれぞれ役割を
持たせた「ホラクラシー組織」をご紹介します。
#海外連続ドラマはこの集団が多いですね
#特捜部や特務係もコレに近いかも
基本的には「ティール組織」の一環ですので、管理職や部門長の
ような役職は存在しません。ただ、組織内のメンバーに各々
役割を持たせそれぞれの役割を果たしていく事で、最終的には
その組織の「存在目的を果たす」という概念は同じです。
初めに、役割をいくつかご紹介します。
・リードリンク
組織全体の目的に責任を持ちその目的の達成に向けて戦略や
重要指標の提示を行ったり物事の優先順位を決めたりします。
具体的な業務は、メンバーのアサイン(割当、任命、付与)投資の分配など。「指示命令」は役割として認められていない。
・ファシリテータ
主にファシリテーションを用いて執行介入を行います。
※ファシリテーション
会議シチュエーションにおいて発言や参加を促したり話の流れを
整理したり、メンバーの認識一致を確認する役割で介入し
合意形成や相互理解をサポートする事で、組織やメンバーを活性化
させたり協働を促進させたりします。
コミュニケーションスキル以外にもルールが必要な場合の内容設定や
補助プログラムデザイン進め方、さらには会議の場所や参加者の
選択日程のデザインなどオーガナイザーやリーダーの機能も
担う事があります。
活躍の場は会議だけにとどまらず日常での
組織コミュニケーション全般でもその機能を担います。
・セレクタリー
組織内全てのスケジュール調整と記録を始めとする全ての
文書関連を司る役割であり秘書と同等の存在ですね。
組織が生産性を最大化できるようにスケジューリング及び
ナビゲートに努めます。周辺情報の理解と収集、また効率的な
メンバーへの周知も担います。
特にリードリンクが経験豊富な年配の場合は”若者知識”や”女性特有の感性”など疎い分野へのサポートも行います。また、外部の
キーパーソンや幹部への根回しの役割も担います。
・その他
上記の3役は、お金にまつわる知識を必要としません。なのでSWATを
含め海外ドラマの特殊警察などには必ず親組織が存在します。
#特権があるだけでサラリーマンなんです
これをビジネスにも展開しようとすると途端に
「お金」の概念が発生します。
そこで必要に応じて
「セールス」
「マーケティング」
「ファイナンス」
などの役割を持たせる事もできます。
#こうなると最早オーシャンズ11の世界
メリット
この「ホラクラシー組織」のメリットは解決すべき課題に対しての
プロセススピードが異常に早い事です。その理由は背景に
「特権が与えられている」といった何かしらの優遇措置があり
一般的な組織では必ず必要とされる「行動に対する承認行為」
を全て「事後報告」にする事でそのメリットを得ています。
#あまりピンとこないよね
物凄く平たく言いますと
『普段の警察組織の体系じゃなければ「あの橋」は簡単に封鎖できたんだ』と言えば分かりやすいかと思います。
#行動を起こした後に事後報告で良いのだから
#メチャメチャスピーディに事件は解決します
デメリット
その一方でデメリットも当然存在します。
・情報管理の難しさ「ホラクラシー組織」はメンバー全員に等しく
情報が与えられなければならない為、機密情報の管理が難しくなります。
#新情報は一斉送信されるので漏れるリスクがある
また、メンバーの『管理を行わない』ためメンバーの行動を
把握することが難しくなります。#必要な時に必要に応じて
メンバーが集まる仕組み
#誰かが遠方へ出向いてたら集合できない場合も
組織のコントロールの難しさやはりメンバーの『管理を行わない』ため
それぞれのメンバーを信頼して任せることができなければ組織を
成り立たせることが不可能です。
#全員が各々の意思で貢献しようと動いているため
リーダーには指揮命令の権利はありませんので組織全体を統括して
コントロールすることが難しいと言えるでしょう。
・急速な規模拡大の難しさ
この組織カルチャーは非常に独特で認知度も低いので新しい人材を
採用する際には時間をかけてカルチャーフィットの面を確かめる
必要がありますし、仮に採用に至ったとしても組織に馴染むまでには
相応の時間が必要になります。
#自身から能動的に動いていかなければならない
#その行動の根源は自身の正義でなければならない
そのため、急速に人員を増やして規模を拡大するということが
難しい組織になります。
#少数精鋭が基本
こういった組織の在り方は、誰もが憧れる体系な反面
成り立たせるのが非常に難しいです。
ただ”とらよし”も将来的には狙っていて未来では
このアカデミー自体がそんな組織として
活動しているかもしれません。
今回はここまで。