知らないモノを広めるには
知らないモノを拡散する
本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。
リアルタイム配信は現在でもFacebookのグループ配信にて
行っておりますので気になった方は「とらよし」又は
「逆算戦略アカデミー」で検索してみて下さい。
最近少し寝る時間が増えたとらよしです。
おはようございます。
#6時間は寝るようになったよ
さて、今回はタイトル通りに進めたいと思います。これは「売り方」
というよりも「宣伝の仕方」に近いお話ですので全員が対象になります。
#少し心理的なお話が混じります
知らないモノ
ボクらのような個人起業家は、なるべく競合を避けるように
「商品・サービス」を創ろうとします。なので必然的に
「今世間が認知していないモノ」を扱う事が多いんですね。
この【逆算戦略】もそうですが
「今現在認知度のないこのサービスをどうやって世の中に届けようか」
というのが”宣伝のネック”になってきます。
これはいつの世でも起こり得る永遠のテーマで「知らない」事を
「普及」させるって、中々に難しいんですよね。
また、この問題に必ずといって良いほどオプションとして付いて回るのが
「それって緊急性高いの?」といった緊急度合いの是非です。
社会が知らないモノを普及させるには「その中身の緊急性」と
「重要度」の2種類を一気に理解してもらう必要があって、それが
納得されて初めて「なるほど!応援しなきゃ!」っとなります。
#クラファンのドレスコードです
なのでクラファンはスモールステップから始める為に
「誰にでも理解できる緊急性」を最初のテーマに置くと
支援されやすくなります。例えば
「○○施設の台所を修繕したい」
「○○で使う食材を救いたい」
など。
これによって「緊急性は別の場所」だけど社会が知らない
「○○を効果的に見せる」事が可能になります。
これを何度か繰り返す事で、そのうち「○○」そのものが
認知され始めますので「最後に本丸を攻める事が可能になるよ」
という基本ステップです。
#施設や設備を使う業種の方は有利に働きますよ
#あと新築よりも修繕の方が緊急性が高そうよね
ただ、こういった基本ステップを踏んで尚「本丸」に対する
ベネフィットは大変伝わりづらく「社会が知らないモノ」に対して
『ベネフィット』はもしかすると相性が悪いんじゃないか?
っと感じてしまいます。
何せ「知らない○○」の緊急性と重要性の2種類を対象者全員に
説明して回るにはあまりにも時間が足りないですし、文章で読んで
貰うにしても「内容」は理解できるけど「緊急性」までは分からない
ままになりがちだからです。
#よしベネフィットは捨てよう
人の真似をしたくなる心理
では、初めて見る「知らない○○」を普及させる為に一体どういった
手法があるのかを掘り下げてみます。
人間が持つ「基本的心理」に「人を真似る」というものがあります。
今回の「真似」は手法ではなく「心理現象」です。
その内容は『人はある条件下で他人の真似をしたくなる』というもので
その条件というのが
「不確かな状況である」事と
「自身と類似性を持った人」が重なった時です。
これを分かりやすく日常の行動に落とし込んでみますと、
例えば異性の友人にコンサートに誘われたとします。
自身は人生初経験で、生音楽に圧倒されながらも隣には
異性がいるという想像しただけでも妄想が暴走しそうな
シチュエーションで、総じて何もかもが不透明です。
こんな時、自分の身近にいる友人や家族や兄弟に相談したります。
「ねぇ、コンサートだって!どうしよっか?」
正にこの状況の事です。
#青春あるある
内容だけを見ると”あるある”で済ませてしまいそうですが
ここには強力な心理作用が働いている事が垣間見えます。
この「不確かな状況」というのは、自身が一度も体験した事のない
状況下で「自身とよく似た境遇」というのはおおよそ何でも良いと
されています。「性別」「人種」「国籍」「その場にいる」
それだけで全てが「よく似た境遇」という認識になるそうです。
#つまりその場にいる全く知らないオッサンでも対象
#隣に友達がいなければ一瞬キョロキョロしてしまいませんか
つまり、コンサートの内容に関係なく「行った方が良い」のか
「行かない方が良いのか」を、自身とよく似た境遇の「誰か」に
判断(ジャッジ)して欲しいという欲求が働くという事です。
#心当たりありませんか
#背中を押して欲しい的な部分です
相談対象は「境遇が似ている」人物です。「名前」「髪型」「服装」
「出身地」共通点さえあればホントに何でもござれです。
こういった「判断の短縮化」というのは現代病の一種で
情報過多が招いた”時代の副産物”の1つです。
ならばこの法則に則って、事を運ぶ事が出来れば内容(中身)に
関係なく承諾の可能性は増えるんですね。
「不確かな状況」は、知らない○○を見せた時点で成立しますので
後は「誰に賛同して貰うか」を考えましょう。
#決して必勝法ではありませんよ
#あくまで承諾の可能性を引き上げるだけです
影響力を使う
さて、実店舗を構えるお店が「サクラ」を雇うというのは昔からの
セオリーで、パチンコ店などはよく募集をかけていましたね。
#もう今はそんな時代ではないかもしれません
ただ、この「サクラ」という広告手法をインターネットが普及した現代に
当てはめてみると、どんな活用法に繋がるでしょうか。
方法の1つには「有名人の影響力を使う」という手があります。
#当然同じ有名人のファンは境遇が一致しますね
「影響力を持った人=超巨大なサクラ」だと思って良いと思います。
この力をお借りする事ができると、その傘下には膨大なオーディエンスが
いらっしゃいますのでインターネット上に「サクラ」を設置するのと
同じ効果が得られるわけですね。
さて、ここで多くの人が勘違いしてしまいがちなのが
「影響力の下へ遜(くだ)る」という考え方との違いです。
これは長年文化として染みついたヒエラルキー組織の管理体制が招く
「拭えない呪い」のようなものでして、眼前に大きな影響力がある場合
多くの人はその影響力を「使おう」とはせずにその下へ入りたがる
という事です。そこで仕事をやりとりする関係を創っておけば
確かに「もっとお金を稼ぎたい」「もっと有名になりたい」といった
願いを「虎の威を借る」事で成し遂げる事が可能で、その行動の合理性は
間違ってはいません。
なので遜って(へりくだって)ペコペコしながら「影響力に付いていく」
代わりに「影響力を使わせてもらう」。これが日本に根付いた文化です。
#ボクが一番嫌いなパターン
これは一般企業の管理職の間でもよく使われる手でして
上司のご機嫌さえ取っておけば「仕事の能力は昇進に加味されない」
という皆さんご存知「ゴマすり」システムです。
政界でも一度騒がれましたが、これが”忖度”という
心理を生む主な原因です。
世の中のほとんどの人は「影響力使う」というワードに馴染みが
ありません。では「使う」とはどういった事を指すのか。
要は自身の実力で以て「影響力」を助ける事ができれば良いという事です。
#忖度は満足するかもしれないが助けてない
・その人が支援している団体を支援する
・売上の一部(何%か)を関係団体へ回す
・影響力さんのビジネスジャンルを盛り上げる
こういった間接的な支援の形にしておく事で
お互いのしがらみがなくします。
#これで影響力の対象が変更されると思います
また、この活動によって「影響力を持つ人」が有利になればなるほど
その有名人は「ボクら自身の宣伝」をボクらの代わりにした方が
お得になります。
#宣伝してもらうんじゃなくせざるを得ない状況
#すればするほど自分の得に繋がるから
この「紐づいた影響力」の力は凄くて、一気に「無名のモノを有名に」
変えてしまいます。ただし、この力を使うには本当に影響力を
持った人でないとあまり効果がありません。
コロナにも影響する心理作用
前述の「人の真似をしたくなる心理」は、実は商売にのみ使える
ワケではなくて私生活にも影響を及ぼします。世間のメディアが
これだけ連日「コロナ関連ニュース」で溢れかえる中
なぜ今こんなにも「感染者数」が増えたのか。
これは完全にボクの推測になりますが、ここにもこの心理は
働いていると個人的には考えています。どういう事かというと
左脳が司る「理性」では「コロナにはかかりたくない」と考えている
一方で、境遇の似た人(例えば家族や親友)が感染した時には
「自分もかかってもいいかな」っと相反する思考を同時に
持つんじゃないかという事です。
#コロナ感染自体が不確かな状況
#似た境遇の人の真似をしたくなるんです
ここには古くからの日本の伝統のような文化が深く関係していて
古くは戦時中の空襲の際や津波の時にも同じような集団心理が
働いてきました。
「自分の家だけが残らなくて良かった~」
という心理です。自身の周囲の家々が外部からの無差別に
加えられる力によって破壊されるシーンの中で、自分の家だけが
無事に残っている。これは本来喜ばしい事であるハズなのに
何故か「周囲に悪い事をした気がする」というもので
「みんなと同じ」という協調性を重視する日本の教育の賜です。
つまり、この心理が人々の根底にあると仮定するならば
この先の「コロナ感染者数」の増え方は指数関数的に
加速するんじゃないかと思います。コロナへの恐怖心が勝つか
みんなと一緒の心が勝つか。
日本人の踏ん張りどころだと思います!
今回はここまで。
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