結婚式考(人前式の誓いの言葉)2
1では昭和の結婚式と令和の結婚式の
両方について書いた。
それはそれとして、今回は人前結婚式において新郎新婦に誓いの言葉を「訊ねる」という役割を、
70代の私たち夫婦に託された。
結婚する当人が自分たちで宣言するやり方もあるらしいのだが、彼らは私たちに託すという。
時代は令和6年。
カップルは平成生まれ。
ほとんどの人が知らない昭和の思い出は
いったん頭の中からdeleteしよう。
ただ「誓いの言葉」を人が人に聞いてもいいの?という気がして、「神主さんや神父さんの代わり」になることがたいへん畏れ多い。
この役目は誰でもいいというわけでもなくて
きっとここでは高齢者の仲良しカップルが必要とされている。これは昔の仲人さん的なものかもしれない。目に見えるrole modelかな。
この新婚カップルの誓いの儀式は、披露宴に先立ち、セレモニーホールで最初に行われる。
つまりこれから始まる結婚式と披露宴の流れの端緒であり、重要な位置にある❗️
この誓いの儀式の後に指輪交換や結婚証明書作成などが行われることになる。Ohhh😱
事前に新郎新婦に「結婚式では何を誓いたいですか?」と質問してみた。聞かれたくないことを聞かれても困るだろう。しかし二人から「お任せします」と言われてしまった。私たちを信頼してくださっている⁈
結婚式の直前になって、当人たちから、式のあり方に対する親の意見が今ごろ出てきたり、遠方から来ていただく来賓や親族への配慮や調整にも苦労していると聞いた。
わかりました。
じゃあお二人ならではの、ここにしかない
たった一つの誓いの言葉を練って、
その役目を果たしましょう。
心のこもったものにすると決めた。
私たちはAIではないんだから!
自分にとっても、人生で起こることは、
きっとそれを経験するための試練なのだろう。
神様の代わりは一生に一度かもしれない。
パワー全開にしなくては。
高齢者だから恥ずかしいなどと
言っていられない状況になってきた。
(続く)