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【小説】墓場まで持っていく 3

⚠️続編です。性的描写あり。

 その時から私たちは仮の恋人になった。先生の車に乗って、県外の観光地に行ったり私たちは知り合いに隠れて会うようになった。

付き合って一週間、私は先生とホテルに行った。

「先生、私初めてで」

先生は大人だから、やっぱりペースが早いのかな。そんなことを考えながら、いやらしいライトに照らされ上に乗ってる先生の顔を見つめる。

「俺が全部するから、かなえは楽にしていていいよ」

先生は私の髪を撫でる。先生の瞳直近で見ると綺麗だな。

 

先生と付き合って2ヶ月、誘われるのはホテルだけ。デートに誘っても帰ってくるのは、「うん」「はい」とかの短い返事のみ。

 明日、ホテル行こ

先生の不満を考えている途中に当の本人からLINEが届く。先生は本当に私のこと好きなのかな、まだ既読をつけないまま、枕に顔を埋めて悩んむ。

 ”先生私のこと好きですか?”

 ”好きだよ”

 ”わかりました、明日いつものところで待っときます。”

好きっていう言葉に相変わらず悶絶する私。鏡の前に立つ、いつもの肌チェックは合格。先生から買ってもらったリップを塗って、気合を注入した。


「先生、今日は何かあったんですか」

「いや、ただテスト採点で疲れただけだ。金置いとくから、シャワー浴びて帰りな。俺は家で寝たいから帰る」

先生はそう呟いて、革製の財布から1万円を抜き取り私の近くに置いた。

そんなの寂しすぎる、先生は私のこと嫌いなのか、私は遊ばれているだけなのかな。マイナスな考えが溢れて止まらない。

「別れませんか?」

コートを着る先生の後ろ姿に向けて呟く。私はただ先生に引き留めて欲しかっただけだった。

「本気で言ってんの、俺お前に悪いことしたか?」

 そう呟くと、先生は私を強い力で押し倒し馬乗りになる。あの学校の優しい笑顔はどこに行ってしまったんだろう。怖い。

先生は私の下着を剥ぎ取り、私にスマホを向けた。

シャッター音

信頼という雲が流れ、先生という怪物をはっきりと目にした。背筋が凍るような不安に襲われる。

「この写真、すっごくエロい。胸元にはくっきり跡がついてるしこれ友達やネットに晒されたらまずいよね」

「やめてください!!」

そう叫ぶ私を無視して、先生は私の足を開かせる。大人の男の力には敵うはずもなく、先生は次にパシャリと私の性器の写真を撮った。

もう、地獄を見たよ。これ以上の恐怖はないと信じたい。


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