水ぎわ

流されるのも沈むのも、意志でもあるけど縁でもあるかと。

結婚へは流されました。
するわけないと思ってたのに。
まさか私のものにはならないはずのものがなったりしました。

沈むのは、ときには使命感すらもってそうしました。
みんなが沈めはしないよ。
深く深い其処を見る。
悪くない。

と、溺れれば酔います。
酔いの先には悪魔がいて、手ぐすね契約を待っていて。

きもち、いい、ね？

ずぶずぶずぶ。

でも悪魔の花嫁にまではなりたくない。

私ってば意外とまともなんです。

#自由詩 ＃掌編＃六月