『ムー』は科学雑誌か

１９ＸＸ年。

…ぼかし過ぎですよね、致し方ない。

１９７Ｘ年生まれで、平成初頭に月刊『ムー』と出会った私の記憶が正しければ、『ムー』は科学雑誌でした。

小六の三月までと学研の月刊誌『科学』とのお別れが決まったとき、まるで『科学』のお兄さん・お姉さん雑誌であるかのように、『科学』によってオススメされたのが『ムー』だったはず。

『科学』大好きだった私は、親に頼んで毎月の購読を申し込みました。

そして届けられる『ムー』を読み数カ月、「騙された」と思いました。

「これ、科学じゃないじゃん、非科学じゃん！」って。

しかし後日、ＳＦ、つまりScience Fictionを嗜みまた思います。

「これ、科学じゃないじゃん、非科学じゃん！」って。

でも、さすがに気づきました。

「ライト兄弟だって、オカルト兄弟としか思われていなかったよね」と。

人間が空を飛ぶとか宇宙を飛ぶとか、飛べないうちから飛べると言ったきゃつらはみ～んな、自然も科学も宗教も否定した罪深い異端でありました。

『ムー』は科学雑誌です！！

真実は以上です。