3月2日 じわじわ勢力を拡大するPawooと、何も起きないニコニコ動画
先日、Twitterの利用ルールが変わり、移動先としてPawooが挙げられ人が一杯やってきた(私のところにもフォロワーが20人近く増えた)。Pawooは特に何もしていないけど、大勝利というわけだ。Twitterの規制が強くなれば、あるいはTwitterが居心地悪い場所だという話になったら、どんどんPawooが栄えていく……かも知れない。
一方、YouTubeの利用ルールが変わっても、移動先として名前すら挙がらないニコニコ動画。YouTubeがどんなに居心地が悪くなっても、ニコニコ動画はそれ以上にダメ……と思われているのだ。ニコニコ動画は利用者にとってそれくらい魅力を感じない、そこで発信しても意義が感じられない場所になってしまっている。
いっそ、YouTubeみたいな広告入れちゃえばいいのに。結局は動画が再生されることで金が入るかどうか。さらにそれで生活できるくらいの収入が出せる希望があるか。そういう仕組みをいつまで経っても作れなかったのがニコニコ動画の弱いところ。
ニコニコ動画には細かい問題……マイページがごちゃごちゃしているとか(そろそろ切り番制度やめてほしい)、ランキングに不要なものがありすぎるとか。あと、全体的にデザインがダサい問題とか。画質や動画の読込速度に関してはだいぶ改善された。歩みは非常に遅いが、少しずつ良くなっている。
そういった諸々が改善された後は、配信者がほしいと思っているもの――つまり「金」。
「投げ銭」は個人間資金の移動が法律で禁止されているんでNG。海外ではかなり一般的になっている「投げ銭」なんだが、日本はまだ法律問題があるのNGとなっている。早いところOKにならんもんかな。こればっかりは法律が悪い。
日本でブログで稼ぐといったら「アフィリエイト」。でも海外ではとっくに投げ銭を受け入れて、投げ銭で生活する本当の「プロブロガー」なんてものはたくさんいる。
ブログを書くにも時間はかかるし、知識は必要だし、場合によってはそこそこの技術は必要。ブログとはいっても「作品」なんだから、それでお金をもらってもいいじゃない。ひとつのブログ記事を書くのに取材や準備で結構時間を掛ける場合もある。諸々の準備や制作で1ヶ月くらいかかることだってある。
一方、お金を貰って書いているはずのネットニュースとか信じられないくらいしょーもないものがたくさんある。むしろネットニュースのほうがやっつけ感がある。ブログのほうが読む価値のある……という場合は非常に多い。そういうのがお金もらってもいいじゃないか。
(日本人の多くは、「仕事をしている」「働いている」といえば何かしらの「既存の企業の属していること」、のみであると考えがちだ。履歴書を書く場合でも、企業に属していない期間は「職務経歴書」にも書けない。でもフリーランスの生き方だってあるだろう)
差し当たってニコニコ動画に望みがあるのは「広告料」か……。