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11月14日 鑑定士ツグミ出版!! 売れると思ってる?

 小説『鑑定士ツグミ』AmazonKindleにて出版になりました!

 『鑑定士ツグミ』はpixiノベル、小説家になろう、カクヨムなどに掲載していた作品。
 今回AmazonKindleに出版するにあたり、全てのサイトで閲覧停止。
 その時に最近の閲覧数を確認したけれど、少なくとも1年は誰も閲覧していなかったので、閲覧停止にしても問題ないでしょう。

 『鑑定士ツグミ』とは!

 描かれたのは2008年。とある美術鑑定士を勤める女子校生、妻鳥ツグミが主人公。学芸員でもあるヒナが勤める美術館で贋作疑惑が持ち上がり、これを切っ掛けにツグミも事件に巻き込まれていく……というお話。

 ライトノベルでありながら実在のアート、実在の事件を多数扱い、読めばお手軽に美術知識が得られる……という一冊。
 今回のKindle版に向けて、注釈を見やすく専門用語のすぐ下に配置。わからない言葉が出てきてもすぐに確認ができる! さらに注釈の数自体も増やしたので、よりわかりやすい内容になったはず! 「小説家になろう」に発表していたバージョンよりもさらに読みやすくなったはず。

売れると思ってる?

 いんや。思ってない。売れないでしょうな。

 売れるか売れないか……という話ではなく、特に意味もなく、イタズラにAmazonKindleの点数を増やしてみましょう……という計画の1つ。とりあえず点数を増やしてみて、するとどうなるか試してみましょう、という実験の産物。

 そもそも色んなサイトに無料で公開していたのにも関わらず長年閲覧数0で、評価も0、それを250円という値段を付けて売れるのか……っていうとね……。いくら楽観主義の私でも「無理でしょうな」しか出てこない。
 250円はなんなのかって、表紙代ですよ。セーラー服着た女の子の表紙を250円で買ってね。本文は0円の価値もないようなシロモノですから。表紙絵に250円の価値があると思った方は買ってね。
 これに250円出しちゃう人は、「酔狂」と言うのかもしんない。

表紙絵はなに?

鑑定士ツグミ 表紙絵・ブログ掲載版

 表紙絵を飾るのは主人公妻鳥ツグミちゃん。それを、劇中キャラクターである掛橋かな恵が描いた……という設定の絵。
 表紙のデザインが安っぽい。100円で買えそうなコピー本みたいな絵。私のデザインセンスなんて、まあこんなもんです。

 2年前と絵柄が違わない……?
 うん、違う。だって、これパスティーシュだから。イラストレーターのYUGさんの絵をはじめとした数人のイラストレーターさんのスタイルをまねて描いたもの。鉛筆画っぽく見えるのはクリスタの新機能である「リアル鉛筆」というツール。本当に鉛筆で書いたわけじゃない。
 そもそも私は固有の絵柄を持っておらず、手癖で描けない絵描きだから。2年前に描いていた絵のスタイルだって、あれも別に私固有の絵柄じゃないもん。
 なぜ「YUGさんをはじめとする数人の」と表現したかというと、YUGさんのイラスト、よくよく確かめると3枚しか持っておらず、資料として乏しかったので、補うために何人かのイラストを参考に、それぞれのパーツを寄せ集めて描いた。
 なぜYUGさんなのか……というと特に理由はない。今回『鑑定士ツグミ』の絵を描く時、誰のスタイルで絵を描こうかな……と考えた時、ふわふわと浮かんだのがYUGさんだったから。それだけ。深い理由はない。

 本当は1章に1枚絵を描く……ということをやりたかったけど、時間がなくて……。お金がないので、とにかく急いで点数を増やしたい、という最中だったから表紙絵しか用意できなかった。それは心残りかなぁ……。
 絵を描かなかったことが、巡り巡って売り上げに直結していたかも……と思うと難しい話だけど。

後で思ったこと

 改めて自分の作品を読んで気付いたのだけど、文章が薄い!
 確かこれ、最初のバージョンがやたら長かったので、Web版に向けて全体の3割か4割くらいカットしたバージョンだったと思う(もともとは原稿用紙1000枚越えだったよね……)。その最初のバージョンもどこへ行ったのやら……私のパソコンの中のはずだけど。
 描き直そうかと思ったけれども、時間がなぁ……。今月、あと二、三冊ほど出す予定だから、この一冊に時間をかけるわけにはいかない。
 挿絵を入れなかったと同様に、引っ掛かりとして残るなぁ……。


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とらつぐみ
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