アクアリウム~子供と一緒に子供時代をやりなおす話
今、我が家には40cm幅の水槽が2つある。これ以上はダメと妻に言われてるし都内の狭い家には場所も無いのでこれが限界なのだが、ここに、魚や小エビがそれぞれ3~4種類ずつ、合計で20数匹ぐらいが泳いでる。あとは、それぞれに8匹程度のヒメタニシが頑張ってる
水槽A
タナゴ✕2,トリゴラス✕4,モーリー✕4水槽B
プラティ✕4,トリゴラス✕3,グッピー✕1、モロコ✕1、その他小魚…
子供も喜んでるが、大人も喜んでる。
水槽は、無心になって眺められる。時間を忘れそうで危険なぐらいだ。
そばで水槽を眺めてるとモーリーが寄ってくる。可愛い。
モーリの子も生まれたので、ミジンコに手を出そうかと思ってる。アクアポニックスも興味がある。いろいろと奥が深い世界だ。水槽を通じて観賞魚たちとの触れ合いの時間は最近の僕の重要な楽しみの一つになっている。
最初の水槽
夏休み、近所のお寺の沼で子供たちが遊んでて、見知らぬ子たちからヌマエビをもらってきた長男。親に怒られると思い、空の缶にエビをいれて隠し持ってた。「そんなんじゃヌマエビ死んじゃうよなぁ…」と、近くのドンキで水槽やろ過器を買った。全部で5000円しなかったと思う。
その後、ヌマエビだけってのも何だしな…と、試験がんばったご褒美でメダカを5匹ほど追加した。だけど、2~3か月が経ち数匹が🌟になった(今おもうとエアーを入れてなかったのが失敗だったと思う)。
その代わり、千葉のキャンプ場でつかまえたドジョウと小エビが仲間になったが、最後のメダカも🌟になったので、残ったドジョウと小エビは千葉のおなじ川まで戻って元のところに返した。
それから1年、空っぽの水槽は寂しそうに物置にしまわれていた。
ところが、今年のGW、帰り道の高速道路のSAで子供たちからタナゴをせがまれリビングにはまた水槽が活躍することになった。そして、いくつかの魚が星になったが、試験でいい点をとった時のご褒美で新たな魚(トリゴラス)が増えたりして、現在の40cm幅の水槽になった。
2つ目の水槽
次の水槽を買ったのは、我が子の小学校で行われたドジョウつかみが発端。
子供た必要以上に大量のドジョウを捕まえてきたせいで、新たな水槽を購入することになった。
これで水槽は2つになったが、1週間ほど過ぎてドジョウは全滅した(多分、子供らに追いかけられたドジョウたちは弱ってたんだと思う)
そのあおりを受けて、いくつかの魚が弱って🌟になった(タナゴ2匹、トリゴラス2匹が🌟となった)。
その後、2つの水槽にそれぞれモーリーとブラティがやってきたり稚魚が生まれたり紆余曲折はあったが、だいぶ安定した水槽になっている。
ここ1か月ほどは、新たな🌟になる魚もいなくなった。
さらに、新しい命が育ってたりするので、感慨深い。
子供時代にできなかった事
僕は北海道のど田舎にいたので、川や田んぼで小魚をとってくることはよくあった。でも、大抵は一晩かせいぜい二晩もしたら魚をダメにしてた。
当時、インターネットも無かった頃だ。図書館で本を借りて調べた。どうやら、ろ過器やエアーといった機器が必要だという事が分かったが、子供のお小遣いじゃどうにもならなかったし、親もそんなものの為にお金を払ってくれなかった。
そういう意味では、水槽を買う、というのは僕の子供時代の夢の1つであったようなのだ。すっかり忘れていたが、子供たちが魚をほしがり、「自分たちで面倒をみる!」と定番の言葉を宣言して水槽を用意したが、一番楽しんでいるのは僕のようなのだ(妻が言うには)。
子供の成長とともに、自分が出来なかったことを子供と一緒に味わえるのは本当に贅沢な事だと思う。
育児は楽しいぞ
育児は楽しい、と書いたが、楽しい事ばかりじゃない。小さい頃は、出社直前にオネショが発覚したりした。夕飯に1時間も付き合う事もザラだ。
小学5年生にもなったが使ったティッシュがあちこちに落ちてる・・・「オレは子供のごミ拾いのオジサンかよ」と嘆きたくなることもザラだ。
それでも、育児は経験しておいた方がいいと思う。自分の子供の頃に大事にしてた事を思い出させてくれる。それは数十年前の自分が本当に大事にしてきた宝物だ。それを子供たちの目を通じて感じ取れるなんて、こんな素晴らしい事は他にそんなに多くない、と僕は思ってる。
若い頃、自分は何者かになれると思ってたが、時は過ぎ普通に生きて市井の人として華やかさとは無縁な生活を続けている。でも、そんな時でも僕にチカラを与えてくれるのは、家族にとって掛け替えのない父親でいる事だったりする。それは、一昔前のふんぞりかえってる父親像ではない。家事や育児を妻とともに悩み、自ら考え動いて子供たちを育て上げていく父親だ。
今回、魚の話を書いたが、僕は家族から本当に多くのものをもらっている。子育ても家事も家族の笑顔のためなら安いもんだと思う。
水槽の基本とこれからの計画
いろいろと自己流でアクアリウムを楽しんでる。
(僕にとって)大事なのは、魚・水草・バクテリアで、バランスよく上手く循環すること。魚のフンは水質を悪化させるけど、ちゃんとバクテリアが機能して分解してくれれば水質の悪化は最低限で食い止められる。
なので、バクテリアが含まれているソイル(焼いた土)を購入して底に敷き詰めてる。
あとは、最初に書いたけどミジンコに手をだそうかな、と思ってる(このnoteを書き終えてすぐ注文した。ワクワクする)。稚魚にとっては稚魚用のエサもあるけど出来ればミジンコや植物性のクロレラをとってほしいから。ミジンコの管理はメダカの管理よりも難しいという。ある意味、沼だな…と思うが、いろいろ考えるのは楽しい。
アクアポニックスで、水槽の水を活用してプチトマトとかハーブ類を育てられたら循環の世界はもっとひろがってくる。楽しい!(これも結局、すぐ手を出した。小さな水槽なので穴をあけたタッパーを浮かべ、そこに豆苗を入れるという感じで)
魚を採ってくる
余談だが、都内でも小さな池や小川がある公園がいくつかある。そこで、たも網を使えば小魚を捕まえることができる(ガサガサと呼ばれる取り方)。ただし、都内は条例で網をつかった魚とりは密漁にあたるとして条例で規制されているという。これは、魚資源の保護の為らしいが、子供らの自然とのふれあいを規制するのは難しいらしく実際にこの条例の違反というのは担当者もあまり聞いたことが無いという(だからと言って大っぴらにやり過ぎるのはどうかと思うが)
また、採った魚の扱いだが、たとえば調布にある野川ではは次のような回答がある。
それぞれの地域のルールに従って、自然を壊さないように水の生き物と触れ合いをしていきたいと思う。
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