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次男の2025中学受験の総括~花咲く子ばかりじゃないって話

次男の中学受験が終わった。長男、次男と2年続いた中学受験も終わって、今の頭の中も心の中も喪失感で凄い事になっているのだけど、言葉にすることで整理したいと思う。今後、中学受験を考えてる方に、1つお伝えしたい事もあるので、最後まで読んでいただければ幸い。

↑最後に書いた次男の受験の様子↑

結論から言うと、挑戦校は全滅した。
挑戦校とはいえ、持ち偏差値+3~+5の世界は届かないものじゃなかったはず。B判定ないしC判定はとれていた。それが4校すべてで不合格。子供にかける言葉が見つからなかった。

過去の経緯

うちが、中学受験に踏み切ったのは10歳の壁をどうするか?という対策でもあった。学童が終わり、その後の子供の放課後問題ってヤツだ。子供と話をして、中学受験は選択肢を広げるものだという理解を得られたので、中学受験をすることにした。長男の時は4年生の時から、次男は3年生の夏から(次男はY塾で週末2時間で、半年で2万円?の体験コースがあって、それをやっていた)。
塾は、SとかNとかいろいろあるが、最寄り駅のWにした。通いやすいと言う事が大事だと思ったからだ。まぁ、若干体育会系な塾と聞いていたが、物量の課題を出すというのは嫌いではなかった。


志望校の選定

塾に通うことになり、目標を探す事にした。まずは通える範囲の学校をピックアップした。御三家の学校もあるし、国公立も多い。その中で、次男はMARCHの付属校が気に入った。若干体育会系色の強い学校で、次男の性分には合ってない気もしたが、自転車でいける範囲というのも大きかった。他には、兄が通ってる私立校や、K祥寺の私立校…諸々と10数校みてまわって、行ける学校、行きたい学校を探した。

揺れる偏差値

長男は1年目に多少苦しんだものの、5年生からは一番上のクラスを続けて頑張っていた。今期4年生から入ってきた子で最上位のクラスに定着した子はいないと言われ、それを死守するのが長男のアイデンティティでもあった気がする。一方の次男、4年生の時は偏差値55あたりで、もう少しで最上位クラス!というところにいたのだが、5年生になって一気に偏差値が10以上下がった。
それは、学習の内容が作業から思考に切り替わったタイミングでもあった。早生まれの彼は努力して作業することはできても、自分の思考をまとめるというのがちょっと苦手だった。

4月生まれの子と3月生まれの子の間には1年近い差がある。それを痛感してはいたが、5年生の時は本当に辛い時期だった。

6年になっても、なかなか偏差値は浮上しなかった。

叱られた後に答えを丸写ししてるような時もあった。こうなると偏差値50前後の学校でもいいところはある、とそっちの学校を検討するようになった。

それでも受験を辞めなかったのは、本人の強い希望があったから。親としては、お金もかかるしやめてもよかったのだけど。
最終的に6年の夏頃に偏差値50に戻し、秋に安定して偏差値55辺りに戻してきた。年末年始の辺りで、志望校の過去問をやって、最初は合格に届かなかったが、そのうち合格最低点は十分に超えるようになってきて、僕たち親も丸付けするのが楽しくなってきたりもした(よく、子供が答えを写すって話はあったけど、リビングでリモートワークしてる自分の前だったので、それは無いと思う)

塾の先生も、どんどん成績が上がる次男の事を喜んでくれてた。成績が上がると問題を解くことが楽しくなる。気が付けば、親が何もいわなくてもコツコツ勉強を続ける次男の姿があった。最後の半年ぐらいは次男に対して「勉強しなさい」と言った記憶が無い。それぐらい自主的に勉強していた。TVも、ゲームもやらずに頑張ってる姿をずっと見てきた。
で、その結果、笑顔で終わらせられなかった事、本当に悔しさしかない。とはいえ、一番悔しいのは当人だと思って、今は次男の悔しさを癒すことに徹している。

まぁ、安全校として受けた学校も気に入ってはいるんだ。ただ、ここは持ち偏差値+15ぐらい余裕があったので、その辺りがモヤモヤするっていうか。ここなら、そんな勉強しなくても良かったのにね、て気持ちが無くもない。

これから受験する方へ

最後に2年連続中学受験した我が家からアドバイス。
行かない学校も受けよう、と言う事。
つまり、行ける学校、行きたい学校だけだとどうしても選択肢が少なくなる。今回、もし過去に戻れるなら、受験校の選択をやり直したいと思ってる。熱望校、挑戦校があって、で、安全校はバランスが良くなかった。実力相応校が周囲になかったら、通えなくても実力相応校を入れないとダメだ。じゃないと、受験した子供が「自分のチカラをきちんと試した!」と納得できないのだ。
中学受験にはいろんなアドバイスがあるけど、我が家はこれに気付かなかった。誰かが言ってたかもしれないけど、真剣に耳を傾けていなかった。

我が家の周囲に、丁度よい実力相応校が無かった。無くは無かったけど、3路線乗換で1時間ちょい、見学したけどあまり子供は気乗りしてない…といった学校ばかりだった。でも受けるべきだった。今はそう思う。

中受ロスとの向き合い方

というわけで、中受ロスとの向き合い方

昨年の長男の時とは異なり、今回で、我が家の中学受験は完全に終わりとなるので、一抹の寂しさもある。毎日、丸付けして、どうすれば注意点が伝わるか夫婦して悩んだ時間はもう味わえない。次は大学受験だが、親が関与するのは難しいだろう(でも、最近は親も協力する大学受験も増えているとか?!)

まずは、家族で英語を頑張りたい。昔、カナダ人に我が家にきてもらって英語をやっていたが、ここでしばらく子にきちんと英語を学ばせながら自分の英語力も上げて、んで、ちゃんと話せるようにしておきたい。長男はすでに英語に対して苦手意識がうまれてるので、きちんと対応したいと思う。

あとは…これは、夫婦が仕事をリタイヤしてからになるだろうが、キャンピングカーを買って何気ない町をまわりながら、その土地の素材を買って簡単な調理をしながら、いろいろな町を渡り歩きたいと思ってる。
本州は大抵の件は回ったが(家族で行ってないのは和歌山と岡山を残すのみ)、四国、九州はほとんど回ってない。北陸や中国地方は回ったが、もう少しゆっくり見たかった場所も沢山ある。幸いなことに結婚15年経つが、夫婦仲は悪くないので、ずっと妻と一緒にいても苦痛は無いので、あちこちゆっくり回りたいなーと思ってます。





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