ボートレーサーという職業について ①

ボートレースは毎日どこかしらでレースを開催していますが、テレビで全国放送されるものでもなく、ましては選手の内部情報などはなかなか表にはでてこないものだと思います。レース期間中は、外に出ることはできないですし、連絡も取れません。

そして、今ではSNSで発信している選手もちらほらいますが、それはとてもリスクのあることです。ファンの方や予想屋さん、関係者、いろんな人がいますし、関係があると思われると、八百長疑惑などを誘発してしまうことになりかねないので、内部事情などを明かすことはできないでしょう。

私は、すでに引退しておりますのでみなさんに情報提供することができますのでご安心を。特に、これから目指す方の力になれれば嬉しいです。

では本題へ、

・平均年収

選手は全員で約1600名、平均年収は1700万円
1700万円というと、医者やパイロット、社長レベルでしょう。

選手の賞金は、1着10万～６着1万など、グレードの高いレースに行けばもっと高いですが大体これくらいです。あとは出場手当1日8000円などがついてきて、1回レースに行くと（一般戦）、成績によりますが７0万円～２0万円稼ぐことができます。優勝賞金は90万円程なので優勝すると170万円程。
※ざっくりな計算です

勝てばそれだけもらえますが、逆に勝たなければ少ないです。
にしても、6日間でこれだけもらえるのは魅力的です。

年収ですが、一億超える選手もいれば600万ほどの選手もいます。
600万では普通の会社員と変わらないのでは？と思う方もいるかもしれませんが、勤務形態が違いますからね、では次へ

・勤務日数・時間

大体のレースは1節につき6日間、（1回のレースを１節と言います）
普通の選手であれば、月に2節、１ヶ月に12日働いていることになります。
レース以外の日は何をしていてもかまいません、休みということになります。
すごいですよね、30日だとすると、月の半分は休みです。（30－12＝18日）
しかも、1週間レースして、1週間休みなど、まとまった休みを取ることができるのがいいところです。1週間海外旅行に行けちゃいます。会社勤めであればそうはいかないでしょう。

選手ってレースに出るだけじゃん！いいなぁ～と思われた方・・・、
レースがない日は、休みですが何もしていない選手はおそらくいないと思います。練習をしたりプロペラを叩いたり、体のトレーニングやメンテナンスをしたり、何かしらやってます。

・年齢

ボートレーサー養成所には中学卒業後からなので、16歳？から1年訓練を受け、デビューが17歳。
そして、最高齢の現役選手で76歳（ここまでできる人はなかなかいませんが）16歳～76歳までの幅広い選手が同じ土俵でレースをしています。
選手1600人のうち、女性レーサーが200名程。子供を持つママさんレーサーだっています。

・レース中の生活

レース中（6日間）は選手宿舎とレース場を往復する生活になります。
デイレース（日中開催）であればタイムスケジュールはこんな感じになります。↓　↓

　8：00　起床・朝食

（朝食は食べない選手もいっぱいいますし、朝風呂している選手もいます）

　9：00　レース場入り

整備、調整、試運転、レース本番
レースで勝つため、限られた時間で今できる最大限の準備をします。
多くて１日２走。

　17:00　選手宿舎へ

夕食、入浴、就寝、
自由時間なのでテレビをみてもいいですし、読書したり、好きなように過ごしています。入浴時間になると減量のため、サウナにこもる選手もいます。

～さいごに～

最後までご覧いただきありがとうございます。

次は、レース中の選手の行動や、レースの仕方など選手目線の情報や、より深い情報をお届けするのでお楽しみに！