高橋一生と、鴻上尚史の俳優入門と
最近、図書館で人生相談関連を借りるようになり、
その中で鴻上尚史さんの人生相談を読み、
そこから俳優入門も手に取りました。
ここで驚いたのが、文庫版の巻末に鴻上さんと、
“岸辺露伴“こと高橋一生さんの対談が載ってます。
(収録は2018年4月です)
なにせ、著者の鴻上さんは、劇作家であり、劇団旗揚げまでされてる方なので、お芝居に対する知識や経験、造詣が半端ありません。
一生さんの子役からの30年の芸歴に対しても、
丁寧に確かめ、尋ね、分析する。
演劇とは、映画・テレビとは。
鴻上さんでなければ、ここまで詳細には聞けないでしょう。
この丁寧でクリアーな表現は、
人生相談にも存分に表れてますので、是非一読を。
巻末ばかりつい推してしまいましたが(笑、
もちろん本編も良いですよ。
鴻上さんが新幹線の中で、高校生の男女に、
「俳優になりたいです!」と尋ねられ、
俳優とは?演技とは?仕事とは?
一つずつ分かりやすく丁寧に答える(設定)で、
十分勉強になります。これこそが本編ですけどね。
本編とは逸れますが、俳優業を挫折して、社会人として新たなスタートを切った人達は、もの凄く活躍されるそうです。
理由は、俳優は演者とのコミュニケーションの連続であり、引きこもったり挫けたりしてる暇がないぐらい、周囲と活発にコミュニケーションを取るからだそうです。
黙々と国家試験やってた自分と比較すると、堪えるな…。
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