【書評】プロダクトマネージャーのしごと(第2版)
こんにちは!
とらのあな通信販売でWebマーケターをしております下野です。
最近は業務で複数チームと一緒に仕事をすることも多く、プロダクトを円滑に進める方法の助けになるものは何か無いかと本を探していました。
そんな時、上司から「プロダクトマネージャーのしごと」という本をオススメされたので「まずは読んでみよう!」と思い、書評を書くことにしました。
「プロダクトを円滑に回す方法は何か無いものか?」と悩まれている方の助けとなれば幸いです。
(今回の書評では全13章の内、3章までの内容を記載しています)
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この本ってどんな本?
プロダクトマネージャーのしごとという本ですが、読む前は「プロダクトを円滑に進めるためのベストプラクティスが一杯記載されているだろう!」と思って読み始めましたが、いい意味で裏切られることになりました。
この本が通して伝えたかったことは「プロダクトを円滑に進める完璧な方法など無い。重要なのはコミュニケーションと臨機応変に対応する力」だと思います。
ベストプラクティス集を学べると思っていたので裏切られたのは事実ですが「そんなものは無い。甘えるな。コミュニケーションを取れ」といわれていると感じ、その見方にこの本のおかげで強く再認識できたのは幸いでした。
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの違い
本書では、所属する組織によって名前が違うので気にする必要はないと述べています。(詳しい定義を探すのは無意味)
重要なのは「組織の人たちと会話して、その役割についてどう考えているか、どんな具体的な期待値があるのか表す」ということです。
前職は評価されたことが、今の職場で評価されないというのは良くありますよね。
つまり、自分の役職に望まれていることを組織ごとに確認するのが重要ということですね。
プロダクトマネジメントにおける重要なスキル
本書では重要なスキルは下記のように記載がありました。
チームや組織によって必要なスキルは異なるので「これがあれば!というスキルを定義するのは非常に困難」
またしても「明確な答えなど無い」というニュアンスに近い内容でした。
ただ、このことはプロダクトマネジメントに必要なスキルとは…
組織やチーム、業界をまたいで日々一緒に働く相手を上手につなげて、調整するために何のスキルが必要か?と考え続けることが重要と解釈できます
企業によって求められる内容が変わるので、当然といえば当然ですね。
重要なソフトスキル
明確に〇〇のスキルとの記載はありませんでしたが「人や物をつなげるために必要なスキル」と表現していました。
より詳しく言語化すると、下記のようなスキルですね。
ステークホルダーとコミュニケーションするスキル
持続的に成功するチームを組織化する力
ユーザーのニーズとゴールをリサーチする力
チームがゴールに到達するため、日々タスクを実行する力
重要なハードスキル
定義がふんわりとしたソフトスキルに対し「GA4で探索レポートによる分析を行える」といったような明確な定義がハードスキルです。
ただし、ここでも企業によって必要なスキルが変わるという背景を持つため、特定の明確なエキスパートなスキルを持つとは決められませんよね。
重要なのは技術面でエキスパートであることではなく、ソフトスキル同様に、技術のことについて検索したり学んだりすることに抵抗を持たないことが重要だと述べています。
「私の仕事の範囲ではない」と考えず、何事にも興味を持つことが重要ということですね。
仕事を楽しくする「しなやかマインドセット」とは
とあるスタンフォード大学の教授曰く、人間は「しなやかマインドセット」か「硬直マインドセット」のどちらかで動くものと仮定したとのこと。
知識が無い事柄に関しても、詳しい人の知見を貰って自身の成長の機会とすることで「仕事を通じてどんどんスキルアップできるよね」ということですね!
たしかに、しなやかマインドセットを持っている方の方が知識の吸収が早く、楽しく仕事ができそうです👀
さいごに
書いてあることはある程度「当たり前だな」と感じた半面、言われなければ気づかないとも感じました。
「プロダクトマネージャー」という仕事に対して、必要な定義やスキルについて知りたいと思って読み始めたが、読み進めると「決まった形は無いので、柔軟に企業それぞれが求めている形に変化できることが重要」という点を先に学ぶことが出来ました。
とはいえ、何かしらのスキルの定義は欲しいところでしたが、本書には「こんなスキルがあればいいよね。絶対ではないけど」といった内容がありました。
明言して欲しい気持ちもありますが「決まった形が無い」という前提を踏まえると「何でも吸収して学べる力こそが最重要」という印象を改めて強く受けました。
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