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【The・エレガント】itoya Romeo No.3 イタリアンアンバー 細軸 偏見レビュー
はじめに
どうも、先週のジェトストインサイドの記事が伸びすぎて困惑してる人です。
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リアルに翌日の朝にこんな感じでした。やはり大人ってちょろいですね、ジェットストリームという時列が出てきた瞬間に知能レベルが以下略になる。大人に喧嘩売るのもここら辺にしといて今回はRomeo No.3のレビューです。数ヶ月放置していたネタですね(苦笑)。と言うわけでどうぞ。
レビュ
と言うことで毎度ながら歴史語るとこからですんじゃどぞ。
ロメオの歴史
と言うことでロメオの歴史です。公式からの運用と私がナンバー3を重点的に置いた独自のやつが入ってます。
1914年 初代ロメオ万年筆 誕生
(ROMEO No.1)
伊東屋創業から10年がたったころ、紳士・淑女におすすめする筆記具としてROMEO万年筆は生まれました。それは、西洋文化が流入し、人々の生活や働き方が急速に変わっていった時代でした。
ということですRomeo No.1誕生ですね。ここから100年かけて伏線回収するなんて誰も思わないでしょうね、本気で。ちなみに玉クリップはこの頃から存在しました。素敵ですね。それでは次は100年後です笑。
2004年 伊東屋ロメオ万年筆 復刻
(ROMEO No.2)
伊東屋創業100周年を記念し、限定モデルが発売されました。初代万年筆の趣を残しながら、時代にあわせ進化した万年筆はROMEO筆記具再興のきっかけとなりました。
ということで100年ぶりにこんにちはって感じですね。現代のロメオはここから始まりました、感慨深い。ちなみに確かまだ伊東屋本店で販売中だった気がします。値段は10万円?100万?とかだったかなうろ覚えです。そして伊東屋、ここでまた伏線張ってきました。そうです万年筆です。それでは次は今回の本題です。
2009年 ROMEO No.3 ボールペン 誕生
ROMEOを代表するペン、ROMEO No.3が登場。
初代万年筆のクラシカルな意匠を感じさせながらお使いいただく性別や年代を選ばない、段差のないシャープで美しいボディラインと絶妙なボディバランス、快適な書き味を持つ筆記具に生まれ変わりました。時計の竜頭がモチーフの繰り出し式の天冠には、ROMEO筆記具を常に携え、一緒に時を過ごすパートナーとしてもらえたら、という想いを込めています。
ということでロメオ誕生ですね。ハッピーバースデー🎉。と言うことで個人的No.3イベントをご紹介します。
ロメオエレメント
ということでまずはロメオエレメントです。こちらは2023年に伊東屋本店別館、K.itoyaで開催されたキチガイ神イベントです。そのイベント内容というのが限定色50種類の太軸・細軸を販売するという、まぁなんともやりすぎなイベントです。公式がパラレルワールドと言っていますけどそれどころではないだろうと正直思いました。もっと早く文具好きになってたら地獄でしたね。ええ。こちら一つ特筆すべきかなと思ったのでご紹介しました。
リブランディング
ということでお次はリブランディングです。こちらは去年(2024年)に行われました。“Moment of Dis-covery”を新しいコンセプトとし、新たなラインナップが加わりました。個人的に思ったより小規模だなと思いましたが、しかしここでとある伏線が回収されました。ええ、お察しのよい皆さんならお気付きだと思います。そう万年筆復活です。No.2のフラク回収です。ということでんまぁ一つの節目ということでこちらも特筆させていただきました。
斑紋やオーリックはそんな書くほどのことでもない気がしたので省きました。お次はコンセプトとデザインを見ていきたいと思います。
コンセプト+デザイン
ということでお次はみなさん大好きコンセプトとデザインの時間ですよ
大人の気品を引きたてるビジネスツール
品格ある、洗練された佇まい。
その佇まいから滲む、内に秘められた冒険心。
積み上げてきたものにとらわれることなく
未知なる世界への探求を積極的に楽しむ
自分らしいスタイルをもつビジネスパーソンへ。
個性を引き立てるビジネスエッセンシャルツールを提案します。
ということでロメオのコンセプトは「大人の気品を引きたてるビジネスツール」ですね。じゃあなんで中学生とかのSSKのガキがロメオ買ってるんだよ、18禁ボールペンやんばーか。失礼、取り乱しました。ということで基本コンセプト置いたところで次はデザインを見ていきましょう。まずは天冠部。
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こちらは時計の竜頭をがモチーフとなっています。お次はクリップ。
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100年変わらぬ玉クリップです。結構硬いかもです。挟みやすくはあるので良いです。お次は中央リング
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んまぁ後々解説しますがここがロメオの欠点だったりします。ロゴとナンバー3の印字ですね。
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お次は口金付近。細軸は結構シュッとしていてみやすいです。そして個体によりますが軸が透明に近いと写真のように内部機構が見えます。かわいいですね。それではお次は軸です。
正直光の加減でだいぶ変わります。自分の個体は比較的派手な方です。本店であった在庫全部出してもらって選びました。んまぁ見えかた写真集どうぞ
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って感じですね。もう最高です。ということで軸は個体差すっげえのでぜひ実店舗で選んで欲しいです。もうね本当楽しい。うへへへへへへへへへへ(キモい)ということでお次はスペックです。
スペック
長さ 140mm
重量 25g
太さ φ11mm(細軸)
機能 ツイスト式ボールペン(初期人はゲル、別売りで油性もある)
展開している素材 樹脂、金属、革巻き
素材 アクリル、真鍮
重心位置 先端から77mm
カラーバリエーション(通常色)
値段 14300円(Tax included)
製造国 台湾
販売元 伊東屋
というわけでスペックは以上です。スペックだけ見たらやや高重心でずっしりしているペンです。しかし書いた印象は結構違います。そちらを次に見ていきたいと思います。
書いてみて(with母親の意見)
ということで書いてみてです。今回は母親の意見も交えてです。理由は母親が圧倒的ロメオ信者でほぼ私も押されて買った感じだからです。勢いでオーリックアンバー買う親ってなんですか。んまぁ私の感想は正直最初の状態で書いてみて高級感ないなというのが感想です。正直文具好きからすればこれに落ち着いてしまうペンなんですよ、ロメオNo.3って。初期の状態はペン先のがたつきが正直ひどくてすごいし書きやすさだけなら軽量なものでよくないか?この思考パターンに文具にハマって1〜3年の人はハマりやすいかなと思います。(んまあ所謂SSKだの卒業後少ししか経っていない人)しかし母親の意見は違いました。母親が私に言ったのは一言だけでした「書きやすい」。そうですペン先のがたつき云々抜きに書きやすいと思っていたのです。正直びっくりもしましたしもっとツイストとか重い方が良くない?と聞いてみました。そしてら母親に「女性でも回しやすくてこっちの方がいい」と言われました。この時点で私は押し負けしました。母親に一生たっても勝てないタイプの息子です。母親は一般的な感性で「全体視」していたんです。それこそがロメオNo.3が「エレガント」な所以だなと思いました。シーンや使用者を選ばずに上品で、そしてスマートに。それこそが多分文具好きは気づけない魅力です。正直私も母親に意見を求めていなかったら気づけなかったのでやはり外部的要因の存在は偉大だなと思います。それでは次はなんで書きやすいかについて考察していきたいと思います。
ロメオNo.3の謎を考える
というわけでロメオNo.3がなんぜこんなにも書きやすいのか、について考察していきたいと思います。んまあ私なりに考察した結果がこちらです。
ペン内部に金属が通っていない
インクが良い
重心位置
それでは簡単に解説していきたいと思います。まず①から。こちらはその通りです。中に重いものが長く通っていない、これって結構取り回しの面では強いアドなんですよ。いくら重くてもこいつで割と誤魔化せます。次に②、フローが良いゲルインキ。ほぼ水性って感じです。重量が若干あるのでそれと合わさって自重で結構書けるかなって感じです。そして③。重心位置が①と加わることで某さーさーが言ってたみたいに重量がある程度握ってる中心部に来るので低重心系のペンと違って特殊な握り方をする方でも安定して長時間筆記できます。これは私がちょっと特殊な握り方してるからわかります。あと重心位置が落ち着いているのであまり力をかけなくてもいいので疲れません。んまぁこんなところです。お次は個人的長所と短所についてです。
個人的長所
圧倒的に書きやすさ
軸が美しい
軸や長さなどの種類が豊富
クリップが挟みやすい
インクが良い
芯を繰り出しやすい
個人的短所
ペン先のガタつきが大きい(純正ゲルインクリフィル径が小さい)
ランニングコスト・コスパが悪い
メッキ部分が傷つきやすい・指紋がめっちゃつく
印字が錆びる
軸内部が傷に弱い
修理が不可能(?)
ということで4と最後のやつだけ補足を。まず4ですが、母親がめっちゃ使ってるので1年くらい買ってから経ったんですけど中央にリングに印字が黒ずんでます。多分手汗で錆びてるので手汗多い人は要注意です。そして最後ですがなんか仲良い文具について知見が深い方に削ってて個体差あるから修理ができないとか聞いたことがあるだけです。詳しくは伊東屋公式に問い合わせることを推奨します。ということで最後に総合評価をしたいと思います。
総合評価
ということでいつも通り最後に総合評価やっていきますよ。ということで伊東屋Romeo No.3細軸の総合評価はこちら
間違いなく一般人にとっては神ボールペン
初期リフィルは書きやすい
作り込み的に甘いところもある
長期の使用はあまり美しく保てないかも?
ということでトーラtier的にはS-です。やっぱ神ボールペンではあるけど刺さりはしないんですよね。正味がたつきは割とどうにでもなるしいいんですけどねえ…。やっぱS以上にはいかないのでこの順位になりました。それではレビューはここまでです。
最後に
ということで久々に4000字超えました。次週は購入品かガジェットやろうかなと思ってます。それではまた次回お会いしましょう。