トラコ

昭和生まれの50代!人生これからの気持ちです^ ^

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最近の記事

左利きのブルース

我が家の子供たちは2人とも完全な左利き。 私も基本左だけど、字の時だけは右。それが一番楽。 幼稚園卒園前に、各自自分の名前をノートに練習する時間があった。そこでみんなが右で書いていたので、真似しているうちに習慣になった。 (というのが私の記憶なのだが、母は、「字は右で書くようにできているから右で書こうねと私が導いた」と言っている。) そのときの光景は今でも覚えている。お手本として一行目にそれぞれの名前がひらがなで書かれたノートが配られ、それをみながら一生懸命書き写して練習した

    • 本が私にくれたもの

      未婚母子家庭だったため全く裕福でない子供時代だった。 ほぼ100%兄のお下がり。 忖度娘には異議を唱える選択肢はなかった。 思い出すのは、小学校で家庭科の授業が始まったころ。お裁縫箱の注文が学校で取りまとめられ、周りの友達は皆可愛く華やかな和柄のデザインを手にしていたが、私は兄のお下がりの兜柄だった。小学生女子にはなかなかの試練である。家庭科授業の前日、お下がりの裁縫箱の兜と睨み合い、上に紙を貼ったら誤魔化せるだろうかと必死で知恵を絞ったものだ。 スキー教室の時も、周りの女子

      • 昭和のこども

        両親の重たい話をいきなり書いてしまったので、聞いていて楽しかった話を書いてみる。 2人とも終戦前、昭和の早め生まれ。  母は山あいの集落で育った。 大家族の田舎暮らしの話をよくしてくれた。 キャンプに一緒に行ったときに、火を起こすのに四苦八苦していた私と主人を見かねて、新聞紙でくるくると火吹き竹もどきをつくり、あっという間に焚き火のセッティングをしてくれた。 風呂を薪で沸かすのは子供の仕事だったからね。と。 5月になると、山に行って笹をとり、ちまきを何本も何本も作って

        • 50代になって振り返ってみる恋愛にまつわる話

          40代になった時、自分は人生の表舞台から降りた、という気分になった。表舞台に上がっていたかどうかはともかく。 まだまだこれからの気持ちでいっぱいだけど、スポットライトからは外れたというか(当たっていたかは置いておいて) 山道でいえば、登頂を終えて、時々いい景色を眺めて、お昼も食べて下山道に入ったというところか。 恋愛ドラマをみても、親目線で感情移入することが増えた。 気分は若いままなところがあるので、もちろん若い世代の役にも感情移入は欠かさない。というわけでドラマを観るとあの

          ハチミツ

          母は、昔からハチミツやシロップの注ぎ口についた余りを、蓋を閉める際に手で掬って舐める癖がある。どうにも不衛生に思えてならないので前々からやめてほしいと思って2、3度やんわり注意したこともあるが、1度きりしか拭ってないから(2度舐めはしていないという意味か)大丈夫だと言って改める様子がない。 先日の朝食時、当然のように掬い取って舐めているのを目撃し、たまりかねて、舐めるのはナシ!と言った。(こういうことを言うのも、幼少時からの刷り込みがあり、「母といつ会えなくなるか分からない

          おかあさん

          初投稿で父のことを書いたので今回は母のこと。 母子家庭で育った私には、母は物心ついた時から自分の唯一の生命線だった。子供ながらに、この世の中で私のことを心底思ってくれるのは母だけ。この人がいなくなったら自分は終わるとわかっていた。 歳の離れた兄がいるが、私が中学に上がる頃に上京してしまったので、私が進学で家を出るまでの間は実質母子二人暮らしだった。(夕飯時には父がいたが・・) そんな私の人格形成がどうなったかというと、母ファーストが骨の髄まで染み付いてしまい、苦労してい

          おかあさん

          おとうさん

          数ヶ月ぶりに父からの電話。「どうしとるかなぁと思って」とかかって来て、ひとしきり喋り、じゃあまたね、と電話を切ったが、翌日また「どうしとるかなぁと思って」とかかって来たときには、ついに父もこの時が?と内心ドキドキした。 が、90才にしては張りのある声で、誰にかけているかも分かっている様子でホッとした。 去年だったかな、父から電話があったあと、夜布団の中でいろいろ思い出していたら、ふと口から「おとうさん」という声と共に涙が文字通りブワッとでてきた。その自分にもう1人の自分がびっ

          おとうさん

          トラコです

          はじめまして。 地方都市生まれです。東京在住30年強。昭和に生まれて今50代。 基本自分の好きなようにやりたいけどさびしがりや。 今の言葉でいうとADHDあるかも。 気負わずに、頭の中の宇宙に漂っている思いや考えを書き綴っていきたいと思います。

          トラコです