米津玄師「KICK BACK」 幸せになりたい 楽して生きていたい
アマゾンで注文していた、米津さんのCD「【メーカー特典あり】KICK BACK (チェンソー盤)」が届いた。
チェンソーネックレスが付いているバージョンを頼んでみたけど、なかなかこれを身につけるのは難しいな。
ちょうど、きのう11月22日にはKICK BACKをつくった米津さんと常田大希さん(King Gnu)のこの曲に関する対談がYoutubeに上がっており、非常に興味深かった。どういう思いでこの曲を作り上げたのかという経緯、時系列、取り組み、遊び心などなど2人の人柄がにじみ出たような対談になっていた。
以前、明確に歌詞が分かっていない段階で、noteに文章を書いた。じっくり歌詞を見た上での感想を。
チェンソーマンの主題歌なので、アニメとのシンクロ性も十分に保ったまま、普遍的な意味合いも持たせているのが見事。
チェンソーマン・デンジの発言にインスピレーションを受けたような歌詞「幸せになりたい 楽して生きていたい」は、欲深い人間の業をそのまままとったような真実を見事に表現している。
「幸せ(しやわせ)」と歌っている。その理由はYoutubeに。
「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」は、モーニング娘の「そうだ!We’re ALIVE」のフレーズで、つんく♂さんに使用許可をいただいたという経緯を米津さんが語っていました。
歌詞としては、なんだかなげやりにも聴こえますが、「人生」の本質を突いているとも言えなくはない。
「『止まない雨はない』より先に その傘をくれよ」って言葉は、非常に面白い。
無責任な励ましの言葉なんかいらないから、ストレートに「それ(幸せ)、くれよ」って歌う。いいね。
原作の「KICK BACK」へのリスペクトを込めて、この曲を作り上げる米津さんの素晴らしさを再認識させられた。ただ、単にアニメの主題歌にとどまらず、「『幸せ』とは何か」にも踏み込んだ普遍的な歌になっているのに加え、ユーモアも盛り込んでいる。
歌詞をちゃんと認識したうえで、もう一回、生で聴いてみたい。
2022年11月23日 トラジロウ
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