スピッツ「聞かせてよ」 蝶の羽が起こすくらいの弱い風受けて
草野さんがライブで観客に「来てくれてありがとう」ということを伝える際、よく「バタフライ効果」という言葉を引用しています。
ウィキペディアによると、バタフライ効果とは気象学者が「蝶が羽ばたく程度の非常に小さな撹乱でも、遠くの場所の気象に影響を与えるか?」という問い掛けから始まったようです。
転じて、たった一人の行動が、現在の結果に大きな影響をもたらす可能性があるというような意味として、活用しているようですね。
草野さんは「一人一人の観客がつくり出してくれたこの空間の雰囲気」に感謝を込め、「この中の1人が欠けても、今日のこの素晴らしい空間はつくることができなかった」という意味でいつも語りかけてくれいます。
9月の有明サンセットでも、草野さんはこのことを話していたのを記憶している。
どこかで聞いたような・・・と思って頭に引っかかっていたのですが、「蝶の羽」でスピッツの歌詞を検索すると、出てきました。
「聞かせてよ」
アルバム「とげまる」(2010年10月27日リリース)の10曲目。
登場人物は「君」と「僕」
男女間のラブソングのようにも聞こえてきますが、「バタフライ効果」のことを毎回語る草野さんのことを考えると、最近はこの「聞かせてよ」はファンに向けたラブソングのようにも聞こえてきます。
もともと、「蝶の羽が起こすぐらいの弱い風」を「たったそれだけしかない」とマイナスに捉えていては、この曲のニュアンスは大きく異なります。
「小さいけど、大きな可能性がある蝶の羽の風」と考えると、この曲はものすごく前向きで、ファンへの感謝を込めた歌のように思えてきませんか?。
特に、2番はファンへの感謝色が一層強くなっているような・・・。
「とげまる」では、続く11曲目の「えにし」もファンへの感謝をつづった曲だと、私は解釈しています。
これからも、ファンの一人として、声援を送り続けたいと思っている。ライブでは声を上げられないから、心の中で。
トラジロウ 2022年11月10日