斉藤和義「社会生活不適合者」 笑って生きるのさ それの何が悪い!?
この歌、聞いたときに、頭がスカッとした。
おおっ!「そっか。そうだよな。これでいいんだ!」って。
斉藤さんのアルバム「35Stones」(2002年1月17日リリース)の7曲目。タイトルの由来は斉藤さんの当時の年齢から。その後、「45Stones」「55Stones」がその年齢ごとに発売されている。
歌い手が、どれだけ社会生活に適していないかということについて、延々と「自慢」する歌。嘆きなどは全くない。ただただ挑発的に歌いきる。
まあ、序盤は少々大げさ。
「一人じゃ切符も買えない」
「自分の住所もよく分からない」
正直言って、私もさすがに切符は買える。住所も覚えてる。
「誰より自分がカワイイのさ」
こんな人ばかりです。私の周り。犠牲の心なんて、誰も持ってない。
「死んだ方が世の中のためさ でもそんな予定など死んでもない
文句の数だけは人一倍 お前の話など右から左」
こんな人、山ほどいます。死んでほしいです。
「一人じゃ時間も守れない」
はい、こんな人、山ほどいます・・・。
★「『反省』なんか俺の辞書にない
勘違いだけは人一倍 笑って生きるのさ それの何が悪い!?」
この一文はとても大切です。
なので、★をつけました。
上のいくつかはそれほど大切ではありません。
この★の一文。これはとても大切なので、覚えて帰ってください。
反省なんて、しなくていいです。勘違いのままでいいです。笑って生きていれば、もうそれだけで、いいのです。
この力を備えている人は、やっぱり強いです。結局勝ち組です。どんな時も笑っている側が勝ちなのです。
社会生活不適合者?
そんなわけない。最も社会生活に適しているのが★の人だよね。
とまあ、こんな感じで、生きているのがわたしです。
自分が勝ち組だと言い張ります。
泣いても仕方ないし、いつも笑っていたいと思ってる。
どんなにひどい目にあっても笑っていられる力はやっぱりすごいのです。
斉藤さん、社会生活不適合者っぽいけど、結局、かなり強いもんね。
こういう風情のかけらもない歌も、私は好きです。
2022年8月30日 トラジロウ
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