【GIGAスクール日記1日目】これがあなたのPCです
情報教育担当のトラフダケです。わが自治体にも一人一台端末が導入され、教員向けに研修会が開かれました。
もともと私は情報機器をさわることが好きなのでこういうのは大歓迎なのですが、そうじゃない人はよっぽど必要感を感じるか強制されない限り使わなくなります。
最近読んだ本にも「ICT機器がなくても授業を成り立たせることができてしまう(意訳)」と書かれていました。「だからこそ、ICT機器を真ん中に据えて」とも。
ここは情報教育主任として率先して活用し、藪をかきわけ道を作り、みなを導いていかなければなりません(おおげさ)。
そんなわけで他クラスよりさきがけて実践したことをまとめていきます。
準備と片づけ
まずは準備の仕方と片付け方から。教室備え付けの電源ボックスから取り出して配るのですが、ひとつずつ渡していたら手間がかかります。かといって取りにこさせると密になる。
そこで色分けグルーピングを活用しました。クラスを5、6人ずつ5色に分け、かごを用意します。そこにメンバー分の端末を入れておく。端末を使うときは各色の代表者1名がかごを取りに来てメンバーに配ります。
色別グルーピングはこちら↓でも紹介されています。
返却はその逆。自分の色のケースに端末を入れる。各色の代表者がそのかごを電源ボックスに収納します。こうすれば密を避けつつスムーズに配れます。
ログイン
端末が手元に届いたら電源を入れてログイン。その前に軽く諸注意。その端末は年度が変わるとローテーションするため大切に使うこと、ID、パスワードは家のカギみたいなものだから人に見せたり放りっぱなしにしたりしないことを確認しました。
事前に作成しておいたIDカード(後日作り方をまとめる予定)を見ながらユーザーIDとパスワードを入力。ログインしていきます。
たかが数字の入力ですが、助けてーの声がいろんなところであがります。逐一対応していては時間がたりません。まずは近所の人に助けを求める姿勢を育てます。一人一台のパソコンを使っての授業は、必然的に協働的なものになります。こういう細かいところから、助け合うクセをつけておきます。
Microsoft Teamsでチャット
私の自治体ではMicrosoft Teamsがインストールされています。職員の研修でもこのTeamsの使い方が主でした。
私がクラス全員に招待をかけて、子供たちが参加。チーム内でチャットをするところまで進みました。
入力は基本タイピング。こうなると経験の差がモロに出ますね。普段から使い慣れている子はばんばん矢継ぎ早。ぽちぽち入力している間にタイムラインがどんどん流れていきます。「あぁ、こういうスキルも世に出ていくには必要なんだな」と感じました。
毎日ふれよう
さて、目的はこれでだいたい達成。しかし、これで終わってしまっては、ただ一度さわっただけで終わりそう。何か継続してふれられる取り組みを実施したいということで「朝ノート」を提案しました。
朝、学校に来たらPCを開く。私が「元気ですかー?」とチャットで投げかけておきます。見た人から「元気です」「眠いです」などとそのときのテンションを書き込んでいきます。いわゆる健康観察をオンラインで実施するイメージです。
これはたまたま最近読んだ本の中で紹介されていた取り組みです。
ぶっちゃけ、子供たちだけでさわらせることになるので、トラブルが起こるかもしれません。しかし、何か起こればそれを題材に新たな学びを獲得していくというスタンスでいます。トライ・アンド・エラー。
さて、初回の「朝ノート」はどうなったのでしょうか。
ではまた。
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