決断。ご縁。

7月末。
転職することが決まった。
約2年間、迷い続けた。
ここに居続けることが正しいことなのか。
環境を変えるべきなのか。
この2年間の中で気持ちとして転職するタイミングは何回かあった。
ただその時に行動に踏み切れなかったのは、成長意欲が低かったから。
エンジニア職はほかの職に比べて、自由が利く職だと感じる。
その環境に甘んじていたのだろう。

このタイミングで決断出来たのは、自己成長したい、自分の価値を高めたい。そう思えたから。
今の環境で成長が出来ないのか。そう言われるとわからない。
自分の意欲次第では成長できるのかもしれない。
ただ、3年間勤めて、成長を感じないのであれば、それはある意味タイミングなのだと思った。

自己成長したいと思えたのも、この先の自分を展望したときに、このままでは何も残らないと思った。
これでは大切な人と一緒にいることもできない。この先に誇れる自分が見えなかった。
全てのタイミングが今のタイミングだった。
そんな人と出会えたことも、プロジェクトが変わったタイミングも、ジムで話していた友人が転職経験者だったことも。そして体育会出身者向けの転職サービスを利用したことも。
全てが重なっての転職だったのだと思う。

決断したのは、6月末のジムでのこと。
ふと目に映った広告から転職サービスに登録。
そこから面談、準備を通して、1か月で内定をいただくことができた。
この内定にもご縁があったと思う。

内定をいただいた企業は、現職と同業ということで、私は紹介をしていただかない方向で進めていたが、エージェントの方の粋な計らいで最後に紹介を受けた。少なからず同業ということで活かせる分野もあるのではないかと。

書類、適性検査を通過し、面接へと進んだ。
面接官から初めに受けた言葉は「がたいがいいね、何かスポーツやってる?」
この一言から状況が好転していったと思う。
そこから私が所属している社会人神奈川1部リーグでプレーしている選手が社員として働いているということで、話が盛り上がった。

そこから面接は進み、その方とどうしても会わせたいというお言葉をいただき、面接室に来ていただくこととなった。
チーム名、そして私の名前を聞いたときに「虎之介じゃん!」と。この一言には私含め面接官も驚いていた。私は知っている方ではなかったからだ。
話を聞いていくと、今年の前期に、この神奈川1部リーグで私が得点王になっていたからのようだ。「このチームといったら虎之介ですよ!」と面接官にも絶賛して伝えていただき。加えて、この方のチームメイトに私の高校の同級生がいるということもあり、話は大盛り上がりとなった。

同じ社会人サッカーをしている人が、仕事とサッカーに熱く過ごしている。そんな熱意を見て、この人たちと働いていきたい。そう感じた。

最終面接でも得点王ということに触れていただいた。面接は順調に終了し、その日のうちに内定をいただくこととなった。
面接段階とはいえ、私の人柄に期待、評価をしていただけたことがとても嬉しかった。その日のうちに承諾をさせていただいた。

タイミングという話をしたが、今季得点王という結果も功を奏したのだと思う。今年は様々なことを犠牲にしてでもサッカーに打ち込みたい。そう取り組んできた結果もここで活かされることとなった。

今回の転職活動を通して感じたことは、大きく2つ。
決断とご縁。
転職は人生の中で大きな転機となるが思い切って決断できたこと。
その決断に至るまでの過程でもたくさんの「縁」があったと感じるし、内定先の「縁」もあったと感じる。
今の自分には、ここ最近、仕事で感じなかったワクワク感、希望、に満ち溢れている。もちろんうまくいくことだけではないことは承知の上だが、新しい環境に自分がどう馴染んでいくのかも含めて。

現職があっての転職。
そこのご縁も大事にして9月からの再スタートを迎えたい。

ここからの決断もご縁も大事にしていこう。

より豊かな日々を過ごすために。
より自分を好きになるために。
より大切な人を幸せにするために。

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