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グロムス腫瘍体験記①
手術から1週間。
ようやく痛みから解放されつつあり落ち着いてきたので、時系列でまとめてみる。
まず、そもそもの発端はもう何年も前で、少なくとも8年前。
夜寝る前や寒い時に左手親指が何となく痛い気がする、と感じ始める。
その痛みも、継続的なものではなくズキン、ズキンと波がある。
眠る前に痛いと気になって眠れなくなるが、寝てしまえば痛みで起きる事もなく。
そんな状態が続いて2、3年後、ウトウトしてるときに痛みが起こると完全に覚醒してしまうくらい痛み始める。
こいつはおかしいなと思ってネットで調べた結果、グロムス腫瘍にたどり着く。
数少ないブログからの情報で、普通の整形外科では見過ごされる事も多いという情報を得て、手外科なるものの存在を知る。
幸いにも当時住んでいた場所から比較的行きやすい場所に手外科がある事を突き止め、受診。
コロナ禍中だったと思うので4年前くらいかな。
そこでの診断結果は、【問診からグロムス腫瘍の可能性が非常に高いが、超音波検査では写っていないので開いてみないと分からない】という非常にギャンブル性の高いなんとも不安なもの。
いや、それなら怖いんでもう少し育てます、と当時は断念。
とはいえ痛みは続くし、そうこうしている間に夏場など全く寒くない時期も痛みを感じるように。
そろそろ育ったかな、手術考えてみようかな、なんて思っている間に乳がん発覚。
他の治療とかしてる場合じゃない事態に陥る。
しかし、抗がん剤治療中に「あの時たとえ博打だったとしても手術しておけばよかったーーーーー!!!!!」と後悔が襲う。
というのも、抗がん剤の副作用と思われるが、指先に釘を全力で打ちつけるかの如き激痛が走り、寝ることもままならないばかりか、痛みのせいでただでさえ低いQOLが爆下がり。
良性(と思われる。今の時点で病理結果まだだからね)とは言え腫瘍ではあるので、抗がん剤の全細胞攻撃時に過剰に反応したんだろうなぁ。
その時の記事がこちら。
ECの時は大丈夫だったけどパクリタキセルで激痛だったんだよね。
多分、乳がん自体もパクリタキセルで小さくなった実感があったので、私の身体の悪い部分にパクリタキセルが覿面に効いたんだと思われる。
そして、そんな抗がん剤治療と手術からも3年目に入った今年、ようやく重い腰を上げ再受診を決意。
引っ越してもいるので、前回とは違うクリニックへ。
新しめなこともあるのか、予約不可かついつ行っても混んでる人気のクリニック。
そこでの出会いが私に手術を決断させるのであった。
つづく。