〈旅行記〉京都の旅
過去に旅をしたものをまとめています。
2023.7 旅行記
オーバーツーリズムとは無縁な宇治だった
旅の始まりは新宿バスタ。
バスの座席と座席の間は、互いの顔が見えないようになっているので悪くはない空間。
夜行バスに乗り、約7時間かけて京都駅に到着。
朝早く開店している駅ビルの中の珈琲屋さんのモーニングで腹ごしらえ。
その後は、10時から体験予約している朝日焼に向かって歩く。
お店に到着したが、まだまだ1時間も早いので、世界文化遺産となっている神社へ。
1日目
日本最古の神社建築 宇治上神社
本殿、拝殿ともに国宝で、本殿は現存する日本最古の神社建築とのこと。御朱印もいただいたが、宇治といえば抹茶！半紙が抹茶の色で素敵！そして爽やかないい香りが！！
その後、すぐ近くにある宇治神社や、橋を渡ったり宇治の景色を眺めていた。
3キロほど先に天ヶ瀬ダムがあり、放流時は橋が封鎖されるそうだ。
推しが訪れていた朝日焼へ
時間になったので、朝日焼へ。
宇治川のほとり、川の向こうは平等院という素晴らしいロケーション！
空はどんよりで写真をとっても映えない。こんなに素敵な景観なのに…でも晴れてカンカン照りだったら、この時期の京都、後の体力がきつかったかも...と思う事にした。
朝日焼の歴史
４００年にわたり作陶を続ける朝日焼。徳川将軍家の茶道指南役も務めた小堀遠州の指導で開窯した歴史の古い窯元だ。
こちらはショップ&ギャラリー
どれも素敵な作品！作品を見た後、少し歩いて工房に移動した。
中には二つの釜が！
下の写真は、故 三浦春馬さんの日本製よりお借りしました。
玄窯という登り窯で、年に3回しか開かない。それがもうじきなんです！と、お店の方が仰っていた。
神棚と榊、春馬さんの後ろには映っていないが、その位置にお札も置かれていた。
焚く前にはろうそくを灯して、みんなでお祈りをしてから、そのろうそくの火を窯の中に入れるそうだ。
初の電動ろくろ体験
さて！電動ろくろ体験ですが...
難しくて挫折するかと思いきや、スタッフさんのヘルプもあり何とか形になり、楽しく終える事が出来た！
因みに土は、自分達で掘っているとか...
1作品を焼くと4400円 2作品5400円 ３作品6400円。焼かなくても3300円は体験料として必ずかかるとのこと。
焼き上がりは約2か月後との事で非常に楽しみ！！
私はお茶碗、中鉢、マグカップ(取っ手部分はお店の方がつけてくれる)を制作。
底の部分には希望の文字なども入れてくれ、出来上がった作品は送ってくれる(送料がかかります)
抹茶最高！！
体験終了後は、同じ通り沿いに福寿園宇治茶工房があったので、そこの2階で甘味をいただいた。
器などは、全て朝日焼！
お世辞抜きで、とても美味しかった！さすが本場もの！！
友達が食べた抹茶のカキ氷が1300円！ちょっと分けてもらったが、お味が濃厚で思わずうまっ！！と言葉が出てしまった〜。
私はお値段に躊躇してしまったが、思い切って奮発すれば良かった(笑)
あんみつも美味しかったけれど、あのかき氷は美味すぎ！！
1階には資料室とショップがあります
腹ごしらえをしたところで橋を渡る。
宇治でも鵜飼
この川では鵜飼もするのだとか！
小屋の中にいる鵜も見れたけれど、違いがよく分からず(･_･;
右側が人工ふ化したウミウ
平等院鳳凰堂へ
次にすぐそばにある平等院へ。
こちらも世界遺産。
庭園と鳳翔館入場料が600円。
せっかくなので、300円支払って鳳凰堂の内部拝観もする。ただ外から眺めるだけでなく、絶対内部拝観をした方が良い。内部拝観の時間が区切られているので詳細はHPで確認してください。
丁寧な説明で分かりやすかったけれど、私、すぐ忘れてしまう…
その後はミュージアム鳳翔館へ。ここは梵鐘や鳳凰、木造雲中供養菩薩像が展示されており見応えがあった。この菩薩像は鳳凰堂の内部壁面で52体のうち、26体は取り外し鳳翔館の方で展示されている。
間近で幾つもの貴重な物が見れて良かった。
お天気が良ければ、正面の鳳凰堂から阿弥陀如来像がはっきりと見えたかも？やっぱり、お天気は晴れが良いな…
竹林が素敵な高台寺へ
その後、電車に乗り少し歩いて高台寺へ。
ここは、秀吉の妻 ねねのゆかりの地。
中央の観月台から秀吉を偲びながら月を眺めていたのだろうか...
広い庭園や竹林もあって、風情があり素敵な場所だった。
あのバングルをはめにあのお店へ
その後は、すぐ近くの一念坂にある金網つじというお店へ。
平安時代に起源を持つといわれる京金網は、主に京料理の調理道具として使われてきたそうで、
お店には豆腐すくい等、素敵な商品がたくさんあった。ひとつひとつ手作業でまさに職人技！
この写真のワイヤーバングルは、三浦春馬さんが世界一受けたい授業で紹介していた。
金網つじの技術を生かしてひとつひとつ手作業で作られ、シンプルだがとても素敵。
私が訪れた時は、このバングルは1年待ち。前は2年から2年半待ちだったそう(･_･;
私も欲しかったけれど...
私には手が届くお値段ではなく、はめさせていただいただけ(笑) 宝くじが私の元に舞い降りてきたらその時には！！
八坂の塔 清水寺は…オーバーツーリズム
お店を後にして、せっかくなので近くにある古都を彩るシンボルタワーの八坂の塔をパシャリ！
そして清水寺まで足を延ばす。けれど…
行ったことを後悔！人だらけ。外国人だらけだった。しかも清水寺に通ずる道は、雨で傘をさしていたので所狭しという感じだった。
２日目
新緑溢れる瑠璃光院へ
お昼前に、瑠璃光院の最寄り駅の叡山電鉄 八瀬比叡山口駅に到着。駅前で朝昼一緒の食事。
あんかけ湯葉蕎麦。体があたたまった！
小雨がぱらつき身体が冷えていた。
瑠璃光院に到着。
瑠璃光院は、平安時代の昔から貴族や武士に愛された保養地だったそうだ。
近年、季節限定で一般公開されるようになり多くの参詣を集めていて、秋の公開は予約制になっているそう…
夏の特別拝観初日で混雑してると思いきや、待ちもなく空いていて拍子抜け！
雨の日は空いているようだ。
拝観料が２０００円とお高めだが、写経セットも入ってるし(ボールペンも)、何と言っても素敵な所なので、拝観料が高くても行く価値は絶対あり！
お庭を見ながら有料だが、お茶とお菓子をいただける。2階には新緑を見ながら心を落ちつかせ写経が出来る場所もある。
写経が出来る場所。字をなぞればOK！書き終えたら1階の本堂に納めても良し、持ち帰りも良し！
御朱印も日付は自分で書き入れるが、気持ちばかりのお金を箱に納め、いただく事が出来る。
せっかくなので寄ってみたら素敵な絵だった
すぐ近くにある、ルイ イカールの作品を展示している美術館もあり、こちらは無料。
可愛らしい女性を描いていて、すっかりルイ イカールの絵の虜になってしまった。
お部屋がいくつかあり、どのお部屋も素敵で居心地がとても良い。素通りしてしまうのは勿体ない。
維持費として300円の寄付をすると、コーヒーとお菓子をいただける。
最後は京都の超穴場スポット
最後は超穴場スポット。京都駅 伊勢丹10階のラーメン小路を抜けると京都市内を見渡せる空中径路があり、因みに無料！！
おしまいに
１泊２日の京都旅。
宇治ののどかさに癒されたと同時に、清水寺界隈のあまりの人の多さにびっくり。オーバーツーリズムが叫ばれているのがよく分かる旅でもあった。
そして瑠璃光院が今回の旅で1番印象に残り、秋の拝観も訪れてみたいなぁーと思った。
帰りは新幹線で帰ったが今度は往復バスにして節約し、２泊はしたいなぁ..貴船神社にも行きたかった〜！！開花堂カフェも！！
やはり１泊では足りない…