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〈旅行記〉でこぼこですが...○○○○なんです!

過去に旅をしたものをまとめています。
      2024.2旅行記

私はある時期が近づくと、確かにそれを買い物リストに入れるけれどそれ以外は、ほぼほぼない...

それはお正月にはめでたい食べ物として食され、この時期に置いてあるそれは高級品になって価格も高い!
特に我が家の人々は好んでもいないので、いつも置いてある安いのでいいんだけどな〜と思いながら手にとる。それとは...

か ま ぼ こ


でも今年あの日に出会ったそれは、この年齢になって初めてめちゃくちゃ美味しい!!と感じ(我が子も)、それならば関東で蒲鉾といえば、ここだ〜!!
という事で、ある場所へ行ってきました♪
私の目的は、かまぼこを深く知ること!という事と「かまぼこ」と「ちくわ」の手作り体験!!

場所は神奈川県小田原市
箱根登山鉄道 風祭駅で下車すると、その周辺は鈴廣による「鈴廣かまぼこの里」になっています。
「鈴廣かまぼこの里」には食事やショッピングが楽しめたり、手作り体験や蒲鉾を深く知る事が出来る「鈴廣のかまぼこ博物館」もあります。


鈴廣のかまぼこ博物館へ

博物館は3階建てです。


1階 かまぼこ百科
受付をして、体験までまだ時間があるので、まずは「かまぼこ百科」で学習!
さまざまな仕掛けや実際に使われていた道具が展示されていて、かまぼこの製法や原材料、かまぼこのアレコレについて学べます。

小田原の蒲鉾は7種のお魚から作られているそうで
その主原料は「イシモチ」というお魚。「シログチ」とも呼ばれています。これは大群で一斉に音を発するとブツブツ グーグーと聞こえそれが愚痴をこぼしているように聞こえるからだそうです。


小田原のかまぼこは箱根百年水と呼ばれる天然水で作っていて、このお水はカルシウムやミネラルは豊富だけど鉄分は少ないそうです。
鉄分が多いとかまぼこが灰褐色になってしまうので、白いかまぼこを作るにはまさにこのお水が適しているのですね!

かまぼこの名前の由来が書かれています。
かつてのかまぼこはちくわに似ていて、しかも焼いて食べていたと書かれています。
因みにかまぼこが登場する最古の文献は1115年。
それにちなんで11月15日はかまぼこの日!!
なんと平安時代から食されていたのですね!
もともとは焼く製法が主流で、蒸しかまぼこが誕生したのは江戸時代。
小田原のかまぼこは蒸しかまぼこです。

昔の臼

手前が魚肉を擂りつぶす昔の臼。
初めは4人掛かりで杵を回していたのですね。

この展示物の向こう側には、実際に職人が手作りをしている姿がガラス越しに見る事が出来ます。
一人前のかまぼこ職人になるには15年かかると言われていて、一流のかまぼこ職人であることを証明する「水産練り製品製造技能士」という国家資格があるそうです(資格がなくても大丈夫ですが)

地域によってさまざまな種類の魚が獲れますが、それによってかまぼこの種類も変わってくるそうです。
小田原は白い板かまぼこが主流ですが、お隣の静岡はアジやイワシなど鉄分の多い材料を使うと色が黒くなるので、黒はんべんが有名だそう!



2階 かまぼこ板絵美術

どれも力作なのです。たくさん展示がしてありました。



3階 かまぼこの科学
「かまぼこの科学」は、かまぼこの成分や水についてなど科学的に学べる展示や食事から身体に取り込まれたたんぱく質がどう変化するのかを学べます。


✳︎かまぼこ ちくわ手作り体験✳︎

さて、時間になったので1階に下りて、
かまぼことちくわの手作り体験!!
かまぼこ作りの工程は
①魚な身を採る
②水で晒す
③石臼で擂る
④板につける
⑤蒸す


このうち体験プログラムは④をやります。
※会員証を作ると割引が受けられ、1760円のプログラムを1160円で体験が出来ました!!


まずはかまぼこ包丁の持ち方からですが、切れないのでお子様も安心して使えます!!

それでは「かまぼこ」からレッツトライ♪
⚫︎用意された丸くなっているすり身を、かまぼこ包丁ですり潰します(体験のかまぼこはお魚5種)
⚫︎そして包丁の片面のみで、すり身を右から左。左から右へと動かし平にしていきます。
すり身をポンと包丁に乗せ、また下に置き左右のストロークを繰り返し!
これが弾力があって、上手くいきませーん(・_・;
かなり力を要します!!
⚫︎練り上げたら、次はいよいよ板につけます。
板を横向きに立てて、すり身を包丁でこそげ取るように集めていき、かまぼこ板に乗せます。

上手にやれば日の出型になるんですが、なりません(・_・;
上手く日の出型になっても、中に少し穴が出来ていたりするとそれは上手く完成した事にならないから難しいそうです...
2時間蒸して、完成になります!!

お次は「ちくわ」(お魚3種を使用)
職人技のように包丁で巻きつけるか、簡単に手で巻きつけるか選べます。
手でポンポンと巻きつけた方がふわっとした食感みたいです。
ちくわは20分ほど焼いたら完成です。

焼き上がりました!!

友人は手でポンポンと巻きつけました
私は包丁を使って、くるくると巻きつけました

焼きたてを食べました。海の香りがプンプンしました〜美味しかったです(食レポができない 笑)
かまぼこが蒸し上がるまで、博物館から出てご飯とお土産選び。ご飯は梅味噌おでん。 600円也!伊達巻ジェラートも食べたかったのですが、時間の都合により食べれず。


時間になったので、博物館に戻り蒲鉾を受け取りに!


みかんの産地でもあるので、みかんを200円で農園さんから買い風祭駅を後にします。


小田原城

この後は小田原駅に移動し、小田原城🏯へ。
小田原駅から城まで徒歩10分。



御幸の浜

そして城から10分歩き御幸の浜へ。

映えスポットとしても有名です



足湯

海でまったり過ごした後は、小田原駅に戻りミナカという駅ビルの14階に上がり足湯をしてきました。
無料です!
足湯は箱根湯本の天然温泉とのこと。
温度は、ぬるめです。
そして、目の前には小田原市街地と青い海と空が広がり贅沢な空間です♪
庭園を散歩してみると、小田原城も見えます。


〜おわりに〜

体験プログラム好きな私ですが、まさか「かまぼこ」「ちくわ」の手作りに目を向ける事になるとは、どこにきっかけが転がっているか分からないですね(^^)
天候に恵まれ、盛り沢山な旅♪
とても良い1日でした!

さて、かまぼこのお味は...(消費期限は当日含め3日)

どう見ても美味しくみえないのですが、味は美味しかったです♪
競馬中継を見ながら、かまぼこを食べる!
幸せなひとときでした♡
かまぼこは、たんぱく質たっぷり。
あれだけの魚を使っていても製造過程で脂肪分は落ちていくのでヘルシー(^^)
これからはもっともっと美味しいかまぼこを探し求めるのも面白いかも♪と思いました!

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