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女性に売る時に必要なこと
私が関わるビジネスパーソンは、小規模事業者の方がほとんどであるが、BtoB BtoC でも売り方が変わるように、男性向けが女性向けかで使う言葉や売り文句が変わってくる。
売り文句というより、文脈や売るプロセスと言ったほうがいいだろう。
難しいのは女性に売るときだ。
男性が男性に売るとき
男性経営者にヒアリングをしていると、「今だ誰も真似されていない」「ほかではやっていない」などの言葉が出てくる。即座に他社との差別化ポイントが出てくるのを聞くとき、男性が強烈な競争に晒されて生きていることを実感する。
機能や性能の高さを明らかにして、裏付けが用意されて価格との兼ね合いで、ロジカルになぜこの商品が必要かを示して売っていく。
買う目的がすでにあったり、喚起されたりするときに顧客から比較検討して買われていく。
男性が女性に売るとき
前述のように、男性は説明をしたがるが、女性は説明を聞きたがらない。
その機能の高さがわかったあと、なぜ私にとってピッタリかが聞きたいのだ。
もちろん、目的をもって購買の検討をする。けれどそれが自分にとってよいのか悪いのかは一般的な商品のよさでないのが、女性の買い物をするときの特徴だ。
「わたしにとって、どうなのか」は、他商品との比較ででてくるものではなく、「ピッタリ」とピンとくるかの方が大事なのだ。
そのピンとくる根拠のほとんどが、自分にだけの特別感からきている。特別扱いや、特に気が合う、自分だけに向けられる好意などが有効だ。
わたしのメイン顧客は、男性が女性向けの商品サービスを取り扱っている方なので、いつも誤解があることがみつかる。
男性が売れていると認識している理由と、女性がそれを買っている理由はいつもズレでいる。
女性が女性に売るとき
前述の特別感は、女性同士の取り引きにおいても重要なことであるが、それ以上に必要なのは連帯感である。
女性は内的感覚を大事にするからこそ、その感覚が一致しているもの同士は信頼できる者同士になるのだ。憧れの人のフォロワーになりやすいのも同一視からくる連帯感であろう。
女性が女性に売るときのもっとも大事なポイントは共感になる。
女性が男性に売るとき
男性は、シンプルなので女性から買う時は、頼られたり尊敬されたりする時だろう。
おねだりもその一種なのかもしれない。
褒めて転がすという職種の人はさもありなん。
女性向けに売るならブランディングを
共感や特別感、連帯感を引き立たせるようなブランディングをすることは、女性向けのサービスや商品を売る人にとってとても有効なのだ。