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「切り絵で世界旅」メトロポリタン美術館(ニューヨーク/アメリカ)膨大かつ圧倒的な作品量に疲れ果てる


1992年に訪れたメトロポリタン美術館

 世界4大美術館に数えられるメトロポリタン美術館。エジプト、イスラム、ヨーロッパなど全世界の美術工芸品が揃えられており、その数300万点以上。展示されているのは全コレクションの約4分の1であり、残り4分の3は収蔵庫に眠っている。

 朝の9時半過ぎに入り、広大なスペースに展示されている作品を観て回る。これまで美術書でしか見たことがなかったルーベンス、ゴヤ、モネ、スーラー、ピカソ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホなどの作品が次から次へと現れる。息つく暇もないほどだ。さらにエジプトの棺、中世の甲冑、再現されたスペインやアメリカの中庭に感心したほか、アスワン・ハイ・ダムの建設で水没の運命にあったデンドゥール神殿がそっくり移築されており、その巨大さに度肝を抜かれた。

 だが、観ても観ても作品は膨大にある。結局、美術館を出たのは12時半過ぎ。3時間ほど館内を歩き回ったことになる。あまりの疲労から、いったんホテルに帰って寝た。
 タイムトリップするには格好の場所だが、それ以上に体力を要する。。予め観て回るギャラリーを絞っておくことをお勧めしたい。

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