老害と煙たがる古代エジプトの若者がいた 蜜柑の実より皮のしぶきが好きなあいつがいた 氷を走る革靴の新鮮な気持ちを思った 勇気をもらう 生きる勇気を
新陳代謝をやめた皮膚が足元で雄弁に 語る男の訪問を受けた。 その艶めいた靴はアプローチの 一枚だけ浮いたタイルを的確に鳴らして 近づいてきたようだ。 彼は短躯で見るからに頑健そうで、重そうなカバンを右手に持ち重心を水平に保ったまま近づいてきた。 2メートルほどの距離なった時に気づいた彼の笑顔は、その時作ったのか、それとも最初から笑顔だったのかわからない。僕の感覚が何かに上書きされていたのかもしれない。 名刺には(虹の外側に色を足すお仕事です、) とあった。
額から流れた汗が蒸発しながら両目に入った その涙は眉を通り目をしばたかせて。 同時に泣いてもいた ならどうなる 神にちかづく鳥居の形
木立の中に埋まった、 タバコが詰まった空き缶に 溜め込まれた雨水が 決して打ち出されない砲弾のように 凍りつく冬に死にたい
誰かの後をついて行く事は楽しい けど前はまぶしくて目をつぶると 開けた時にはもう 背中は遠く 誰かがついてきてくれる事は嬉しい けど振り返るとみんなが帰り着く家の 門扉たちを柔らかく照らす 灯りたち そんなときでも きみが横にいれば、いれば。
ピラミッドをLINEの上で上から作っていくなぜなら直感が先だから。前世が先細り幽霊が薄くなるのが大地の本質。とか言っちゃうわけにはいかない中で、悲しみと前向き。悲しみと喜びじゃないよ?悲しみと前向きで前に進んでいこう
SNSはスピードで押し流す、漠然とさせすぎていて物事の識別性、固有性を奪っていく
世の中という服を洗ってしまおう いい風合いにきっとなるさ 目立たないとこで試す必要ある?
人の前に笑顔で出るんじゃなく 人のまえで笑顔に なっていくこと。こそが、最大の、 喜びよ
足の大きさで背伸びの高さは 変わるなら、小さい足でよかったと。 思わせてくれた君は相棒
思えば若い時は辛かったな 無くなった2本 残り3本と君の5本 で絡み合う ヤマタノオロチのように絡み合う8本の指
ヤスリかかってざらついた人の心に 引っかかったそれは誰かの指紋のかけら? たとえ一ミリでもそれが誰かきっとわかる そんな瞬間を毎晩ベッドで迎えてる人がいる
理性で空を見上げる 心を引き裂かれた後でなく 次に託すために
彼女が美容院に行ったなら気づきたい。 彼女は前向きに変化した、それ自体を認めたい もしも?変化こそが宿命で、変化そのものを認めるならば、僕らの変化の最大は? 生まれて生きて死んでいくこと。それを認めるならばそれは愛でしかない。 それならば、愛せないものはないだから! 変化を恐れるな #創作大賞2023 #エッセイ部門
相手の欠落とか過剰が好きだったりする人は それが自分の過剰とか欠落だったりすることもあると思うんだけど 極限状態で出会ったとかじゃなきゃ その過剰の高さや、欠落の深さとか その素材なんて最初はわからない みんな服着て家出て出会うと思うから で、いざ服脱いだらどっちかもしくは お互いが皮膚まで脱いじゃった、 それを手当てする感じ #創作大賞2023 #エッセイ部門
相手の欠落とか過剰が好きだったりする人は それが自分の過剰とか欠落だったりすることもあると思うんだけど 極限状態で出会ったとかじゃなきゃ その過剰の高さや、欠落の深さとか その素材なんて最初はわからない みんな服着て家出て出会うと思うから で、いざ服脱いだらどっちかもしくは お互いが皮膚まで脱いじゃった、 それを手当てする感じ