toppogihanachan

20歳

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改装された駅、線路上の太陽

昨日まで狭かった、乗り換え駅の階段が真新しくひらけた。 改装工事が終わって、カバーが外されてた。 地下鉄の暗さと似つかわしい、新品のあたたかい明かりの下、足元のタイルは目視で数え切れそうなほどの幾つかの汚れだけが浮いていた。 大した思い出もなければ、はっきり思い出せないくらいの改装前の階段が恋しくなる。 新しいは、基本的にはわくわくする。 それなのに街の開発はいつもさびしさを漂わせる。自分のものでもなかった。知ってる。 それなのに失ったことを感じさせる。 当駅発列車の車