組織論
会社もある程度大きくなってくると、全体最適と部分最適の整合性が取れなくなってきます。
最たるものは、
『全体の利益』と『部分の利益』
『今期の利益』と来季以降への『投資』
評価制度の問題でもあるのですが…
抜本的に変えないとならないものを、改善するにはある程度のコストやリスクが掛かります。
が、予算達成が命題である事から、何となく先延ばしにし、ジリ貧の中で如何にマイナスを減らすかの消耗戦。
それでも何年か経てば異動になり、自分の責任は終わる。
部分が何かを負担すれば全体が潤うものを、部分の組織が拒絶する。
そして、それをなんとも出来ない組織設計。
本部と地方、で考えるに
『地方の事情を理解せず机上の空論を言う本部』と、『既得権益を守る為、本部と上手くやる地方』。どちらも腐ってますが、職業倫理から言うと本部の方が正しいと思います。
踊る大捜査線で『事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてんだ!』と言う名言ありましたが、これは現場を知らない本部の指示が間違えていたから、だと理解しています。
よく会社組織のビジネスでもこれを言う人たちいますが、会社では本部は様々な検証を行って意志決定しています。
長い目で見れば本部が合っている。
現場はある意味『楽園』を構築しているので変化を嫌い、『現場をわかっていない』と言い出す。
これにメスを入れられる組織でないと継続的に発展していきません。
そして、当社はこれが過去は出来ていたのですが、出来なくなりつつあり。
退職覚悟で好きにやろう、とやっと腹決まりました。
少し日々起こった事で象徴的なものを書いていこうと思います!