これから来るものは?
僕は22年前に携帯業界に入りました。
約20年、携帯バブルで売れに売れました。
よく考えれば、携帯は料金がバカ高いがお金持ちや法人は皆さん持っていた。
『便利なもの』と皆が理解して、欲しいと言う潜在的欲求があり、そこに規制緩和が入り新規参入があった事で、料金が下がり爆発的に売れ続けました。
今は普及期が終わり、『もっと高価格でサービスや品質の良いものを』と言う層と、『よく分からないから、まあこれで良いかな』と言う層、『少しサービスや品質が劣化しても安いものを』と言う層に変わってきており、あまり流動性が無くなって来ました。
鳴り物入りで導入されたMNPも、現在は新規販売の約3割強程度です。
解約新規と少数のバージンユーザー、タブレットとルーターが新規の7割です。
MVNOも期待しましたが、生き残っているのはメガキャリアの息がかかった所が、『メガキャリアに大きな影響を与えない範囲で』という有様です。
今後は、新規台数は今と同水準で推移し、機種変更がそれなりに動いていく、動かないので数少ないお客様からの利益単価を上げていき(値上げ)、コストを抑えて行く、と言うビジネスに変化して来たと感じます。
携帯業界にこの時期に携われたのは幸せでした。
では、これから何が来るのか?
社会環境の変化は激しいものとなっていますね。
IT関連の企業は、アイデアで『持たざる経営』で大きな利益を上げています。
スマホの普及でお客様の消費行動が変わって来ました。
根本にあるものは『情報量の変化』と『消費者の成長』だと思います。店に物を買いに行くときは、『知らなかった商品やサービスに出会い』『知識ある店員から助言を得て』購買意思決定がなされます。
インターネットの普及で『知識ある店員の助言』と『知らなかった商品やサービスの情報』が蓄積され、スマホの普及で容易にそれが引き出せる様になりました。
と、なると物販商品の大多数はそれで買えるのです。
この、社会環境の変化に乗る業界は伸びると思います。
そして次には『消費者の意識変化』でしょうか…禁煙が進んでいます、ジョギングやジム通い等の人口も増えています。
僕は良く『日本はアメリカを20年遅れて追いかけている』と言っています。
・車の普及
・歯列矯正
・整形
・ジム
どれも、そんな感じかな、と思います。
ここから、日本は必ず外国人が増えます。
そして日本人も文化的に外国人化していくと思います。
ジムはまだまだ増えるでしょう。独自性が出せればここにはまだ新規参入のメリットはあると思います。本格的なもの?簡易的なもの?どこにも一定層の潜在的ニーズは必ずあります。
通いやすくて周りに気を使わないで自分のペースで出来るジム、欲しいですね。
ベジタリアンも増えるでしょう。
ベジタリアンの方はまだまだ日本では店選びが難しいと思います。また、日本人も『週3でベジタリアン』と言った変化をして来る層は生まれると考えています。
『健康は最後の宗教』なのです。
個人向けコンサルの様な業態も出て来るかも知れません。情報が多すぎて扱いきれない層が出て来ます。安価で的確な助言や提案をしてくれる会社の会員サービス等、ニーズあると思います。
一次産業のIT化、法人化も必ず進みます。
ここは、効率化と機械化の採算分岐点の割り出しで、まだもう少し時間掛かるのかも知れません。
外国人相手のビジネス(登録や手続関係)も需要は上がり続けると思います。
日本の総人口の3-4割が外国人、と言う将来に向けて動かないとならないと感じています。
ネットと言うインフラが整備されつつある為に、そこに何を乗せるか?
『必要は発明の母』と言います。
不便と感じるものは、そこに宝が埋まっています。
僕は、健康志向の高まりは止まらないと感じており、サラダボウル屋さん、ソイプロテインを中心とした個人向け会員制無人ジム。
この辺りで起業したらどうかな?と考えています。
でも、最悪1人で稼げる様に資格も、とか言ってると好機を逸しますが…
お付き合い頂き有難うございました!
コメント等頂けるととても嬉しいです。