情報Ⅱ対策講座がスタートします!高校情報2で何を学ぶか?~序章~
【序章】情報2で何を学ぶか(動画)
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高校情報対策講座
序章 情報2って何?情報2で何を学ぶか?
2023年4月 ミライは高校2年生に進学した。
こんにちは。皆さんと一緒に情報1を学んでいますが、次の学年では情報2を習うことになりました。今日は、情報2について何を学ぶかについて、情報1と比較しながらガッキーが説明していきます。
「情報Ⅰ」は2022年度から新設された共通必履修科目、「情報Ⅱ」は、2023年度から新設された選択科目です。
情報2は情報1で学んだ内容をベースに更に発展的な内容を学んでいきます。
https://tomin1setagaya.tokyo/2022/03/07/r04-01-2/
令和4年第1回都議会定例会 の場で小池都知事が「情報Ⅱを履修した高校生が、大学に入学する令和七年度を見据え、より高度な専門性やスキルの獲得を目指す意欲ある人材を確保するための取組にも着手。試験科目など選抜方法の見直しや、入学後のカリキュラムのレベルアップのほか、都立高校等の生徒を受け入れる新たな高校・大学連携の取組も具体化。」するなどと答弁しており、情報1に続き情報2は今後の情報社会を形成していく上で重要な科目になるといっても過言ではありません。
情報Ⅰの科目は、2025年1月に実施予定の大学入学共通テストから追加され、国立大学入試の原則必須受験が発表されており、東京大学をはじめ様々な大学が文系・理系に関わらず情報を入試科目に課すことを発表しています。
今後、情報Ⅱに関しても入試科目に追加する大学が増えてくることが予想されます。
情報Ⅱの科目のねらいは一体何なんでしょうか
情報教科はSociety5.0の社会を生き抜くうえでの必要な資質・能力が身につけられる教科です。
Society5.0は,『デジタル革新と多様な人々の想像・創造力の融合によって,社会の課題を解決し,価値を創造する社会』のことです。
「情報Ⅱ」のねらいは,「具体的な問題の発見・解決を行う学習活動を通して,問題の発見・解決に向けて情報と情報技術を活用するための知識と技能を身に付けるようにし,適切かつ効果的,創造的に活用する力を養い,情報社会に主体的に参画し,その発展に寄与
するための資質・能力を養うことである」
「情報Ⅰ」と比較すると,「適切かつ効果的」に加えて「創造的に」という文言が加わり,「参画」だけではなく「発展に寄与」といった文言が加わっています。
「情報Ⅱ」は「情報Ⅰ」の履修を前提として設置された選択科目です。
このように「情報Ⅰ」より高度な資質・能力の育成を目指している科目になります。
「情報Ⅱ」で身に付けるべき資質・能力は何なんでしょうか。
「情報Ⅱ」では,身に付けるべき資質・能力は、
「知識及び技能」「思考力,判断力,表現力等」「学びに向かう力,人間性等」の3つの柱に沿って示されています。
「知識及び技能」としては、多様なコミュニケーションの実現,情報システムや多様なデータの活用について理解を深め技能を習得するとともに,情報技術の発展と社会の変化について理解を深めるようにする。こと
「思考力,判断力,表現力等」としては、様々な事象を情報とその結び付きとして捉え,問題の発見・解決に向けて情報と情報技術を適切かつ効果的,創造的に活用する力を養うこと
「学びに向かう力,人間性等」としては、情報と情報技術を適切に活用するとともに,新たな価値の創造を目指し,情報社会に主体的に参画し,その発展に寄与する態度を養う。ことになります。
情報Ⅱでは具体的にどのような内容を習うのでしょうか
情報2で何を習うかについて、情報1の項目と比較していきます。
報情報社会の問題解決に対応するのが、「情報社会の進展と情報技術」になります。と情
どちらの科目も問題の発見・解決について考えます。
「情報Ⅰ」では,現在の情報技術が人や社会に果たす役割と影響,情報モラルなどについて理解します。
「情報Ⅱ」では,将来の情報技術を展望します。人工知能の機能や性能などが向上すると人の役割は変化し,人間に求められる知的活動も変化していきます。
例えば,人の働き方などが変わってくることを理解します。
情報1の「コミュニケーションと情報デザイン」に対応するのが、「コミュニケーションとコンテンツ」になります。どちらの科目も情報デザインの考え方を大切にしています。
「情報Ⅰ」ではメディアの特性やコミュニケーション手段について理解し,情報デザインの考え方や方法を理解し表現する技能を身に付けます。
「情報Ⅱ」では,目的や状況に応じて情報デザインに配慮し,複数のメディアを組み合わせてコンテンツを制作し,発信及び発信した時の効果や影響も考えます。
「情報通信ネットワークとデータの活用」に対応するのが、「情報とデータサイエンス」になります。
情報Ⅰでは,ネットワークの設計・構築に必要な知識と基本的なデータの扱い方,数学Ⅰと連携した統計などについて学びました。
情報Ⅱでは,多様かつ大量のデータをデータサイエンスの手法により分析し解釈します。統計については、数学Bと連携しています。
具体的には、データベース設計、重回帰分析、人工知能・機械学習とその仕組みなどデータサイエンス分野の基本となる知識も深めていきます。
「コンピュータとプログラミング」に対応するのが、「情報システムとプログラミング」になります。
情報Ⅰでは、コンピュータの仕組み,モデル化とシミュレーション,アルゴリズムとプログラミングなどを学びます。
情報Ⅱでは、情報システム構築に必要な知識と技能などを学びます。具体的には、プログラミング工程だけではなく、プロジェクトマネジメント、テスト手法、システムの評価・改善手法などを学びます。
「情報と情報技術を活用した問題発見・解決の探究」は、情報1と2のまとめとして位置づけられていて、これまで身に付けた資質・能力を伸ばすとともに,他教科等とも積極的に関連を図ることが考られています。
今聞いた限り、すごく楽しそうですが、反面すごく難しそうに感じています。
分かりやすい参考書など売ってないのでしょうか?
残念ながら、この動画を撮影している2022年8月現在は、教科書も出てないことから情報2の市販の参考書はありません。
情報1は必履修科目および共通テスト科目として、今後多くの参考書・問題集が出版されることが予想されますが、情報2は選択科目であり、入試採用の大学が未定であることから、ビジネス観点では、市販の参考書はあまり出版されない可能性があります。
なので、私の方で、YouTubeを使って情報Ⅱの全範囲を分かりやすく解説していきます。
今はあまり需要が無い、教科書網羅系動画作るのは、正直モチベーション・孤独との戦いです。
コメント欄でのあたたかいコメントが何よりも励みになるので、コメント頂けると嬉しいです。
私自身、情報教員免許状取得に必要な単位は取得できたので2023年度から教壇に立たせて頂く可能性があります。同時に情報教育を極めたいという想いで、専修免許状取得目指していきたいと思ってます。
情報2は、分野によっては今まで大学で扱っていた内容なので、正直難しいと感じると思います。
難しい・・でも楽しい(もっと学びたい!)と思って頂ける動画制作頑張っていきます。
情報Ⅰの市販されている参考書になりますが、
鎌田高徳(かまだ たかなり)先生が書かれている
高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本 が、非常に面白く情報を学べる本です。
私のYouTube動画もこの本の動画版の様な楽しく学べる動画を目指していきます。
今回は情報2の概要になりますが、
次回から情報2の具体的な授業に入っていきます。全30回程度を予定しています。
情報Ⅱの授業が開始される2023年4月までに全解説終える予定なので、応援してもらえると嬉しいです。
最後までご視聴ありがとうございました!
【引用・参考文献】 文部科学省 情報Ⅱ教員研修用教材 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00742.html 文部科学省 情報Ⅰ教員研修用教材
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00017.html
都民ファーストの会 東京都議団 世田谷区 ブログ記事 https://tomin1setagaya.tokyo/2022/03/07/r04-01-2/ 国立大入試 共通テスト
2025年から「情報」加え6教科8科目に | 教育 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220128/k10013455281000.html Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府 (cao.go.jp)
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/
高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本 鎌田 高徳 (著), 鹿野 利春 (監修)
【高校情報Ⅰ】動画教科書・参考書・問題集・プログラミング・共通テスト対策 (toppakou.com)