ビル管の浅い知識は役に立つ
昨晩はラジオの収録がうまくアップしなくて、同じ話を3回やって喉がつぶれそうになった、とぽです。
そんな大変な思いをして撮った話がこちら
さて今日は、今皆さんが頑張っているビル管の暗記で、広く浅くやっている内容が合格したあと、もしくは普段の仕事でどれほど役に立つのかお話します。
実際に、ぼくは清掃業ですが、めちゃくちゃ役に立っています!(今回は清掃目線の記事になります)
設備の日報が読める
ぼくの現場では、毎朝朝礼があるんですが、そこで現業各社が毎日報告を行います。
ぼくが毎回楽しみにしているのは、設備さんの不具合報告。冷温水配管から漏水やら、ダンパー不具合とか、基盤交換とか、ビル管を勉強する前には全く分からなかったことが、少し分かるようになりました。
清掃が設備の不具合を何となく理解すると、普段のちょっとした不具合が、こちらの判断で設備に連絡することなのか、経過観察するべきかの判断ができるようになります。
あくまでも軽い現象に限りますが、優先順位がつけられる。
たまにあるんですよねーなんでもかんでも設備さんに頼むビル。その逆でなんでもかんでも清掃に頼んじゃう設備さん。
お互いの業務内容が少し分かると、優しい世界が生まれます。
清掃の知識も安定する
大理石には酸性洗剤だめ。ステンレスにはアルカリ洗剤だめ。花崗岩は耐酸性、耐アルカリだけど熱に弱いとか、清掃をする上で基本的なことですが、覚えておくと現場で活躍する知識が身に付きます。ぶっちゃけ現場責任者で分かってない人はゴロゴロいますよ。現場の建材を知り、その対応方法が頭に入っているだけで、まわりからの評価が変わるでしょう。
浅い知識は忘れてはならない
行政は、書類の保管年数、水質汚濁防止
環境衛生は、細菌やウイルス、光度
空気環境は、結露や換気、空気調和
構造は、コアや防災設備
給水は、貯水、排水、雑排水、浄化槽、トイレ
清掃は、日常と定期、カーペット、ワックス
ねずみは、害虫の生態、毒薬の種類
などなど、浅くとはいうものの、忘れそうなことはたくさんあります。
ただ、上記であげたもの以外の知識も必要ですが、浅く覚えておくのが大事。
ビル管に合格してゴールではないです。
みなさんが、苦しみながら試験に挑戦し、結果が出た出なかったに関わらず、覚えた知識はビル関係の仕事をしていたら、必ず役に立ちます。自分のキャリアに影響があります。
ぼくの上司がいっていました。
「ビル管もってるのに、知らないの?」ってよく言われるんだよねー
これを聞いたときは、まあ合格したら別にいらない知識だよなぁーと思っていましたが、こうして勉強を続けていって、損したことがありません。
むしろ、忘れるのはもったいない。
今、みなさんが勉強している内容は、これから何年も先まで使える知識です。
そう思ったら、少しやる気アップしませんか?(笑)