問いを考える
人に確信的なアイデアを発想させるにはどのような問いを使えばよいのでしょうか?
「社員たちに、組織の課題を自分毎で考えてもらうにはどうすれば良いでしょうか」
「技術の話ばかり繰り返すエンジニアに確信的なアイデアを発想させるにはどうすれば良いでしょうか」
「地域の若者と高齢者を交流を即して、一致団結させるにはどうすれば良いでしょうか」
「わかったつもりになっている子供たちに、もっと自分の頭で考えさせるにはどうしたら良いでしょうか」
など、
答えのない課題に対して、「本当にそれが解くべき課題なのか?」と疑いながら、共に考えるべきテーマを設定し、「問いかける事」が今必要なのではないかと思っています。
今の世の中は、認識と関係性の固定化が進んでいるようです。
当事者間に暗黙のうちに作られた「ものの見方や固定概念」により、創造的な発想が阻害されているような現状があります。
また、当事者間の認識に断絶があるまま関係性ができてしまい、想像的なコミュニケーションが阻害され、相互理解できなくなっている状態があります。
人というものは、認識が当たり前になってしまうと、何故こうなっているのかという疑問を持たなくなり、改めて考えなくなり、頭を使わなくなります。
さらに、無意識で自動化された認識は、さらに新しい事を学習する場面において、変化の足かせになることがあります。
人との関係性も同じく、時間がたつにつれ固定化されます。
たとえば、悩みごとなどは、今までに決まった関係性(上司部下、経営者と従業員、先輩後輩、教師と生徒)の上で、「話をしてもかわらないや」とあきらめてしまうことになります。
このように固定化された認識や関係性を改善するためにも、問いが重要になってくると思っています。
良い会話をする手法のひとつとして、「質問ブーメラン」というものがあるそうです。
「質問ブーメラン」とは、相手の質問から察して、相手が好きなこと、興味・関心があることを話題にするというものです。
私たちは質問されると、それに答えて自分自身のことばかり話してしまいがちですが、
しかし、そこで「答えたい」という気持ちを抑え、あえて相手に聞き返す。
すると相手は話したかったことを話題にできるので、気持ちよく会話ができる。そして、あなたに好感を抱くようになる可能性が高いということです。
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