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「別班」は実在するのか?日曜劇場『VIVANT』で話題の「別班」陸上自衛隊には非公然の組織である「別班」が存在する!

TBS日曜劇場枠で現在放送中の『VIVANT(ヴィヴァン)』ですが、ネット上では「別班」というキーワードが話題になっていますね。

話題となっているドラマ日曜劇場『VIVANT』の第2話で、阿部寛さんが演じる野崎が「別班」という言葉の意味について推測するシーンがありました。

(出典 i.ytimg.com)

「別班」が、今後のストーリーに重要な役割を果たすことが予想されます。そこで、この「別班」について調べてみました。
この記事では
■「別班」は作中では「実在する日本の組織」としているが事実か?陸上自衛隊の「別班」は、実際に日本に実在するのか?
■実在するなら「実在する」過去の報道はあるのか?について、過去の記事や映画、著書を交えて紹介します。
そして、『VIVANT』の意味と「別班」の関連性について紹介します。

(出典 pbs.twimg.com)

日曜劇場『VIVANT』は、第3話(7月30日放送)まで放送済みです。

「VIVANT」の言葉が「BEPPAN=別班」に至るまでのストーリ

第1話(7月16日放送)では、乃木というキャラクターを演じる堺雅人が、バルカ共和国のGFL社との契約金が誤送金されたことを知り、返金を求めてバルカ共和国に向かいます。

しかし、そこで乃木は、GFL社の社長アリと別の会社のザイールという男に騙されたことを知ります。

ザイールに面会して誤送金を取り消してもらおうとすると、彼は「お前がヴィヴァン(VIVANT)か?」という意味深な言葉を残して自爆してしまいます。

(出典 www.nemlis.com)

第1話では、VIVANTが何を指す言葉なのか分からず、視聴者の間で話題になっていました。

第2話(7月23日放送)で、警視庁の野崎(阿部寛)が推理中に「別班」という言葉を使います。

この言葉は、日本とバルカン共和国で異なる発音があり、野崎は、バルカン共和国で「ヴィヴァン(VIVANT)」という言葉が使われることから、日本では「ベッパン(BEPPAN=別班)」という意味になるのではないかと予測します。

(出典 news-pctr.c.yimg.jp)

野崎によると、「別班」とは自衛隊の影の諜報部隊であり、作中では実在する日本の組織だと語っています。
このシーンが描かれたことにより、「VIVANT」と検索すると「別班」が関連キーワードとして表示されるようになりました。
これは、視聴者にとっても印象的な場面でしたが、「VIVANT」には別の意味があるのではないかという考察も出ています。

「別班」は作中では「実在する日本の組織」としているが事実か?

「別班」の存在をドラマを見て初めて知った人も多いでしょう。
現時点では、阿部寛さんが演じる野崎がドラマ「VIVIANT」で明らかにした「別班」が実在するのかどうかは分かりません。

(出典Twitter:@Fukuda_1026)

日本政府は、別班が存在しないという見解を持っているため、別班は実際には存在しないものとされています。

しかし、以前には、多数の人々、例えば、陸上自衛隊OBや元情報本部長などが、「別班」が存在することを証言していますし、その存在についていくつかの報告があります。

以前から、陸上自衛隊の情報部には、非公然の組織である「別班」が存在すると噂されています。

この組織は、主に海外で身分を隠して諜報活動を行う精鋭部隊であり、自衛隊が非公認かつ非公然で持つスパイ組織と言えます。

琉球新報「陸自秘密情報部隊 憲法否定の暴走許されぬ」の記事で「別班」について記す

琉球新報は、2013年11月の記事において、「別班」の存在は、秘密保護法の危険性や欠陥を浮き彫りにし、私たちは、独裁的な強権政治への扉が開かれつつあるという警鐘を受け止める必要があるとの要旨で琉球新報が「別班」の存在を記事にしています。

別班」は、冷戦時代に海外展開を始め、主に旧ソ連、中国、北朝鮮に関する情報収集を目的に、国や都市を変えながら常時3カ所程度の拠点を維持していました。

最近はロシアや韓国で活動しているとのことで、陸幕長経験者は、「もしもの事態が発生した場合、責任を問われないように(詳しく)聞かなかった」と述べ、「別班」が非合法なスパイ活動に手を染めていることがうかがえます。

「別班」を放置すると、国民の知らないところで情報を独占し、暗躍する“闇の権力”が存在することになり、これは、当時の安倍政権が成立に血道を上げた特定秘密保護法案では、「別班」のような存在は永久に闇に葬られる可能性があり、共同通信の記者や証言した防衛省関係者は罪に問われる可能性があるとしています。

陸上自衛隊の秘密情報部隊「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」(別班)が、首相や防衛相に知らせず、冷戦時代から独断で海外に拠点を設け、身分を偽装した自衛官に情報活動をさせていたことが分かった。5年半にわたる共同通信の取材に対し、陸自トップの陸上幕僚長経験者ら複数の関係者が証言した。

琉球新報「陸自秘密情報部隊 憲法否定の暴走許されぬ」2013年11月29日
(出典ryukyushimpo.jp/)


佐藤浩市さんが「別班員」を演じた映画『KT』

1970年には、既に存在が知られていたムサシ機関は、2002年の映画『KT』において、佐藤浩市さんが「別班員」を演じています。

(出典 cdn-ak.f.st-hatena.com)

日本で金大中(キム・デジュン)が誘拐されるという実際の事件を映画化したもので、「金大中事件は、自衛隊が協力したのでは?」という説があり、その説を元に『拉致-知られざる金大中事件』という本が書かれました。

『KT』はその本を映画化した作品です。

映画『KT』では、現役自衛官である陸幕第二部別班所属の人物(佐藤浩市演じる自衛官の富田)が、金大中事件で拉致に関与したという脚色がされていますが、実際には別班OBが情報提供をし、それ以上の協力は拒否したとされています。

(出典 m.media-amazon.com)

彼は自衛隊陸幕の別班(自衛隊で諜報活動する人、正式には認められていない)の人間で、任務は日本国内でスパイ活動する在日朝鮮人を張り込む任務をしていました。

自衛隊には、電波情報を収集する別の情報機関である「調別」が存在していましたが、「調別」も「別班」と同様に秘密裏に運営され、都市伝説のような存在とされていたようです。

しかし、現在では情報本部電波部として情報本部に吸収され、その存在が確認されています。

映画『KT』について詳しい情報は、以下に!

【話題の「別班」映画『KT』】金大中事件の闇!自衛隊陸幕「別班」を佐藤浩市演ずる映画『KT』<ドラマ『VIVIAN』で「別班」の存在が話題!>【話題の「別班」映画『KT』】金大中事件の闇!自衛隊陸幕「別班」を佐藤浩市演ずる映画『KT』<ドラマ『VIVIAN』で「別班」の存在が話題!>【話題の「別班」映画『KT』】金大中事件の闇!自衛隊陸幕「別班」を佐藤浩市演ずる映画『KT』<ドラマ『VIVIAN』で「別班」の存在が話題!>【話題の「別班」映画『KT』】金大中事件の闇!自衛隊陸幕「別班」を佐藤浩市演ずる映画『KT』<ドラマ『VIVIAN』で「別班」の存在が話題!> 映画『KT』(ケイティー)は、1973年に起こった金大中事件を題材にした、日本と韓国の合作映画で、中薗英助の『拉致-知られ www.topic-curation.com

石井暁著『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』(講談社現代新書)には・・

共同通信社編集局編集委員で防衛省を担当されていた石井暁さんが書かれた著書「自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体」は、身分を偽装した自衛官が国内外でスパイ活動を行う「別班」に迫ったレポートであり、5年半にも及ぶ長期の取材から、帝国陸軍より引き継がれた自衛隊の“陰”の部分を明らかにしています。

この続きは、以下の「ミシュマシュ道場」のサイトよりご覧ください。⇓

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