最近の記事

日記 さらば愛しきアウトローなど

あいかわらず朝起きられないのだった。最近見た映画などのメモ。 映画「さらば愛しきアウトロー」 蓮實重彦『見るレッスン 映画史特別講義』において、「ショットがとにかくすばらしい」とべた褒めされてる映画監督デヴィッド・ロウリーが気になって、見た。 邦題のセンスがないが、映画はセンスにあふれている。大げさなところはひとつもなく、かわいらしくてたまらない。特に、蓮實重彦も書いていたけれど、主人公である「楽しそうな老人銀行強盗」ロバート・レッドフォードの老いらくの恋の相手、シシー

    • 日記 『カント入門』など

      完全に3日坊主になっていた・・・。この間、「朝起きて書こう」と思い続けて、1回も朝起きられなかった。だるく、体を引きずるように仕事していた。というか実質的に仕事をできていなかった。いろいろとマズイのだけど、なんだか、まあいいか、とも思っていた。日照りの日もあれば大雨の日もあるのだし。 この間の大きな変化はテレビを買ったこと。ワクチン接種で熱が出るのにテレビがないとか寂しいなと思い衝動買いした(そんな理由)。こどものころ、熱が出ると学校をやすんで普段は見られない昼の力の抜けた

      • 日記 渡辺浩『明治革命・性・文明』読み始める

        ・渡辺浩『明治革命・性・文明』1~3章を読む なぜ廃藩置県はあれほどスムーズだったんだろうか。以前、別の本で、一種の騙し討ちだったということを読み、興味を持っていた。とりあえず藩を廃止しますと言われて、大名は「これは一時的な措置で、似たような役職が自分に割り当てられるんだろう」と思って同意したら、そうではなかった、というのだ。本当だろうか。この本に書いてあるかもしれないと思い読み始めた。 最近のタリバンがアフガニスタン首都を制圧というニュースを見ていても、群雄割拠の部族社

        • 日記 20210820 『羊の歌』読了

          出勤日。「息を深く吸い込むことでコロナウイルスが肺に入るのではないか?」という妄想があり、息を浅くする。息を浅くしていると、ときどき、逆に息を深く吸い込んでしまうことがあり、しまった、危ない危ない、とその息を途中で吐き出す。そんなことをしていたらお腹がつっぱったような感じになって、疲れた。デスクに座ったまま30分ぐらい熟睡してしまった。 夜遅くまでかかって『羊の歌』を読み終わった。東大駒場の中は花園のように外界から守られている。16世紀文学研究に没頭する渡辺一夫教授、著者と

          日記 20210819

          あまりに漠然と曖昧と毎日がすぎていってしまうため、三日坊主になる可能性が高いのだけれども、日記をつけてみることにした。 ・加藤周一『羊の歌』をよみはじめた 終戦記念日に『戦場のメリークリスマス』を見たから、というわけではないのだが、戦争にかんする本や当時の雰囲気について知りたいという思いがあり手にした。まだ冒頭だが、名文であり、時代の風景とともに「良家の子息」の自意識と無意識に鋭い分析がくわえられ、グイグイ読んでしまう。 作業は進まず、この一週間実質的に何もしていないの

          日記 20210819