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おっさんずラブの話がいつの間にか少子化の話になってた

梅雨が明けてからいよいよ夏も本格化してきて、今日は東京の最高気温は37度の予報。晴雨兼用の傘をさして、あまり好きじゃない日焼け止めも塗って出社しました。

若干の時差出勤をしているとはいえ、電車の中はこれまでより少し人が減っている。各企業が感染者数増加に伴ってまた在宅勤務を促したり、あとは夏休みに入った企業・学校が多くなったりしたからだろうと思う。

かく言う私も明後日から夏休み。昨年の夏休みもすることがなく、「待ち遠しくない」なんて言っていたけれど、今年は「特に必要ない」夏休みっていう気分。

昨日は三連休最終日ということもあってか、夕方のニュースや今朝のニュースでは、サマーランドやよみうりランドのプール、そして公園の水遊び場がよく映っていた。安全、とは言われつつもやっぱりちょっと怖さのほうが勝ってしまうので、そのニュースは正直冷ややかな目で見てしまった。たぶん、一種の羨ましさからも来ている感情なので、きちんと自分で分別を付けておかないと行動しない自粛警察みたいになりそうだから、気を付けようと思う。

さて、そんな私がこの三連休をどう過ごしたかを書き綴ろうと思うのだけれど、一番特記したいことは「おっさんずラブの劇場版、やっと見たよ」っていうこと。

私は連ドラ版から見始めた人なんだけど(実は単発版も昔あったんですよね)、1も2(in the sky)も見ていて、中でも1のはるたんと牧くんとの恋にどハマりしていた。

「おっさんずラブはBLである」と見ていない人にほど言われがちなのだけれど、別に間違っちゃいないけど普通の男女のラブコメと大差ないと私個人としては思っている。

2にあたるin the skyも面白かったし千葉くんがめちゃくちゃ可愛かったけど、やっぱり1のシリーズが好きな私としては今回地上波ノーカット放送の映画を見逃すわけにはいかなかった。(ちなみに映画公開時は何だかんだで映画館に足を運ばなかった)

連ドラ版からスケールアップして、海外をも巻き込むような作品になっていたんだけど、私がこの映画から考えたことは「結婚って何?」ってことだった。

ずっと夢見ていたプロジェクトに携わることが出来て、仕事に力を入れるも心配を掛けたくないからはるたんに多くを言わない牧くんと、辛いことがあれば聞いてほしいし話してほしいはるたんによるすれ違い。

家族になるって、どういうこと?

別にこれは答えがあるわけじゃないし、百人いれば百通りの回答があると思う。そのなかで私なりの回答は「大切な存在が増えること」だなぁと思った。

旦那という側にいる存在は勿論だけど、旦那の両親や兄弟、甥や姪、祖父母やその他親戚も。何かあれば真剣に心配するし、嬉しいことがあれば自分のことのように嬉しく思う。

そんな存在があることを私は有難く思っているし、沢山助けられているとも思う。

また、自分の結婚によって少なくとも東京に住む親戚中の結束が強まった気もしている。

私は父方の親戚と何があったわけでは無いのだけれど少し疎遠だった。でも、私が結婚の報告をした時以来、親戚との連絡回数ややり取りが増えた。だから結婚するってことは一族の絆を結び直すもの・確認するもののようにも感じている。きっと地方に行けば行くほど、そもそも親戚で集まる回数が多く、「結び直す」というほど緩んでいないんだろうなとは思いつつ。

結婚で思い出したのだけれど、山田昌弘さんの『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』という本の書評を最近読んだ。

そこでなるほどなぁと思ったのは以下のこと。

成人すると自立を迫られる欧米と異なり、日本では成人後も親と同居することが容認されているので、結婚の経済的メリットは乏しい。女性の場合、親や夫に経済的に依存することが今なお当然視されており、仕事よりも趣味や子育てで自己実現を図る志向が依然残っているので(背景には女性差別的な労働環境がある)、収入の低い男性とわざわざ結婚しようとは考えない。(引用https://book.asahi.com/article/13595613)

以前読んだ、橘玲さんの『上級国民/下級国民』にも現在の男性の「モテ」=「経済的に持っている」ことだ、という主張があったのを思い出した。

「最近の若い男性は草食系だから結婚できない」というのは結構私の周りでも聞く気がする。経済的に余裕があると、人は積極的になるイコール肉食になる、ということならば、非正規雇用の多さを解決しないと結婚する人は増えないし、少子化は止まらないことになるよなぁ。

変な話、先ほどの引用の箇所にもあったけれど、女性は親や夫に経済的に依存する…という環境に助けられている、守られている女性もいると思う。かく言う私もたぶんそう。

でもこんなの男性側はハイプレッシャーだよなぁ。結婚なんてしない方が楽である、って発想になるのも当然だと思う。

そもそも今、社会的に「結婚したい」って思っている人はどのくらいいるのだろう。

って思って調べたら厚生労働省が以下の調査結果を載せていた。

驚くことに独身男性の約63%、独身女性の約69%が結婚したいと回答している。5人いたら3人以上が結婚したいんだ。もっと少ないかと思ってた。

就業状況の変化との関係も載っていて、何とも興味深くデータを見てしまった。

結婚することが良いとか悪いとかそんな話じゃなくて、少子化していくと経済規模もどんどん小さくなっていくし、労働人口が少なくなるほど「今当たり前」の色々なことが立ち行かなくなって、いわゆる「国力」って言われるものが落ちていくんだよなぁと。。

じゃあ労働環境整えたらみんなが結婚して、子ども産んで、国力も低下せずにハッピー!ってなるのかと言ったら一概にそうとは言えないだろうし。。

ただ、この人口減少率と同じ割合で技術も進歩させないと日本には本当に未来がないよな…とか、結論は出ないまま、小さな脳みそで考えるのでした。

…何の話だった?

あ、そう、今ニュース見たら、かが屋の加賀くんが体調不良で暫く活動休止だそうで。。色んなストレスが溜まる今はゆっくり休んでしっかり治してほしいです。私も健康には気を付けて夏休みを過ごそうと思います。



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