臨時休校・緊急サポート企画!キッズスクール「ぐるりんぱ」最終日
3回目となったキッズスクール「ぐるりんぱ」。
今日は6歳から11歳まで6人が参加。
午前中はリアルとオンラインのハイブリッド開催。
午後は各自の興味で制作するプロジェクトを実施しました。
みんなにお願いしたのは「今年のわたし」を
何かの形で表現して欲しいということ。
はじめにPoints of You®の写真を眺めながら、
「こんな事あったよ」という振返りの雑談タイム。
楽しかったことだけじゃなくて、大変だったこと、
嫌だったこと、がんばったこと、なんでもいいよと。
「あー、これもっと前かも」と数年前の話をしてくれたり、
「公園でブランコした」など最近のことを話してくれたり。
ともかく思い出すことをつれづれに場に出していきます。
出てきたエピソードの何が自分に響いたんでしょうか。
「わたし」を表現する方法は、作文でも、絵でも、歌でも、ダンスでも、
造形でも、完全に自由という課題を渡しました。
最初の30分は相談にのりながら、まずは手を動かしてみようと応援。
確信はないながらも、みんな決めたことをやってみます。
水族館で見たペンギンを描くという子は、
「青と黄色だった」というので、
ネットで画像検索して一緒に観察。
「あ、こんな感じ。いや、こっちに近い」
案外青くないという事が分かって、
ハガキサイズくらいに描いてくれました。
そこからもっと大きいのも書いてみることになって、
模造紙一杯の大きなペンギンが誕生。
「(黒く)塗るのが大変」と言いながらも、
黙々と作業を進めてくれました。
「すごろくみたいにしよう」と思いついて、
まずはスタートからゴールまでのマス目を書いた子。
学校でもつくった自分史スタイルで、この1年の経験を
マス目に書き入れますが全部埋まりません。
「占いをつくりたい、けど・・思いつかない」
最近占いに興味があるらしく、どうつながるんだろうと、
こちらは全く予想が付きませんでしたが、テープのりの
ケースを使った、占いマシーンが程なくしてできあがり。
ノッてきたみたいで、すごろくも完成。
「数字を聞く⇒マシーンをセット⇒手相⇒すごろく」という、
どういうシステムなのかは天才過ぎて(笑)
結局僕には分かりませんでしたが、
大人たちや、他の子どもたちに数字を聞いて実演をしてくれました。
「家族と見に行った桜を描きたい」という子は
最初定規をあてながら木の幹を描いていて、
とても緻密で計画的に進めたいタイプに感じました。
「見上げて綺麗だったの?横から眺めた景色が良かったの?
木はたくさんあった?」
「映画とか漫画みたいにここに大きな顔があってもいいんだよ。
どんなことを感じていたか、思い出す気持ちも感じてみてね」など、
写実的な視点からだけじゃなく、気持ちにもダイブして欲しいなと声掛け。
できあがった絵には座っている人が書かれていました。
何してるの?と聞いたら
「ハンバーガーを食べて美味しかったから」という答え。
そんな味覚の思い出も盛り込まれた、春の絵が描き上がりました。
臨時休校・緊急サポート企画は今日でひとまずおしまいです。
自宅で過ごしてYouTubeやゲームばかりになりがちな小学生たちに、
クリエイティブな時間や、こんな事がなければ会えない遠くの子と
出会って一緒に何かをつくる経験を、提供する事ができました。
何しろ、一度やってみたかったイエナプラン教育の要素も入れたスクールプログラムを、短期間とはいえ、計画して、オンラインも含めて実施するという、自分としても挑戦に取り組む機会となりました。
参加してくれた皆さん、ありがとうございました!
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