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藤の香に 奈良の街染まる 五月晴れ
※この記事は2023年5月にANYニュースレターで配信した内容を加筆・修正してお届けしています。
五月も楽しみがいっぱいです。
新緑、動物(主に鹿)、花、日本人、外国人、様々な言語や文化、歴史、地域の人々。5月は奈良が1年で1番、多様性に満ちた季節かもしれない、と感じます。
メイン通りは人が多いですが、一本道を外れれば、そこにはローカル感漂う雰囲気があります。今月もコーヒー持ってたくさん森林を歩きたいと思います。梅雨前までが原始林はオススメです!
感謝する事と利他の心。自分以外の視点をインストール?!
GWも終盤ということですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
先月終わり頃、日本の宇宙ベンチャーispace(アイスペース)が民間企業として世界初となる月面着陸(月探査計画「HAKUTO―R」の初回ミッションで、着陸船に搭載した機器の技術検証や月面のデータ取得などが目的。)に挑戦しましたが、着陸は失敗。しかし、それまでの過程でのミッションを一つずつ成功させて確実に前進している。
日本の企業や人が世界で前人未到の挑戦をしているってのは、心を揺さぶられますね。
私たち一人一人も、小さいながら日々様々な挑戦をしているかと思います。
そんな中、今年から、ワーホリに挑戦する方も多くなっている印象です。
ワーホリで出稼ぎ?本当にできるのか?
現在シドニー在住の友達が一時帰国していて、奈良にも立ち寄ってくれました。
その時に話題にあがったトピックに一つが「ワーホリ出稼ぎ」です。
実際、どうなの?ってところを聞いたのですが、稼げている人ってほんの一握りじゃないかな、という感触でした。
そりゃそうだよな、という感じなのですが。
仕事は無限にある訳ではないし(ワーホリビザなどで働ける職だと飲食業やファームジョブが一般的)、実際に行動起こしてオーストラリアにいる人はたくさんいる訳で。
そうしたら、手に職があって尚且つ英語喋れる人が仕事につけて、英語できない人は出稼ぎどころか生活費を稼ぐのもままならない状況になるのは目に見えている。
しかも日本人だけが競争相手ではない。街で話題になっているほど甘くないのが現実です。
それでも、努力して挑戦した人にしかみれない景色があります。その過程や小さな積み重ねが自分にとって大きな財産になることもあります。
子の育つ環境と子育て。
海外でも通用する子に育てたい!という親も多いと思います。私自身もそう思います。
最近周囲の友人達も子育てに奮闘している人が多いです。(注:私はまだ子育ていません)
ChatGPTを筆頭にAI絡みの教育論も様々ありながら、小さすぎる時期(〜2歳までとか)に児童教育系動画を見せすぎると言語発達が遅れるなどの研究結果があったりします。
何が正しい子育ての方法なのかわからないですね。
〜5歳くらまで、森の幼稚園のような所で過ごした子は応用力、適応能力が伸び、柔軟な思考をできるようになる確率が高くなるという研究もあるそうです。
そもそも、海外でも通用するような人って言語以外にどんな人なんでしょうね?
それを明確にすればどんな環境でどんな子育てをすればいいかの方向性が少し見えそう?な気がします。
妄想力と想像力。
人間は時間軸と、又は実際に距離が遠ければ遠いほど、その先にある事や人の事を想像できにくくなったり、思いやったりできなくなるそうです。
感謝の気持ちも、他人を想いやることから生まれたり、他人の為に何かをする事で感謝もされます。これらの行動を起こす為にやはり想像力が必要で、より多くの優しさを分かち合う為に、妄想力と想像力の拡張が利他的な行動をするのにも必要なのかもしれないですね。
よく「自分の頭で考えろ」と言われる事もありますが、「あの人の頭で考える」、自分以外の人(人でなくても動物でも植物でも)の視点で考えたり、見たりする事も効果がありそうです。
自分以外の視点をインストールするのに読書なんかは良い方法だと思います。
「この人はなんでこういう風に書いたのだろう?」「どのような人生でどのような背景からこの話ができたのだろう?」など、著者の気持ちを汲みながら読書するのも面白いです。
最近、村上春樹の新著、「街とその不確かな壁」を購入したのでこの本を読みながら村上春樹の視点をインストールしてみたいと思います。