トレードは、エントリー前の準備が9割
市場で迷子にならないように、計画を立てる
あらかじめ取引行う前に計画することは明白に聞こえるかもしれませんが、意外とノリでトレードする人は多いようです。
指標トレードやなんとなく反発しそうなラインでトレードしている人は気をつけましょう。
注意すべきなのが、ストップロスとテイクプロフィットを設定すること=計画ではないことです。もちろんストップや利確を決めることは計画の一部ですが全てではありません。
計画とは、反発を期待しているラインやゾーンに対して、価格がどのように反応しうるのか、また反発した場合の価格の進み方のシナリオを可能な限り想定することです。これは相場が極めてカオスだからです。
何が起こりうるのか?
私のトレードスタイルは、エントリーのゾーンを描いたらあとは指値を置いてエントリーを待ちます。私は下位足とか気にしないで指値が刺さったらエントリーをするスタイルですが、だからこそエントリー後の値動きの予測はかなりしています。
エントリーゾーンに価格が到達するまでにトレンドはどうなっているか?エントリーしたタイミングで、順張りなのか逆張りなのか?トレンドや高値安値の更新具合によって、利確すべき位置も変わります。なので、エントリーの前に価格が高値安値を更新しそうか?したら・しなかったらどこで利確するか?どこを抜けたらやばいか?などを全て分析し、想定することが重要です。
これら以外にも、トレードの中止を示唆するような指標や異常な値動きをした場合の想定も必要です。
私自身あまり通貨の相関に重きを置いてませんが、念の為他通貨も見たりします。
相場はダイナミック
ダイナミックはスタティックの対義語です。スタティックとは、状況に限らず一貫した内容を維持する状態です。毎回ダブルトップで価格が下落するのであれば、相場はスタティックであると言えます。
しかし、現実はそうではありません。
同じパターンでも、毎回微妙に異なった挙動をします。これをダイナミックと言ったりします。そして、相場はダイナミックなのです。相場はトレーダーの取引という小さな個の集合であるため、それらの個が微妙に違う行動をするだけで全体の動きに大きな影響を及ぼしてしまいます。これはカオス系の挙動で、バタフライ効果と言われてたりします。
人間どうしのコミュニケーションでも、「ばか」という言葉1つとっても、本気で馬鹿にしてる場合と、友達どうしでいじってるだけの場合があります。人間はこれらを言葉のトーンや今までの付き合い、文脈などから理解をします。
相場も同じです。同じ上昇でも、本気の上昇もあれば「ふざけた上昇」もあります。例えばドル円で考えた時、ドルが買われた上昇と、円が売られた上昇と、ドルも円も買われた上昇では、同じ上昇でも違った挙動をします。
一見同じ結果でも、現象自体は全然違うのです。だからこそダイナミックであり、因果関係を一対一に絞ることが難しいです。
だからこそエントリー後の値動きの動き方を、なるべくしっかりと予測ことが大事になります。エントリー後に毎回同じような値動きにはなりません。
また、特に初心者のうちは相場のダイナミックにやられ、手法がぶれたり利益を取り逃すことが多いと思います。相場に感情をコントロールされないためにも、利確幅は小さくすることをお勧めします。リスクリワード1:1.5くらいを取れたら上出来です。非現実的な利益を狙っている時点でメンタルは不安定になりますし、そこに相場のカオスが加わればほぼ勝つことはできないでしょう。
【トレードは難しい】という現実をまずは受け入れることが、長期的なトレードの上達の近道です。
面白いと感じた方は是非スキ❤︎をお願いしますmm